渋沢栄一のレビュー一覧
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今の日本の社会仕組みに大きな影響を与えた渋沢栄一の歴史を知れる内容だった。現代訳が個人的に読みにくかったため漫画を読むためこの本を選択した。
今の日本が良くも悪くも活気がなく、何年も変化していない状況が続いている理由を理解できたと思う。
今の日本は安全志向が強く、向上心が弱いと感じた。それは若い世代の考えもあるが守りや楽さ、安全さを身につけてしまっている上の世代の影響もあるのではないかと思う。
もちろん、この考えがすべてではない。また、今後の日本は上の立場と下の立場との差が今以上に大きくなると思う。生き残れるものはのこり、変わらないものは永遠に同じところにいる。人それぞれ適材適所あるが前に進 -
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渋沢栄一がこの本の中で特に強く語りかけていたと思うことは、誠実と正直であることであった。そして、第一に大切なことがやはり人に対する誠実な態度と、正しい行い行いをするということだった。
私の感想は、やっぱりこの人生の上でどんなことをするにも、自分の道徳心を常に正しい方向に保ち、ほかの人に対する態度が常に誠実で思いやりを持った行動をどんな時ももてるような人間でありたいと思った。
宗教よりも、だだ人を思いやる道徳心があるかないかに尽きると思う。
p140の抜粋 46 人物観察の3つのポイント
「視」と「観」は二つとも「ミル」と読む字ですが、意味するところは違っています。「視」は物事の表面を見ること -
Posted by ブクログ
渋沢栄一の自伝的著作。渋沢栄一が自身の歴史を語り、弟子がそれを書いてまとめたものである。
明治時代の自伝としては福沢諭吉の福翁自伝が有名だが、それに劣らない面白さがある。
福沢諭吉が「封建制度下では、上の者は傲慢に、下の者は卑屈になる」とを批判していたが、渋沢栄一も同様の批判をしている。
渋沢栄一の自伝が面白いのはそんな封建主義的な時代に、近代的な理性を持った人間が、その中で葛藤して道を切り開いていくからだろう。
私は大河ドラマを見ていないが見たくなった。(その前に論語と算盤かな。。)
雨夜譚が扱っているのは渋沢栄一の出生から大蔵省退官まで。
併録されている「維新以後における経済界 -
Posted by ブクログ
渋沢栄一?知らないなぁ。
多くの方がそうであったように(そうであってほしい)、私も渋沢栄一なんて人は知らなかった。
しかし、お札に載る人なのだから、きっと日本国に多大な貢献した人なんだろなぁ、くらいに思っていた。
だから、常識程度に知っておこうかなぁ、程度に渋沢栄一関連の書籍を読もうと思った。
普通、渋沢栄一というと、後から知ったことだが、『論語と算盤』が有名であるようだ。関連書籍は多数ある。
しかし、私の電子書籍アプリにお勧めで載ってたのが本書であったため、本書を読んだ。それ以上の意味はない。
結論から言うと、私個人的には、難しかった。渋沢栄一の文体や内容が難しいのではなく、論