望月衣塑子のレビュー一覧

  • 新聞記者

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    新書だったので新聞記者の仕事術など客観的整理本かと思いきや、著者自身の記者人生をまとめたルポだった。

    思いついたままに述べているので、読む側のマインドセットとしては新書よりも小説のように扱った方が読みやすい。

    取材内容など全て実名でありのままをさらけだしており、臨場感がある。新聞記者の生き方、権力との戦う姿勢や葛藤が垣間見え、一種ドラマを見ているようであった。

    同業に就いている同期が何人もいるので、親近感を持ちながら読むことが出来た。特に朝日でも読売でもなく、東京新聞配属だからこその著者の色が見え、主観的立場が知れてよかった。

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    2020年05月17日
  • 新聞記者

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     映画を観てから読みました。
    てっきり映画の本版だと思って読み始めたところ、実在の新聞記者だと分かり驚きました。
    物語のように、真実を追求する新聞記者がいるものなのだと。
    先にこの本を読んでから映画を観れば、もっと熱い気持ちで観られると思います。

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    2020年05月14日
  • 同調圧力

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    日本には、ジャーナリズムはない。
    この書籍で同調圧力の意味を考え、日本の腐り切った官僚主導政治に対して、自分から行動に移すべき。
    民主主義とは、国民の声が作る政治であり、平和ボケしないことだ。

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    2020年05月07日
  • 新聞記者

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    以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていたのを読んだこともあったので、興味もあってこの著者を手にしたのだが、日歯連事件、森友加計学園の疑惑、村木厚子さんの事件、他最近の大きな事件を追いかける望月記者の心意気みたいなことが伝わってきました。ネットの書き込みを見ただけでは鵜呑みには出来ないなあと改めて感じます。
    「私は特別なことはしてい

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    2020年04月26日
  • 新聞記者

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    今回(第43回)の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「新聞記者」。
    映画は観ていないが、その原作ということで読んだ。
    著者の生業は新聞記者であり、その仕事に対する姿勢は、まさに新聞記者のあるべき姿ともいえるのではないだろうか。
    タイトル「新聞記者」とはピッタリである。
    東京新聞の社会部に所属しているが、政府の取材も精力的に行っている。
    その行動は、テレビやネットでも話題になった。
    やりすぎて自身も反省することがあるようだが、事件を追うその情熱はすごいと思う。
    時に政権から睨まれ、脅しとも取れるような目にあうこともあるようだ。それでも怯まず記者としての仕事をしている著者は恰好いい。
    伊藤詩織さ

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    2020年04月02日
  • 新聞記者

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    松坂桃李くんの映画を見て、原作の望月記者のエッセイどんなのか読んでみたくなった。全然違うものだった。
    これはこれで面白い。望月記者の生い立ちや記者生活を書いたエッセイだが、一時期左派から持ち上げられてた感じとは違うのではないかと思う。

    ・もともと俳優志望だった
    ・父も記者をしていた
    ・念願の留学先で大ケガをした
    ・読売新聞にスカウトされて結構揺れていた
    ・菅官房長官の記者会見に参加したのはわりと最近
    ・夜討ち朝駆けの事件報道が基礎にある
    ・取材に重要なことは真実を知りたいという情熱

    昭和の少年漫画みたいな、ちょっと懐かしい感じのノリというか、「わかりやすさ」だった。
    空気を読まないで質問を

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    2020年03月26日
  • 同調圧力

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    記者クラブの存在を初めて知った。記者クラブがあることが、同調圧力に屈してしまう一つの要因。

    今の時代、新聞やテレビ以外にもインターネットから情報を取り入れられる。そこにはたくささんのフェイクニュースや、偏向なものが溢れている。それらを、何も考えないで、鵜呑みにして思考停止の状態になってしまうと、発信者の意図に気づかず、良くない方向にいってしまう。常に、これはどの立場からの発信か、論議がずれたところに行っていないかを考えていくことが大切であると感じた。

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    2019年11月08日
  • 同調圧力

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    読み進めるに連れ、S官房長官の木で鼻をくくった様な回答を思い出し、この政権の国民から完全に乖離した姿勢を意識させられる。普通はこの様な議論には反論の余地があるものだが、これには全く反論の余地がない。日本国内では報道されないことも海外では批判的に流されており、日本の印象はどんどん悪くなっている。行く末を憂う。

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    2019年09月21日
  • 追及力~権力の暴走を食い止める~

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    安倍政権を新聞記者として追及する望月衣塑子さん、国会で追及する森ゆうこさん、二人の女性による対論。
    同じ視線で現状を憂いている立場だけに共感しますが、ちょうど二人の間にはさまれている世代の男性だけに、もっとしっかりしないといけないと思います。

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    2018年02月07日
  • 武器輸出と日本企業

    購入済み

    本件は重要なことと思います。大いに参考になりました。

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    2017年07月23日
  • 武器輸出と日本企業

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    武器に関する著者の懸念は正常な感覚だと思う.現役時代,防衛装備品の開発に携わっていたので,丸防の考え方,企業の思惑は十分に把握している.丸防が大学まで触手を伸ばし始めている状況は第5章に詳しくあるが,所詮丸防の技術水準はまだまだ低いのが実態だ.それを認識しているが故の行動なので,ある意味で取り返しのつかない状況が出てくることを危惧する.

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    2016年11月11日
  • 新聞記者

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    正義感に燃えている人、燃やしたいと思っている人が読むといいのかな。作者は信念を曲げず立ち向かえる人なんだけど、少し常人離れしていて、私には共感することが難しかった。なかなかあんなふうに立ち振る舞える人はいないんじゃないかな。
    また、仕事に邁進していながら、結婚して子どもも2人いるという、いわゆる女性の幸せも掴んでいる。すべて手にしていることへのやっかみの様な気持ちも湧いてくる。願わく望月さんの弱い部分をもう少し曝け出してくれると、グッと入り込めたかもしれない。

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    2025年03月02日
  • 軍拡国家

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    この著者、こと防衛省・自衛隊関連になると、とたんに残念な内容になっているような気がする。
    読み始めて、?が度々。はじめに の段階から、ため息が出た。

    特に武器輸出をテーマにしているにも関わらず、明らかに著者の思い込みで装備品を論じている箇所が多く見受けられる。
    この点が本書最大のマイナスポイント。

    坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、南西諸島の防衛力強化、自衛隊の違憲論争、防衛予算(FMS )など敢えて?混ぜているのか、もしくは区別・整理できていないのか、とにかく軍拡という結論ありきと思わせる記述が多い。
    前提で間違えているので、結論が残念な結果になるのは致し方無しか。

    まずは私見を挟まずに、

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    2025年02月18日
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか

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    ジャーナリストと称する人たちの1種の特権意識を感じる内容でした。内容を深掘りすることは必要かと思いますが、何をしても良いと言うわけではありません。

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    2025年02月09日
  • 同調圧力

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    日本のメディアが機能していないことがよく分かる。官僚がやりたい仕事ができるポストを得るための面従腹背で宮仕えしている様子は生々しい。
    しかし,個人的に望月さんに全面的には共感できない感覚があるのは何故なのだろうか?何かが引っかかるのよね。。。

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    2024年11月13日
  • 同調圧力

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    安倍政権とその支援者から徹底的に嫌われていた東京新聞社会部の名物記者、望月衣塑子氏の主張をちゃんと読んでみよう、と思い立って読んでみた。

    結論としては、とてもまともなジャーナリストで好感を持った。「記者クラブ」の排他的体質や、アクセス・ジャーナリズムが権力に取り込まれる危険性も、具体例を通じて、ひしひしと感じた。

    アメリカ礼賛の意図はないが、権力とジャーナリズムの緊張関係は、アメリカの方が100倍くらい高い、という共著者ファクラー氏(元ニューヨーク・タイムズ東京支局長)の指摘は、意外だった。
    権力寄りで有名なFOXニュースですら、ジャーナリズムそのものが攻撃を受けていると感じれば、攻撃先が

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    2024年02月24日
  • 「安倍晋三」大研究

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    内容や構成は週刊誌的で急ごしらえの感は否めない。ただあとがきにもあるように、2019年の時点で、安倍首相をめぐってどのようなことが問題とされ、どのようなことが議論されていたかを書籍の形で残すことには確かに意味がある。安倍政治の負の遺産はアベノミクスだけではない。政権運営や国会答弁の酷さ、そしてモリカケ問題。風化させてはいけない。

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    2023年10月02日
  • 日本の黒い聖域

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    まさにドス黒い聖域。
    面白かったのは悪名高き官房機密費。はみ出す事なく余らす事なく使い切る菅さんの手腕、笑。
    きな臭いカジノ利権と、みみっちい経済安保利権。
    地方議員の闇と、死刑制度の不都合な真実。
    闇はどこにでも転がっている。見えないようにされているか、自分が見ないように(気づかないフリを)しているだけ。

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    2023年09月16日
  • 日本の黒い聖域

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    鈴木智彦、望月衣塑子、西崎伸彦、鳥集徹、ほか『日本の黒い聖域』宝島SUGOI文庫。

    2022年1月に刊行した宝島社新書『日本のタブー3.0』を改訂し、再編集、文庫化。忖度報道に終始する大手メディアが報道しない『聖域』をテーマにした15本の記事コラムを収録。


    新型コロナワクチン。新型コロナウイルス感染症が5類になってからは感染状況が詳しく伝えられず、どう対処すべきか全く解らない。未だに会社では何人か感染者が出ているが、マスク着用が個人の自由とされたので始末に負えない。製薬会社や政府の広告収入が目当てでワクチンの副作用や接種後の死亡例を伝えないマスコミ。ワクチンを接種しようが、感染するし、感

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    2023年08月07日
  • 新聞記者

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    ネトフリのドラマを観ていたので、森友・加計学園の話が中心なのかと思いきやそうではなく、望月さんの新聞記者としての歩みについて書かれていた。心無い言葉をかけられることも多いと思うが、こういう記者さんにこそ頑張っていただきたい。

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    2023年03月23日