【感想・ネタバレ】あたしがわたしじゃなくなれば【特典SS付】のレビュー

あらすじ

自由を渇望する少女×愛情に飢えていた少女 互いを羨むふたりの心と体が突然入れ替わった――!「いいよ、このままで。あたしは、あんたに、なりたかったから」「あら、奇遇ね。わたしも、あなたに、なりたかったの」青春小説の人気No.1作家、汐見夏衛が贈る入れ替わり青春ストーリー完全書き下ろし! 幼いころから病弱で、やりたいこともできない恵美羽。親に拒絶されて、ずっとひとりぼっちだった陽羽里。そんな14歳のふたりの少女が、ある日突然、入れ替わった! どこにでも行ける健康な体、そして親から与えられるたっぷりの愛情。ずっと欲しかったものを手に入れたふたりだったけれど、その生活は自分が想像していたものとは違っていて……? あの子になりたい。うらやましい。――だけどきっと、目に見えるものだけがすべてじゃない。 ※電子版はショートストーリー付。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

誰かを羨ましく思う気持ちって、
大人にも子供にもある。
わかるなあ。
汐見さんの小説を読んだのはひさしぶり。
感情移入しながら読める作品だった。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

誰しもが思ったことがあるであろう他人への憧れ、でも結局は自分が一番落ち着くのかもしれないというお話。私もそうだな〜って思いながら読んでました。でもなんというかあとがきの方が真髄のような気がしたりもして、勿論本作も面白いです!!
私が一読者として作家様に送っていたお手紙の気持ちをあとがきの形としてかいてくださっているのかなと(押し付けがましいことですが)。きっと私だけじゃなくそうおもってお手紙を書いてる人がいたんだなって...本作も本当によかったのですが、あとがきがそれ以上に刺さってしまった特異な例です!

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

あらすじ:病院の屋上テラスで出会った境遇が真逆の陽羽里と恵美羽は、一目見るなりお互いに嫉妬と羨望を抱き「入れ替わりたい」と願う。
願いが叶い体が入れ替わった二人はそれぞれの望みが叶ったと喜んだのも束の間、自身の真の望みに気づき、また自身の抱える問題を互いに相手になすりつけている罪悪感に苛まれる。
んな中、陽羽里の体で活動する恵美羽に危機が迫り、物語はクライマックスへ――。

※陽羽里と恵美羽の置かれた環境の対比が描写されるが、毒親描写の解像度が高く、平易な文体で重くなりすぎないテイストにはなっているものの人によっては胸を抉られるため要注意。

感想:入れ替わりモノというよくある題材だが、舞台が現代かつ作者の描写力が高いこともありリアリティをもって読み進められる作品になっている。
恋愛要素がほぼない作品であるためラブコメや青春系が苦手な人も読みやすいと感じた。
陽羽里と恵美羽、それぞれの視点でストーリーが進んでいくが、徐々に相手の気持ちに寄り添い最終的には実感をもって相手の大変さを理解し、思い通りにならない現実に折り合いをつける精神的な成長が見られて読後感はスッキリ。まさに「澄み渡る青空」といった感じ。
ただ背後にあるテーマが重たいうえ陽羽里は自殺願望あり。途中の展開はやや暗め。

二人の心情の変化が似通っている(入れ替われて満足、望みが果たされたように錯覚する→相手の置かれた状況を自分事として把握する→自分の真の望みを理解する)のに、置かれた環境の対比が切なかった。
二人の視点では対照的な表現が散りばめられており、容姿、環境、おとぎ話、名前の由来(鳥言葉)、二人の感情(死にたい陽羽里と生きたい恵美羽)などなど、出てくる度に二人のすれ違いが読者の心を刺してくる。
それぞれの視点で語られる内容を総合すると「自己評価と他己評価が乖離している描写」とも読めるため、終盤で二人に希望の道筋が見えて本当によかった。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

お互いに自分の境遇に絶望している少女が入れ替わり相手の人生を体験する物語。
いつもの汐見さんの作品より物足りないのは、登場人物に第一印象以上の思い入れが持てなかったからだと感じた。

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2025年12月22日

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