望月衣塑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていたのを読んだこともあったので、興味もあってこの著者を手にしたのだが、日歯連事件、森友加計学園の疑惑、村木厚子さんの事件、他最近の大きな事件を追いかける望月記者の心意気みたいなことが伝わってきました。ネットの書き込みを見ただけでは鵜呑みには出来ないなあと改めて感じます。
「私は特別なことはしていない。権力者が
隠したいと思うことを明るみに出す。そのために、情熱をもって取材相手にあたる。記者として持ち続けてきたテーマはかわらない。これからも、おかしいと感じたことに対して質問を繰り返し、相手にしつこいといわれ、嫌悪感を覚えられても食い下がって、ジグソーパズルのようにひとつづつ疑問を埋めていきたい。」
応援したくなる一文です。
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Posted by ブクログ
この著者、こと防衛省・自衛隊関連になると、とたんに残念な内容になっているような気がする。
読み始めて、?が度々。はじめに の段階から、ため息が出た。
特に武器輸出をテーマにしているにも関わらず、明らかに著者の思い込みで装備品を論じている箇所が多く見受けられる。
この点が本書最大のマイナスポイント。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、南西諸島の防衛力強化、自衛隊の違憲論争、防衛予算(FMS )など敢えて?混ぜているのか、もしくは区別・整理できていないのか、とにかく軍拡という結論ありきと思わせる記述が多い。
前提で間違えているので、結論が残念な結果になるのは致し方無しか。
まずは私見を挟まずに、事実から導き出した結論であれば(仮説であっても)、もう少し評価されるのでは。
奇しくも同じ時期に発刊された小笠原理恵氏の書籍でも触れられている、宮古島駐屯地弾薬庫問題について捉え方が全く異なるのは興味深い。 -
Posted by ブクログ
安倍政権とその支援者から徹底的に嫌われていた東京新聞社会部の名物記者、望月衣塑子氏の主張をちゃんと読んでみよう、と思い立って読んでみた。
結論としては、とてもまともなジャーナリストで好感を持った。「記者クラブ」の排他的体質や、アクセス・ジャーナリズムが権力に取り込まれる危険性も、具体例を通じて、ひしひしと感じた。
アメリカ礼賛の意図はないが、権力とジャーナリズムの緊張関係は、アメリカの方が100倍くらい高い、という共著者ファクラー氏(元ニューヨーク・タイムズ東京支局長)の指摘は、意外だった。
権力寄りで有名なFOXニュースですら、ジャーナリズムそのものが攻撃を受けていると感じれば、攻撃先がCNNであっても共闘するのだそう。
共著者の中の元文科省事務次官、前川喜平氏のパートは本の作り上、無い方が読みやすかったと思う。どうしても、『新宿の出会い系バー』にフィールド・ワークに行ってました、というとても苦しい答弁が頭にあるので、主張が全く頭に入ってこない。「時の政権に嵌められた」的主張をしているが、反政権的意図のジャーナリズムを使って、苦しい反論を試みた、という印象なので、どうしても、政治・行政と一部ジャーナリズムの癒着・もたれあい、という本著の攻撃先が獅子身中の虫っぽい感じで取り込まれてしまっている印象だ。