望月衣塑子のレビュー一覧

  • 自壊するメディア

    Posted by ブクログ

    ロマン主義の活動家という印象を拭えない内容でした。前半はまだ文章の程をなしてましたが、悪口レベルの単語が多く、同じ会話構造をぐるぐる回る後半はちょっと疲れてしまいました。
    トピック自体は大事なところと思うのですが、民衆不在、議論不在の闘争という印象は否めないです。闘争が自己目的化している様子、左派右派共にノリで大衆に訴えるスタンスはあまりに無益に思ってしまいます。
    政治側に多くの問題があるのは確かなのですが…いち民衆としては生の声とか、名刺交換したからとかよりは、調査内容と議論の深さで頑張ってもらいたいです。でも色々なスタンスがあっても良いのかな、とも思いますが。

    0
    2022年08月30日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    途中になってたのをようやく読み終えた。
    質問する新聞記者(当たり前なのにこれが珍しくなってる異常な昨今)の手記。

    ジャーナリストとしての姿勢には頷いたり疑問があったり。
    スクープを追う姿勢は、これがあるから闘えるのだろうけど読者としては発表予定のできごとをどの社が一番に報じるかなんてどうでもいいよなと思ったり。
    でもその辺も順に書いてあるから新人の頃と異動した頃と今とでは考えが変わってる。

    クセや主張の強いこの人が今政治記者として必要なのは今が異常だから。
    普通に聞いて普通に答える透明性の高い社会ならこの人がこんなに叩かれながら闘う必要はない。
    『不断の努力』とはこういう積み重ねだ。

    0
    2022年07月17日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    新聞記者になりたいと思う人はどんな人なのか、というイメージがわいた。好き嫌いはあると思うが、こういう性格の人も必要だろう。

    自分の昔話がかなり多いがそれは仕方ないだろう。著者が素晴らしいと思う人が実名で紹介されているのは好感度高い。

    0
    2022年03月29日
  • 自壊するメディア

    Posted by ブクログ

     毎朝新聞を読むから消えてもらうと困る。
     かといって、マスメディアの思想を世に伝えたり、一日の会話にも不要なクッソどうでもいい記事に目を通すほどヒマでもない。
     何もフィルターを通さない統計のごとき記事を垂れ流してくれれば、引っかかる記事はこちらから掬って読むとする。
     そんなスタンスで日経新聞だけ、この10年ほど購読している。
    (但し、日経は東証一部上場企業とか経団連の太鼓持ちなのは間違いない)

     さて、本書を手に取ったのは、ドキュメンタリー映画「はりぼて」の監督兼記者の共著だからだ。
     「はりぼて」は富山県議会の不正使用金を追ったものだが、喜劇のようで笑えない。
     
     昨今の政治劇見た

    0
    2021年10月04日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    同タイトル映画を観て興味を持って読む。
    この書からあの映画の脚本ができたかと思うと、映画の脚本家に拍手を送りたい。この書はこの書で一気読みするほど面白かったけど。

    0
    2021年08月05日
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)

     

    購入済み

    良い

    集英社新書が、創刊20周年を迎えた。集英社新書でおなじみの著者の方々に、集英社新書や自身の著作への思いを語っていただき、その歴史を振り返る。

    0
    2021年07月31日
  • 同調圧力

    Posted by ブクログ

    冒頭を読んで面白そうだと思ったのだけど、政治に関心の薄い読書初心者の若者にはめちゃめちゃに難しい本だった。読むのに1週間くらいかかってしまった。

    あまり政治や報道の分野を知らないので、初めて聞くことが多くて、気分的には新鮮に読むことができた。けれどこの分野を知らないので、何をどこまで信用して、この本を読んだ感想のどこまでを私の意見として採用していいのかわからない。私は意見をコントロールされていないか?いちいち疑心暗鬼になってしまった。やっぱ、自分で考えることに慣れていないのだろうか。己の知識や思考能力の無さ、平和ボケを認識させてくれる本でした。これは本の感想になっているのか…?

    0
    2021年05月04日
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか

    Posted by ブクログ

    マスコミの役割・存在意義は「権力への番犬WATCH DOGS」
    現状は権力に追随する「権力のポチ」記者クラブ・番記者
    マスコミが基盤を弱体化 メディアとして・財務基盤

    日本は予定調和 シナリオ通り 「恥の文化」
    ガチンコが出来ない 真のリーダーが育たない

    権力が「審判」を握るのはダメ 長期的に衰退をもたらす

    0
    2020年09月22日
  • 「安倍晋三」大研究

    Posted by ブクログ

    報道とかで知っていたこと以上の情報はあまりありませんでした。日米のどちらにも言えることですが、確かに政治家が「議論」を軽視しているように感じます。相手を説得するのではなく、筋の通らない暴論で押し切る、時間切れに持ち込む・・ このままでは国民の「政治離れ」がますます広がりそうです。
    内田樹さんの議論は相変わらずキレてますね。

    0
    2020年05月31日
  • 同調圧力

    Posted by ブクログ

    期待して読んだか、そこまで新しい情報はなく、少し期待外れ。いや、それだけ自分は、前川さんと望月さんの記事を読んで勉強していたってことかな。。

    0
    2020年05月17日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    Twitterでフォローしている記者の著書。
    閣僚の会見と質疑はパフォーマンスだが、著者は政府の隠し事を確信をついて質問する、そんな方だ。
    バンバン暴いて欲しい。⭕️

    0
    2020年04月29日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    望月いそこ衣朔子 萩原朔太郎はぎわらさくたろう 埼玉県との県境に近い東京都練馬区南大泉で生まれ育った私は さい崔洋一 山谷地区 千葉県鋸南町の鋸山の山中に遺棄した 記者と取材源との信頼関係は瓦解する 事由がない 禍根を残す 官邸会見 けい憩室炎 すが菅義偉よしひで官房長官 森友・かけ加計問題

    0
    2020年04月06日
  • 同調圧力

    Posted by ブクログ

    映画「新聞記者」に合わせて企画された書籍
    関連書籍として売店に並んでいたので購入

    よかった点
    ・ジャーナリズムとはどうあるべきか、日本メディアの問題点は何かを明確にしてくれる
    ・前川さんは元官僚の視点から、政権と行政のズブズブな関係を本音全開で語っている
    ・単なる政権批判だけではなく、政治思想関係なくメディア全体を批判しているところ

    イマイチな点
    ・それぞれが「同調圧力」というわりと大きなテーマで話しているからか、この言葉の定義がわりとふわふわしてる
    ・それぞれ日本から見た日本メディア、官僚、世界から見た日本メディアに対する言及で、国民の中の同調圧力について言及があまりなかった
    ・具体的に

    0
    2019年08月02日
  • 新聞記者

    Posted by ブクログ

    このノンフィクションを原案とする同名の映画を観た後、
    実は自宅に本が既にあったことを知って読んでみた。
    東京新聞の記者さんの自叙伝であり、
    新聞記者という職業にまつわる様々な話、そして、
    現代日本に渦巻く問題について、etc.

    滅茶苦茶マルチタスク。
    視野が広く頭の切り替えが早く、行動力があって、
    協調性も高くなければ務まらない職種なのだな……と感心。

    ここからはパンフレットを登録できず、
    鑑賞後に感想を書けなかった映画について少々。

    女性新聞記者の熱意と奮闘をクローズアップした
    フィクションで、
    制作サイドが「世界観」を共有するために、
    望月衣塑子『新聞記者』を読み込んだ、ということな

    0
    2021年07月16日
  • 安倍政治 100のファクトチェック

    Posted by ブクログ

    官邸に目をつけられた東京新聞の女性記者が共著で、興味を持って読んだ。米メディアが実施しているファクトチェックの手法による編纂。タイトルの100という数字にこだわりのためか玉石混淆の内容だが、政治家の自分勝手な論理、他人の意見を参考にしようとしない頑な姿勢が感じられる事案には憤りさえ感じる。事実を究明せず、丁寧に、真摯に、説明責任を果たしていく、という言い訳が通用する。主権者たる国民の責任を痛感する。

    0
    2019年02月12日
  • 権力と新聞の大問題

    Posted by ブクログ

    今の報道のありようが、部族間の主張合戦になっているという話が、クスっと笑えて、なるほど納得。ファクラー氏という海外のジャーナリストを通じて、日本とアメリカをはじめとする諸外国の報道の比較を期待した。面白かったね。記者クラブの問題点については、他でもあれこれ読んだことがある。記者クラブとはアクセス・ジャーナリズムであり、アクセスのためにある程度、相手との関係を調整しなければならないこと。ジャーナリズムには、調査報道もあり、そちらも充実させなければならないこと、など、報道についての理解も深められたと思う。日本の報道に閉そく感があるというよりも、海外の報道もさまざまな紆余曲折を経て今の形があるという

    0
    2018年10月14日
  • 権力と新聞の大問題

    Posted by ブクログ

    ネットではいろいろ叩かれている望月記者。
    言っていることはジャーナリズムとして真っ当だと思う。
    こういう気骨のある人が少なくなった気がする。
    意外だったのはオバマ政権が現トランプ政権より
    メディア弾圧が強硬だったということだ。
    今後はどうなるか分からないが。
    あと関係ないが、写真でみる望月記者は美人だ、と
    個人的には思う。

    0
    2018年08月26日
  • 武器輸出と日本企業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p220 あとがきより

    戦後初の東大総長の南原繁
    「大学は国家の名において学問研究の自由の範囲が狭められ、時の権力によって都合よき思想と学説が保護せられ、これに反するものはしばし迫害せられ、弾圧せられ。。われわれは、我が国のかような官僚主義と中央集権制度から解放し、これを民主的また地方分権的制度に改編しなければならぬ」
    「国の政治に何か重大な変化や転換がおきるときは、その前兆として現れるのが、まず教育と学問への干渉と圧迫である。われわれは、満州事変以来の苦い経験によってそれを言うのである」

    0
    2018年06月16日
  • THE 独裁者

    Posted by ブクログ

    安倍が独裁者というイメージはなく、本書のタイトルには違和感がある。
    安倍はもう使えないとなると、取り巻きは直ぐに離れていくでしょう。
    ただ、「それはアウトでしょ」という政治権力の私物化をうやむやにしてしまう現政権はある意味スゴイ。
    野党が非力すぎるから選挙で負けない。勝ち組にいる自民・公明の議員たちも見て見ぬふりをする。
    ならば、強引にもっとできることがあっただろうに、社会保障や過疎化対策、将来を支える産業基盤づくりなどは結局進んでいない。
    国難を呼ぶ男!という意味では、情報操作に関わる法律や無理を重ねた円安・株高誘導の副作用が今後の日本に閉塞感を与える原因になるだろう。

    0
    2018年05月06日
  • 武器輸出と日本企業

    Posted by ブクログ

    2014年4月、武器輸出三原則を47年ぶりに見直し。
    三原則は長年にわたりアメリカと財界の圧力により変化を強いられてきた。
    科学研究費と国防が結び付くと利権が自己増殖し、後戻りはできない。

    0
    2016年11月27日