望月衣塑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていたのを読んだこともあったので、興味もあってこの著者を手にしたのだが、日歯連事件、森友加計学園の疑惑、村木厚子さんの事件、他最近の大きな事件を追いかける望月記者の心意気みたいなことが伝わってきました。ネットの書き込みを見ただけでは鵜呑みには出来ないなあと改めて感じます。
「私は特別なことはしてい -
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今回(第43回)の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「新聞記者」。
映画は観ていないが、その原作ということで読んだ。
著者の生業は新聞記者であり、その仕事に対する姿勢は、まさに新聞記者のあるべき姿ともいえるのではないだろうか。
タイトル「新聞記者」とはピッタリである。
東京新聞の社会部に所属しているが、政府の取材も精力的に行っている。
その行動は、テレビやネットでも話題になった。
やりすぎて自身も反省することがあるようだが、事件を追うその情熱はすごいと思う。
時に政権から睨まれ、脅しとも取れるような目にあうこともあるようだ。それでも怯まず記者としての仕事をしている著者は恰好いい。
伊藤詩織さ -
Posted by ブクログ
松坂桃李くんの映画を見て、原作の望月記者のエッセイどんなのか読んでみたくなった。全然違うものだった。
これはこれで面白い。望月記者の生い立ちや記者生活を書いたエッセイだが、一時期左派から持ち上げられてた感じとは違うのではないかと思う。
・もともと俳優志望だった
・父も記者をしていた
・念願の留学先で大ケガをした
・読売新聞にスカウトされて結構揺れていた
・菅官房長官の記者会見に参加したのはわりと最近
・夜討ち朝駆けの事件報道が基礎にある
・取材に重要なことは真実を知りたいという情熱
昭和の少年漫画みたいな、ちょっと懐かしい感じのノリというか、「わかりやすさ」だった。
空気を読まないで質問を -
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Posted by ブクログ
この著者、こと防衛省・自衛隊関連になると、とたんに残念な内容になっているような気がする。
読み始めて、?が度々。はじめに の段階から、ため息が出た。
特に武器輸出をテーマにしているにも関わらず、明らかに著者の思い込みで装備品を論じている箇所が多く見受けられる。
この点が本書最大のマイナスポイント。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、南西諸島の防衛力強化、自衛隊の違憲論争、防衛予算(FMS )など敢えて?混ぜているのか、もしくは区別・整理できていないのか、とにかく軍拡という結論ありきと思わせる記述が多い。
前提で間違えているので、結論が残念な結果になるのは致し方無しか。
まずは私見を挟まずに、 -
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Posted by ブクログ
安倍政権とその支援者から徹底的に嫌われていた東京新聞社会部の名物記者、望月衣塑子氏の主張をちゃんと読んでみよう、と思い立って読んでみた。
結論としては、とてもまともなジャーナリストで好感を持った。「記者クラブ」の排他的体質や、アクセス・ジャーナリズムが権力に取り込まれる危険性も、具体例を通じて、ひしひしと感じた。
アメリカ礼賛の意図はないが、権力とジャーナリズムの緊張関係は、アメリカの方が100倍くらい高い、という共著者ファクラー氏(元ニューヨーク・タイムズ東京支局長)の指摘は、意外だった。
権力寄りで有名なFOXニュースですら、ジャーナリズムそのものが攻撃を受けていると感じれば、攻撃先が -
Posted by ブクログ
鈴木智彦、望月衣塑子、西崎伸彦、鳥集徹、ほか『日本の黒い聖域』宝島SUGOI文庫。
2022年1月に刊行した宝島社新書『日本のタブー3.0』を改訂し、再編集、文庫化。忖度報道に終始する大手メディアが報道しない『聖域』をテーマにした15本の記事コラムを収録。
新型コロナワクチン。新型コロナウイルス感染症が5類になってからは感染状況が詳しく伝えられず、どう対処すべきか全く解らない。未だに会社では何人か感染者が出ているが、マスク着用が個人の自由とされたので始末に負えない。製薬会社や政府の広告収入が目当てでワクチンの副作用や接種後の死亡例を伝えないマスコミ。ワクチンを接種しようが、感染するし、感