汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ周囲からどう見られるかは関係ない。そうだ、関係ないのに、私は関係ないことばかり気にして、今いちばん大事なことをないがしろにしそうになっていた。
こじつけようと思えば、いくらでもこじつけられる。でも、どれかひとつを選んで、これが決定的な理由だとは断言できない。窒息するほどてはないけれど常に呼吸がしづらくて、息苦しい。ある日ふいに、生きているのが馬鹿らしくなった。些細な、死ぬほどのことではない悩みや葛藤が少しづつ心の奥底に沈殿して、堆積して、突然、許容量を超えた。
「小指って、たしかに他の指よりも使う機会は少ないし、特に親指とか人差し指に比べると頼りなく見えて、目立たないから、なくたって困らな -
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Posted by ブクログ
温かい話だった。
私は、もともと食が細い。子どもの頃は本当に食事が苦痛だった。
年頃になると過度なダイエットと勘違いされて面倒なので必死に食べた。中高生の頃はそれなりに食べれるようになったが、それは努力の上にあった。
痩せてるけどちゃんと食べる…は好感度高い。が、痩せてて食が細い…はみんな必死に食べさせようとする。食が細い悩みは、ほとんどの人に羨ましい悩み、贅沢な悩みに変換されてしまう。
食べることは生きること。
でも、食べれないことも受け入れてくれる、そんな温かい本だった。
いつも給食を半分以上残していた私にとって、今この瞬間も餓死しているアフリカの子どもたち…と学校での授業やテレビ番組 -