【感想・ネタバレ】同調圧力のレビュー

あらすじ

自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。会社や友人関係、家族など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。

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Posted by ブクログ

「自由とは心を縛られないこと
真に自由な人間に同調圧力は無力である」
この言葉に出会うためにこの本を読んだんだな。

あなたはどうやって今のあなたのような
人間になったのですか?
という問いに、自分の学生時代の話や
両親からの影響、本から受けたものなど
色んな話が書いてある。

自分を振り返ってみる
18歳のときに思いもよらぬ出来事
そして自問自答した日々、
結局自分がどうしたのかと内省をかさね
出した結論。
答えは自分の中にしかないという確信。
それが今の自分を作っている。
この本にも「答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代」
と書いてあるが
まさしく自分もその時に自分自身の生き方に
責任をとっていくことを決断したのだと思った。


道徳の授業についても書いてある。
こういう風にするのが正解!
これがいいことである!
うーんほんとにそうなんだろうか?
と思ったこともある。
道徳の本を読むのが好きだった私、
私はこう思う、こう感じる
と自分と対話しながら読んでいたのかな。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

”同調圧力”とは。
すなわち、今、私たちが従っている大きなルールの一つなんだろう。
ただ、それは、その中に生きている自分にはなかなか気付けない、判別できない力で、まさか自分がそんな力に影響され、流されているとは受け入れ難いものだということに気付かされる。
3名のそれぞれの立場から提示される目に見えない圧力の存在。
それは、随分前から今日に至るまで、私たちにまとわり付いて、多くを束縛してきた。
その事に、今気付く為の一冊だと思う。
はたして、私たちは、本当に自分の気持ちに正直に生きられるのか。

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2021年09月25日

Posted by ブクログ

政府からの圧力、官僚内の圧力、日本のメディア内の圧力、この3つの圧力について、詳しく記されている。
「現代社会のおかしな部分に気づきながらも、いま一歩踏み出せない」という方に勇気を与えてくれる一冊。

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2020年05月07日

Posted by ブクログ

・誰しも同調圧力に巻き込まれそうになり葛藤する時がある。巻き込まれないためには、信頼できる情報と知識を身につけ、またさまざまな経験を通し自分の座標軸を確立することである、という努力をすることが必要。
・この本を読むまでは、教師は政治に対する自らの考えを生徒らに公表しないのは当然と思っていたが、ドイツのボイステルバッハ・コンセンサスのように、教師が自らの考えとともに、対立軸の考えも伝えて、最終的には生徒に考えさせる、というのは、主権者教育の点でも有効であると気付かされた。

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2020年03月23日

購入済み

ジャーナリズムに夜明けは来るか

第2次安倍内閣発足以来、時代の空気は重苦しさを増している。無理が通れば通りが引っ込むという諺を地で行くような出来事が続いた。
だが、そんな重苦しい時代に一石を投じてくれたのが、望月さんや前川さんであった。このお二人に、外国人ジャーナリストとして日本で活躍しているファクラー氏が加わっての鼎談は、読み応えがある。また座談会の前に、各氏の論考が掲載されているが、こちらも有益である。評者個人としては、海外のジャーナリズムの状況を踏まえつつ、日本の特殊性を指摘するファクラー氏の視点に、新鮮さを覚えた。
ジャーナリズムが国民を育てるのか、国民がジャーナリストの活躍を支えるのか、鶏と卵の関係と言うしかないが、ひとまず彼らの奮闘に、明日への希望を繋ぎたい。

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2019年08月05日

Posted by ブクログ

前川さん、仕事辞めたら本音全開という感じですね。面従腹背についてはそうだろうと現役組織人としては思う。現代にあって、この方々のすとれな思いを前面に出す姿勢こそ今のこの国に生きる人たちにかけているのかもしれない。まあ、現役社会人は面従腹背するしかないか。リタイアしたら本音全開か。

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2019年06月16日

Posted by ブクログ

望月衣塑子さんは知っているが、前川喜平さんとマーティン・ファクラーさんは何か本を読みたいと思っていた。
メディアの問題を考えたかったこともあり、本書は自身の要求を満たすのにちょうど良かった。

この本は「安倍政権が、いかにメディアや教育に介入してきているか」などをテーマにした議論をまとめたもので、
議論から浮かび上がってきた言葉が「同調圧力」だった。

福島での汚染水放出に対する中国人の反応は、まさに「同調圧力」によるもので、中国の政権やメディアのコントロールが強く感じられる。
「日本の海産物は食べたくないですか?」に対し「その質問には答えたくない」と口を閉ざすのも同調圧力に屈しているからだ。

日本でもコロナ禍でのマスク着用強制やライブハウス・飲食店の営業非難など「自粛警察」が多発した。
これは歪んだ正義感によるもので「同調圧力」とは若干違う感じはあるが、個人攻撃がエスカレートする点では同じだと思う。

・第一章 記者の同調圧力(望月衣塑子)

望月衣塑子さんは、菅官房長官から露骨に嫌がらせを受けていたが、
それよりも同じ側にいると思っていた他社の政治記者から迷惑だと言われたことに憤慨している。
「お前がでしゃばるから、菅氏が機嫌をそこね、ぶら下がり取材の情報が取れなくなった」のがその理由だったらしい。

内閣情報調査室からの脅しも受けているし、官邸から望月記者を名指しした東京新聞への申し入れが9回も来ている。
こうした圧力がかかるから、記者クラブに属する政治記者は、政治権力側からの監視対象にならないよう"気をつけて"仕事をしている。

朝日新聞の南彰さんが、
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料で、その作成を怠ったことは国民への背信行為だ。」
と、そういうことをおっしゃった政治家(菅義偉のこと)もいるのですが、どなたか官房長官はご存知ですか?
と質問し、直接菅官房長官を攻撃したことがある。
政府側が「あいつ(南彰)は何とかならんのか」と言った相手が、他社の記者クラブの面々だったということが「同調圧力」の環境ができている証拠である。

このような状況は記者クラブ制度がもたらした弊害の最たるもので、権力の乱用の見張り番というメディアの使命を著しく損ねている。
「政府の方針にケチをつける者は許さない」という、どこかの国みたいな社会にならないように、各社の記者達の奮起を望みたい。

・第二章 組織と教育現場の同調圧力(前川喜平)

前川喜平さんが挙げるのは、文科省の体質と、安倍政権の教育への乱暴な介入。

文科省に限らず、各省庁で不毛な仕事とされているのが「国会答弁づくり」。
この仕事を振られると、まず「ウチじゃない」と断る理由を考え押し返すので「振り揉め」という言葉ができていた。
余計な仕事は作らない慣習が根付いているので、安易に仕事を受けるなという「同調圧力」があるという。

もう一つが、道徳教育の教科化で、検定に合格した教科書を使わせ評価まですること。
特に、安倍内閣が"教育勅語"の精神を復活させることに傾倒していることに憤りを感じていた。
戦前回帰の愛国主義、国や家庭のためなら個人を犠牲にするのが美徳であるという精神の押し付けに危機感を覚えた。

私も日本の文化を大切にすることに反対はしないが、
2017年の道徳教科書検定について、「パン屋」を「和菓子屋」に書き換えさせたことを覚えている(くだらないと思った)。
「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」つまり愛国心に関する扱いが不適切として修正させられた内容がこれだ。
今思えば、この道徳問題も某宗教の影響を受けており、国家による国民のマインドコントロールの手段として使おうとしていると感じる。
学校の先生たちは教育委員会や文科省の決め事には逆らえないので、同調圧力を受けながらの道徳の授業をしていると思うと気の毒だ。

・第三章 メディアの同調圧力(マーティン・ファクラー)

アメリカとの比較になりがちだが、日本のメディアを客観的に論じている。
ファクラーさんは、中国では頻繁に取材が妨害され何度も拘束されたという経験がある。
アメリカでもトランプによってニューヨークタイムズやワシントンポストがアクセスを断ち切られ、最高権力者にフェイクニュースとののしられてきた。
ロシアでは権力によってジャーナリストが摘発され、命の危険にもさらされる。

日本のジャーナリストの環境は恵まれているのに、日本の記者たちは何に怯えているのか疑問を呈している。
その理由としてたどり着いた結論は「記者クラブの制度が生み出す同調圧力」に怯えているということだった。
逆らうと仕事を奪われるという恐怖心を植え付けられている。

日本では役所の取材になると読売新聞でも毎日新聞でも同じような記事になる。
アメリカではそのような誰が記事を書いているのか分からないような新聞は売れない。
アメリカでは記者の署名を入れ、主語が「I」の記事を書くようになってきた。
主観的な記事で信頼性を競い合っているので、他社との差別化となる取材に力を入れ独自性を出している。

対して日本は取材対象者との円滑なコミュニケーションを維持するのが良しとされ、
受け取った大本営発表をそのまま記事にし、その裏で並行して実際に起きていた"事実"に踏み込めないでいる。

この体制は、民主党政権の時には出来上がっていた。
福島第一原発事故の時も、メルトダウンしていた事実や、放射線物質の拡散データも隠され続けた。

事故から3年も経って朝日新聞の特別報道部が報じた「吉田調書」のスクープ記事は大きな波紋を広げたが、
これはその時、原子力発電所の輸出を推進していた安倍首相にとって大迷惑だった。
当時ことあるごとに朝日新聞を名指しで批判していた安倍首相は、読売新聞と産経新聞に「吉田調書」のコピーをリークし、
朝日新聞の記事のミスを徹底的に攻撃させた。

残念だったのは、なぜか朝日新聞はここで特別報道部を縮小し権力監視を弱めてしまったことだ。
内部で何があったのか知らないが、権力に近寄り過ぎた多くのメディアの同調圧力に屈したようにしか見えない。

・座談会 同調圧力から抜け出すには

この問いに答はない。
人は死の間際に「じぶんがやりたいことをやっておけばよかった」と悔いるのだという。
親が言うから、組織の方針だから、と他人のせいにする言い訳に従って行動している限り同調圧力から抜け出せない。
自分の行動は、自分で考え納得し判断したものかを振り返ってみるといい。

私も「本当はこうしたい」と思っていても「同調圧力」軍団と戦うパワーがないから我慢してしまいがちだ。
一緒に戦う仲間を見つけることが必要だな。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

望月衣塑子記者の「歯に衣着せぬ」ぶり を
フムフム なるほど と うなづきながら、
改めて 再確認。

前川喜平さんは 断片的にしか
読む機会がなかったので
本書にて じっくり一緒に考えさせて もらえました。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

2019刊行、「新聞記者」映画化に伴う鼎談からの本。

官邸に、歯に衣着せぬ質疑をあびせて排除寸前に追い立てられた女性記者。
文科省で安倍政権の教育への政治介入や縦割り行政の現場に立っていた官僚。
ニューヨークタイムズの記者として、アメリカのジャーナリズムと日本の報道を比較しその忖度体質を炙り出す記者。

ここで語られている事が、実際の日本の中枢で21世紀になっても起こっている事であり、長期政権下でますます露骨になっているやり方でもある。
公正とか正義とか…行政や報道に対し、厳しく求められるべきものは、どこにいったのだろう。本職の人間たちがこの有様では嘆かわしい。

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2021年10月08日

Posted by ブクログ

「新聞記者」関連で発刊された幾つかの書籍と内容的にオーバーラップしているところもあるけど,アメリカメディアの権力との対峙の一片はスリリングだったし,官僚としての矜持,と言うか,本当に優秀な人の胆力というか…権力と対峙する,という本筋度外視で面白かった.
超個人的に「麻布的」なるものを「ない」と仰る前川さんの偽らざる「麻布マインド」がツボでした♪

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2021年04月25日

Posted by ブクログ

日本には同調圧力が依然として残っている。記者の望月氏は政府批判を理由に首相官邸への質疑応答に取り合ってもらえなった。そしてそれを追求するメディアはなかった。

元文科省事務次官の前川氏は根強い官僚主義を批判しており、「遅れず、休まず、働かず」とリスクを恐れマニュアル通りのマネジメントしかできない組織体を揶揄している。

NYタイムズ記者のファクラー氏は日本のジャーナリズムに警鐘をならす。多くのメディアは公権力から危害を加えられる危険性を感じることはほぼないが、当該権力に忖度する姿勢を一貫しており、問題の本質を直視したり、精度の高い情報を報道することができていない。

これら3つに共通することは日本には空気を読み、権力に対し忖度するという同調圧力に屈する風潮があるということ。

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2021年03月10日

Posted by ブクログ

同調圧力が国や組織を悪しきものに変えてしまっている。大切なことは個々の意見や多様性を認めることだ。

大手新聞社では、同調圧力により触れらないテーマについて分かりやすく書かれている。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

日本には、ジャーナリズムはない。
この書籍で同調圧力の意味を考え、日本の腐り切った官僚主導政治に対して、自分から行動に移すべき。
民主主義とは、国民の声が作る政治であり、平和ボケしないことだ。

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2020年05月07日

Posted by ブクログ

記者クラブの存在を初めて知った。記者クラブがあることが、同調圧力に屈してしまう一つの要因。

今の時代、新聞やテレビ以外にもインターネットから情報を取り入れられる。そこにはたくささんのフェイクニュースや、偏向なものが溢れている。それらを、何も考えないで、鵜呑みにして思考停止の状態になってしまうと、発信者の意図に気づかず、良くない方向にいってしまう。常に、これはどの立場からの発信か、論議がずれたところに行っていないかを考えていくことが大切であると感じた。

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2019年11月08日

Posted by ブクログ

読み進めるに連れ、S官房長官の木で鼻をくくった様な回答を思い出し、この政権の国民から完全に乖離した姿勢を意識させられる。普通はこの様な議論には反論の余地があるものだが、これには全く反論の余地がない。日本国内では報道されないことも海外では批判的に流されており、日本の印象はどんどん悪くなっている。行く末を憂う。

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2019年09月21日

Posted by ブクログ

日本のメディアが機能していないことがよく分かる。官僚がやりたい仕事ができるポストを得るための面従腹背で宮仕えしている様子は生々しい。
しかし,個人的に望月さんに全面的には共感できない感覚があるのは何故なのだろうか?何かが引っかかるのよね。。。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

安倍政権とその支援者から徹底的に嫌われていた東京新聞社会部の名物記者、望月衣塑子氏の主張をちゃんと読んでみよう、と思い立って読んでみた。

結論としては、とてもまともなジャーナリストで好感を持った。「記者クラブ」の排他的体質や、アクセス・ジャーナリズムが権力に取り込まれる危険性も、具体例を通じて、ひしひしと感じた。

アメリカ礼賛の意図はないが、権力とジャーナリズムの緊張関係は、アメリカの方が100倍くらい高い、という共著者ファクラー氏(元ニューヨーク・タイムズ東京支局長)の指摘は、意外だった。
権力寄りで有名なFOXニュースですら、ジャーナリズムそのものが攻撃を受けていると感じれば、攻撃先がCNNであっても共闘するのだそう。

共著者の中の元文科省事務次官、前川喜平氏のパートは本の作り上、無い方が読みやすかったと思う。どうしても、『新宿の出会い系バー』にフィールド・ワークに行ってました、というとても苦しい答弁が頭にあるので、主張が全く頭に入ってこない。「時の政権に嵌められた」的主張をしているが、反政権的意図のジャーナリズムを使って、苦しい反論を試みた、という印象なので、どうしても、政治・行政と一部ジャーナリズムの癒着・もたれあい、という本著の攻撃先が獅子身中の虫っぽい感じで取り込まれてしまっている印象だ。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

冒頭を読んで面白そうだと思ったのだけど、政治に関心の薄い読書初心者の若者にはめちゃめちゃに難しい本だった。読むのに1週間くらいかかってしまった。

あまり政治や報道の分野を知らないので、初めて聞くことが多くて、気分的には新鮮に読むことができた。けれどこの分野を知らないので、何をどこまで信用して、この本を読んだ感想のどこまでを私の意見として採用していいのかわからない。私は意見をコントロールされていないか?いちいち疑心暗鬼になってしまった。やっぱ、自分で考えることに慣れていないのだろうか。己の知識や思考能力の無さ、平和ボケを認識させてくれる本でした。これは本の感想になっているのか…?

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

期待して読んだか、そこまで新しい情報はなく、少し期待外れ。いや、それだけ自分は、前川さんと望月さんの記事を読んで勉強していたってことかな。。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

映画「新聞記者」に合わせて企画された書籍
関連書籍として売店に並んでいたので購入

よかった点
・ジャーナリズムとはどうあるべきか、日本メディアの問題点は何かを明確にしてくれる
・前川さんは元官僚の視点から、政権と行政のズブズブな関係を本音全開で語っている
・単なる政権批判だけではなく、政治思想関係なくメディア全体を批判しているところ

イマイチな点
・それぞれが「同調圧力」というわりと大きなテーマで話しているからか、この言葉の定義がわりとふわふわしてる
・それぞれ日本から見た日本メディア、官僚、世界から見た日本メディアに対する言及で、国民の中の同調圧力について言及があまりなかった
・具体的にどうやって国民一人ひとりが同調圧力から自由になるか、はわからない

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2019年08月02日

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