望月衣塑子のレビュー一覧

  • 同調圧力
    「新聞記者」関連で発刊された幾つかの書籍と内容的にオーバーラップしているところもあるけど,アメリカメディアの権力との対峙の一片はスリリングだったし,官僚としての矜持,と言うか,本当に優秀な人の胆力というか…権力と対峙する,という本筋度外視で面白かった.
    超個人的に「麻布的」なるものを「ない」と仰る前...続きを読む
  • 同調圧力
    日本には同調圧力が依然として残っている。記者の望月氏は政府批判を理由に首相官邸への質疑応答に取り合ってもらえなった。そしてそれを追求するメディアはなかった。

    元文科省事務次官の前川氏は根強い官僚主義を批判しており、「遅れず、休まず、働かず」とリスクを恐れマニュアル通りのマネジメントしかできない組織...続きを読む
  • 追及力~権力の暴走を食い止める~
    東京新聞の望月衣塑子と国会議員の森ゆうこによる対談。

    反権力の記者と野党議員の立場で、どちらも権力に対峙する立場の意見として面白かった。
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
    久しぶりの新書
    本書はあべの政権のときの話しだけれど

    マスコミが与える影響ってすごいと思う
    中立といえば聞こえはいいが
    それなのになんか「大本営発表」みたいなことになっている

    真実が知りたい
    どうか伝えてほしい

    政権に嫌われるジャーナリストでなくっちゃ

    ≪ 国民は みんなアホです でも少し ...続きを読む
  • 新聞記者
    現在のジャーナリズムと政治のジャーナリズムに対する向き合い方に警鐘を鳴らす1冊。タイトル通り、「新聞記者としての私が、ジャーナリズムのこれからを変えるには」という内容だが、各社の報道によって日々の情報を支えられている私たちが知っていてもいい内容だろう。
    だが、筆者の自叙伝という側面が強く、中には解決...続きを読む
  • 「安倍晋三」大研究
    2020/12/13安倍晋三大研究 望月衣塑子
    内田樹
    安倍総理のユニーク性
    総理として器量の無さ 反対者と対話できない 非を認められない人格的脆弱性未成熟!咄嗟の嘘ー作り上げられた嘘へ
    人間の卑しさ弱さを熟知して
    任侠的義侠心を発揮 味方と敵を峻別
    この総理を受け入れて支持する国民と政治システムに...続きを読む
  • 同調圧力
    同調圧力が国や組織を悪しきものに変えてしまっている。大切なことは個々の意見や多様性を認めることだ。

    大手新聞社では、同調圧力により触れらないテーマについて分かりやすく書かれている。
  • 新聞記者
    淡々とした筆致ながらもその熱い思いが伝わってくる。著者のキャリアアップストーリーは、仕事と真剣に向き合ってきたからこそであろう。一皮向ける瞬間、会社の垣根を超えた人との出会い...。自身の仕事観を今一度考えさせられた一冊。
  • 新聞記者
    2017年当時の記者会見映像を見返してみる。本人が認める通り確かにうまくはない。簡潔にまとまった質問ではない。物議を起こしたが、応援の方が多かった。そして、政治部の問題を炙り出すことになった。そこに至るまでのどのような経緯があったか、記者としてどういう思いを持っているか、本書で語られる。仕事に子育て...続きを読む
  • 新聞記者
    映画の元になった本ということで読んでみた。
    菅官房長官の会見時のやりとりが多く取り上げられているが、菅さんが総理になった今後について続編を期待したい。
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
    赤木さんが自殺してしまった事について、この前読んだ「その名を暴け」でもやはり発言する事によって何かが起きるかもしれない恐怖からなかなか誰も口を開かなかった性的暴行も、勇気を出して誰かが声をあげてくれた事によって私も、私もと次から次へと声があがった事を考えた。
    そこを調べ後押ししてくれたのがジャーナリ...続きを読む
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
    日本アカデミー賞3部門を受賞した「新聞記者」の原作者で東京新聞の記者である望月衣塑子氏、論客の評論家である佐高信氏が対談方式で今の政治とメディアに正面からもの申しているのが気持ちよい。器の大きい政治家、権力と果敢に対峙するジャーナリスト、契約相手は国民だと確固たる信念を持った官僚が絶滅危惧種になりつ...続きを読む
  • 新聞記者
    正直なところ、文章自体は熱っぽくて苦手だった。徹底的に政権に質問し批判するスタイルは、感情的にでもならないとできないことなのかもしれないとちょっと思った。
  • 新聞記者
    筆者の本は3冊目。当然、同じ内容のものを書いても仕方ないから、本書は生い立ちに重きが置かれている内容。いかにして今の望月が出来上がったのか、的な。歴史上の偉人伝ならいざ知らず、現代人の評伝に興味がない自分としては、前半のそのあたりのくだりは、正直退屈。でも、インタビュアーとしての本領を発揮し始める中...続きを読む
  • 新聞記者
    新書だったので新聞記者の仕事術など客観的整理本かと思いきや、著者自身の記者人生をまとめたルポだった。

    思いついたままに述べているので、読む側のマインドセットとしては新書よりも小説のように扱った方が読みやすい。

    取材内容など全て実名でありのままをさらけだしており、臨場感がある。新聞記者の生き方、権...続きを読む
  • 新聞記者
     映画を観てから読みました。
    てっきり映画の本版だと思って読み始めたところ、実在の新聞記者だと分かり驚きました。
    物語のように、真実を追求する新聞記者がいるものなのだと。
    先にこの本を読んでから映画を観れば、もっと熱い気持ちで観られると思います。
  • 同調圧力
    日本には、ジャーナリズムはない。
    この書籍で同調圧力の意味を考え、日本の腐り切った官僚主導政治に対して、自分から行動に移すべき。
    民主主義とは、国民の声が作る政治であり、平和ボケしないことだ。
  • 新聞記者
    以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていた...続きを読む
  • 新聞記者
    今回(第43回)の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「新聞記者」。
    映画は観ていないが、その原作ということで読んだ。
    著者の生業は新聞記者であり、その仕事に対する姿勢は、まさに新聞記者のあるべき姿ともいえるのではないだろうか。
    タイトル「新聞記者」とはピッタリである。
    東京新聞の社会部に所属してい...続きを読む
  • 新聞記者
    松坂桃李くんの映画を見て、原作の望月記者のエッセイどんなのか読んでみたくなった。全然違うものだった。
    これはこれで面白い。望月記者の生い立ちや記者生活を書いたエッセイだが、一時期左派から持ち上げられてた感じとは違うのではないかと思う。

    ・もともと俳優志望だった
    ・父も記者をしていた
    ・念願の留学先...続きを読む