城平京のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
第一話 廃墟に出会う
第二話 まるで昔話のような
第三話 忍法虚構推理(前編)
第四話 忍法虚構推理(後編)
エピローグ
第一話 九郎の高校時代のクラスメート、相楽夏彦。何者かに襲われて廃墟に逃げ込むと、アルバイトでパトロールに来ていた九郎に出会う。
第二話 九郎の高校時代のクラスメート、宇喜多真里奈。不動産会社に勤める彼女は、幽霊の生首が出る家に行くことになる。
第三話・第四話 WEBに投稿された小説の登場人物が九郎に似ていると気づいた琴子は、六花が作者ではないかと疑うが、違った。二人で事情を調べ始める。やがて九郎も加わり、詳しい事情がわかる。そして、小説を完成させていく -
Posted by ブクログ
「小人地獄」という架空の毒薬にまつわるミステリ。「全読書人が選ぶ! 東京創元社文庫総選挙(国内編)の」忘れられない結末部門第1位ということで、気になって読んでみた。結末というより、第一部の凄惨な描写が印象に残った。
二部構成のうち、第一部はその外連味の割に平凡な真相だなあと思いつつ、これが壮大なフリになっているのだろうと期待しすぎてしまい、第二部についてもなんとなく想像できてしまった部分があり、肩透かしに感じてしまった。
名探偵こと瀬川みゆきには第一部のクールさを保ち続けていてほしかったと感じるので、少し好みとははずれてしまったかな。
構成そのものや毒薬の設定はとても面白かった。 -
Posted by ブクログ
九郎の過去に纏わる幾つかのエピソードを収録した巻。といっても人魚やくだんを食べた頃ではなく、中学・高校時代
『廃墟に出会う』と『まるで昔話のような』は既に漫画版で感想を書いているので簡潔に
『廃墟に出会う』は漫画版が第三者視点のような形を交えて描かれる為にあくまでも九郎と夏彦が廃墟で語り合うエピソードという体裁だった。けれど、小説であり夏彦視点として本エピソードでは書かれているから、夏彦の心情が表現されるだけに留まらず、夏彦の隠し事を言い当ててくる九郎の得体の知れなさが漫画版よりも強調されているように思えたよ
反面、「黒の看護師」というワードを誤魔化す際にはかなり無理のある推測に拘泥している