あらすじ
あることがきっかけで学校に行けなくなってしまった中1の陽和(ひより)。夏休み、逃げるようにして訪れたおじいちゃんの家の裏山で、不思議な少女・キミちゃんに出会う。陽和は、やさしい雰囲気のキミちゃんと一気に仲良くなるけれど、ちょっとしたすれ違いでケンカ別れして、そのまま会えなくなってしまって…。じつは彼女は、80年前・戦時中を生きていた女の子だった。命の大切さ、尊さを感じさせてくれる、やさしくて感動の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても読みやすい文章でこれまた早く読み終わってしまいました。
私も戦時中のことはよく分からない方なので、主人公と一緒に勉強させていただきました。
Posted by ブクログ
戦争で学校に行けなかったきみちゃんも令和の時代に学校に行くことが苦痛なひより。どんな時代においても学校に行けなくて苦しい、学校に行かなきゃ行けなくて苦しい、そんな思いをする子どもたちを作っちゃいけない。平和な世の中で自分の進路は自分で選べてどんな学校生活を送るかも自分で選べる時代を作っていきたいと思った。
だから私は適応教室の先生がやめられない。
Posted by ブクログ
戦争真っ只中を生きたキミちゃんと出会うお話。
学校にいける環境なのに、いきたくないひよちゃん
学校にいきたいのに、いけない環境のキミちゃん。
ふたりが出会うひとときの夏のおはなし。
「あの花の丘で君とまた出会えたら。」とは、また違った戦争のお話で、あたりまえってなんだろう?贅沢ってなんだろうって考えさせられることが多く、いまこうして好きな仕事につけて、すきな場所にいけて、すきなごはんをお腹いっぱいに食べられるってこと事態がしあわせなことなんだろうって思った。
Posted by ブクログ
汐見さん、ありがとうございます。
心に響くお話でした。
亡くなった祖母がきみこさんなので、
なんとなく重ねて読んでいる自分がいたのです。◕‿◕。
Posted by ブクログ
今読み終わって感想を書いています。
今を当然だと思ってはいけません…
住む家、この暑い夏に当然あると思って付けているエアコン…
仕事行きたくないな…と口癖のように言ってしまう職場があること。
普通に元気に帰ってきて、夕方には主人と息子、癒してくれるかわいい愛する犬。
当然ではないことを私は54歳にして、心から気づきました。心が震えたストーリーでした。
キミちゃんが私の大切な亡き親友に重なりました。
ステキな本に出会わせていただきありがとうございます。
汐見夏衛さんに感謝します。
Posted by ブクログ
映画化された『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の著者・汐見夏衛さんの最新作。
文字も大きく、分かりやすい言葉で描かれているので小学生でも手に取りやすいと思う。
主人公は、ある事がきっかけで学校へ行けなくなった中1の陽和。
夏休みに訪れた祖父母の家の裏山で、キミちゃんと言う名前の不思議な少女と出逢う。
キミちゃんと言葉を交わすたびに感じる違和感。
80年前の戦時中を生きていたキミちゃんとの出逢いが、陽和の心に大きな変化をもたらす。
生きている事は当たり前ではない。
戦後80年の今こそ、子供たちに読んで欲しい一冊。
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を書いた人と同じだったから読んでみた
やっぱり「あたりまえの生活」とはなにか考えさせられる本、
これを読んで自分は友達を大切にしようと思ったかも(?)
Posted by ブクログ
小学生向けにかかれているお話だからか少し中身が薄いような気がしました。戦争の最中を暮らしているきみちゃんと、学校で嫌なことがあり夏休みに逃げるようにおばあちゃんの家にきたひよりちゃんが裏山の河辺で出会う少しファンタジーのようなお話です。辛い日々を別の世界で過ごしてる二人が癒しを求めて出会いお互い励まし合う中で対立してしまい、その後会えなくなってしまった。どこかで会えたらと思うキミちゃんが過ごしている日々は戦時中。心に残るようなフレーズが多くありました。ぜひ読んでみてください。