望月衣塑子のレビュー一覧

  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか

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    Choose Life Project を知った。それだけでも宝。
    もちろん作者二人とも好きですが。

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    2020年10月03日
  • 同調圧力

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    政府からの圧力、官僚内の圧力、日本のメディア内の圧力、この3つの圧力について、詳しく記されている。
    「現代社会のおかしな部分に気づきながらも、いま一歩踏み出せない」という方に勇気を与えてくれる一冊。

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    2020年05月07日
  • 新聞記者

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    アカデミー賞受賞し、その前から硬派な内容に惹かれたから原作を読んでみた。3年前の事でも現在進行中の話題で、政治家たちの深い闇を覗いた気がした。

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    2020年03月29日
  • 同調圧力

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    ・誰しも同調圧力に巻き込まれそうになり葛藤する時がある。巻き込まれないためには、信頼できる情報と知識を身につけ、またさまざまな経験を通し自分の座標軸を確立することである、という努力をすることが必要。
    ・この本を読むまでは、教師は政治に対する自らの考えを生徒らに公表しないのは当然と思っていたが、ドイツのボイステルバッハ・コンセンサスのように、教師が自らの考えとともに、対立軸の考えも伝えて、最終的には生徒に考えさせる、というのは、主権者教育の点でも有効であると気付かされた。

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    2020年03月23日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

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    望月作品を立て続けに読んでみた。本書はもっと具体的で、発言を逐一チェックしていく、というもの。ファクトチェック、分かり易くて良いです。安倍は大半が×で良くて△って評価だったけど、まさに感じているイメージの通り。心象もそんなに間違っちゃいないってことの証左だけど、しっかり文章化してもらうと、納得度もいや増す。当然、お偉方はこういう意見に耳も貸さないんだろうけど、少なくとも自分的には、本書に書かれている中にツッコむべきところは殆ど無いように思えたし、至極全うだと感じた。こういう事実の上で、いけしゃあしゃあとしていられるのは、逆になぜなんだろ?

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    2019年10月29日
  • 追及力~権力の暴走を食い止める~

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    追及というと、ちょっとおっかないイメージ。でもこの二人がやっていることは、普通に考えたらおかしいことを、そのまま直截に問うているだけ。国が国民を欺くというモリカケの大問題。とりあえず最初は出まかせを言っておいて、バレたらそのとき謝ればいいや的対応。先日、また新たな不適切発言・不祥事が明るみになって、またとりあえず謝って辞職して、そんなことの繰り返し。本書でも書かれているけど、上が辞めんとこの体質は変わらん。いつまでのさばるんだろ? だからこそ、この二人のような人たちには徹底的に追及してもらって、辞めさせるまで止めないでもらいたい。陰ながらの応援しかできないけど。

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    2019年10月29日
  • 同調圧力

    購入済み

    ジャーナリズムに夜明けは来るか

    第2次安倍内閣発足以来、時代の空気は重苦しさを増している。無理が通れば通りが引っ込むという諺を地で行くような出来事が続いた。
    だが、そんな重苦しい時代に一石を投じてくれたのが、望月さんや前川さんであった。このお二人に、外国人ジャーナリストとして日本で活躍しているファクラー氏が加わっての鼎談は、読み応えがある。また座談会の前に、各氏の論考が掲載されているが、こちらも有益である。評者個人としては、海外のジャーナリズムの状況を踏まえつつ、日本の特殊性を指摘するファクラー氏の視点に、新鮮さを覚えた。
    ジャーナリズムが国民を育てるのか、国民がジャーナリストの活躍を支えるのか、鶏と卵の関係と言うしかないが

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    2019年08月05日
  • 同調圧力

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    前川さん、仕事辞めたら本音全開という感じですね。面従腹背についてはそうだろうと現役組織人としては思う。現代にあって、この方々のすとれな思いを前面に出す姿勢こそ今のこの国に生きる人たちにかけているのかもしれない。まあ、現役社会人は面従腹背するしかないか。リタイアしたら本音全開か。

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    2019年06月16日
  • 追及力~権力の暴走を食い止める~

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    森ゆうこさん、相変わらず嘘のないストレートな発言。立場により慮るところがそれぞれあるというのはなるほどそうか、と。二人の人間観察力が面白い。

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    2019年02月28日
  • 権力と新聞の大問題

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    夏に観た舞台「ザ・空気2」を思い出した。自分で知ろうとすること、反対意見を拒絶する前に耳を傾けることが大事だと改めて実感した。

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    2018年10月04日
  • THE 独裁者

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    今まで知らなかった、森友の大阪の部分が理解できたことがよかった。なぜ「維新を除く」野党が審議拒否しているのかも納得。背景を知ると「維新」という政党名、すごくイヤだ。

    1番の収穫は、日本国憲法制定時の首相、幣原氏の言葉を読めたこと。長い間、日本が平和であることについて、なんとなく罪悪感のようなものを抱きながら暮らしてきたけれど、その罪悪感は必要なかった、と確信させてくれた。自分の中に、なにか芯が1本通った気がする。

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    2018年04月27日
  • 武器輸出と日本企業

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    よく調査をされたうえで書かれてますね。最後の無人殺人兵器のくだりは絶望的な気持ちになりますが。殺されるほうも殺すほうも悲惨な状況になる。

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    2017年10月03日
  • 武器輸出と日本企業

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    戦争法が成立し自衛隊に新たな任務が出される・武器輸出3原則が事実上撤廃され防衛装備庁が新設される等、海外で戦争のできる体制が徐々に確実に作られようとしている中、どのような現状にあるのか知りたく手に取りました。

    著者は東京新聞社会部記者。加計学園をめぐる問題等に対して官房長官にするどく質問する姿が話題になっていますが、本書もテーマに深く切り込んだ中身になっています。粘り強く丁寧に行われた取材をもとに、武器輸出をめぐる現状が書かれていました。

    読み終えて、ほんとうに恐ろしい状態になっているなと背筋が寒くなりました。政治及び経済はすべて人々の暮らしに貢献するのが本来の役割なのに、新自由主義による

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    2017年06月12日
  • 武器輸出と日本企業

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     随分前だが、ナタデココなる食べ物が爆発的に流行ったときがあった。日本が大量に買ってくれるとして、フィリピンではナタデココ農家が激増した。ところがブームは長くは続かず、ナタデココはたいして売れなくなり、多くの農家が破産した。需要がなければ売れないのは当然のことだ。
     戦争があれば、武器に関係する企業は儲かる。設備も人員も大幅に増やし、業務を拡張する。ところが、戦争が終わってしまうとこれらは無用となる。それは困る。ある種の企業は、収益を維持し、増やすために、戦争を必要としているのである。
     本書は、武器輸出の歴史、背景、現状、問題点を的確に教えてくれる好著である。どんな理屈を並べようと、武器のそ

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    2017年01月10日
  • 武器輸出と日本企業

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    軍事研究禁止の原則において象徴的存在である15代東大総長、南原繁は「国の政治に何か重大な変化や転換が起きるときは、その前兆として現れるのが、まず教育と学問への干渉と圧迫である。」と警鐘を鳴らす。

    デュアルユース(軍民両用)、対テロ・サイバーなどの安心安全の印象づけに、研究機関や企業は巧みに利用されてはいないか?
    日本もアメリカのように科学の研究開発と軍事が「密接に結びついてしまう」国のかたちを選ぶのか?
    今こそ『科学は人類の平和と福祉に貢献するもの』という言葉の意味を、市民ひとりひとりが深く考え行動しなければ。

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    2016年11月01日
  • 武器輸出と日本企業

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    日本企業も、海外子会社が武器会社を買収することには歯止めがこれまでもなかった。
    武器のファミリー化が日本で進んでこなかったのは、防衛省の天下り先が減るから。
    フェライト
    潜水艦には音の出ないポンプがある。ポンプを開ければ構造が分かるが、これは機密中の機密で、特許にもできていない。
    当初アメリカは日本をオーストラリア政府に推していたが、後に同盟国ならどこでもOKというスタンスになった。
    フランス製が採用されたとはいえ、それはフランスの原子力潜水艦を通常型に切り替えたうえで。これは設計がひじょうに難しく、7,8年はかかるとも言われている。
    糸川ひでおも、チェコにロケット製品を売っていた。

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    2016年08月16日
  • ブレない人

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    望月衣塑子さんの取材姿勢は大いに応援したい。
    記者クラブの、政府迎合の連中を向こうに回し、聞くべきことを聴く姿勢は大事。
    何がルールを守れ、だ。権力者が用意したルールなど自分の都合でしかない。
    それに同調する記者は、ただのいい子ちゃんになりたい頭の悪い偏差値エリート。
    唾棄すべき記者だ。
    と、彼女の活動を支持したうえで、、、

    この本の意味がよくわからない。
    生い立ち、千葉支局時代、菅首相との対決、ジャニーズ記者会見での質問責め、
    トランプ選挙、、、
    望月衣塑子ファンへの活動報告なのか?
    菅首相以降は知った話。
    アイドル本ではあるまいし。確かに役者を目指した子供から学生時代の美しさ。
    でも今は

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    2025年10月20日
  • 自壊するメディア

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    権力を手にすると、理想はしぼみ、権力保持のための横暴、理不尽、排斥。忖度する人間だけて周りを固め、批判的な人をおとしめる。企業も、地方も、中央も、皆同じ。

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    2025年05月29日
  • 新聞記者

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    信念を持って、おかしい、ずるいところを追求して、真実を引き出していこうとする望月記者。権力者は手に入れた権力に溺れてしまいます。忖度されることに慣れてしまいます。そこを突き破る質問を投げかける望月記者。

    正論を持って、追求する姿に反感を持つ人は少なからず居ます。望月記者はSNSでも叩かれています。それでも信念は曲げない。その姿は今の世の中では貴重だと思います。

    私は記者にはなれないと思いました。精神的にも耐えられないと思います。しかし望月記者のような人が居なくなると怖いと思いました。望月記者の活躍を注視したいと思います。

    映画も見てみたいと思います。

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    2025年04月06日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日