渋沢栄一のレビュー一覧
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ネタバレ明治幕末。いつも注目されるのは坂本竜馬や志士たちの戦いですが、日本を発展させる為経済面からあらゆる手だてを打った澁澤栄一の生き方が眩しい。
500を超える会社の起業に携わり、日本で興した事業には ・銀行 ・保険 ・肥料 ・製紙 ・砂糖 ・証券取引所 などがあり、企業では ・帝国ホテル ・京阪電鉄 ・東洋紡 ・キリンビール ・東京ガス 等がある。
本書は大きく3部で構成されている。
①志士活動から幕府重役へ
②海外での視察活動
③明治後の事業家
澁澤栄一の自伝を抜粋して現代語訳されている。
明治政府樹立後の重鎮達とのやりとりも面白い。 -
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「士魂商才」 - 武士的精神のみ偏して商才というものがなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。
100の事業を興したとされ、かの一橋大学を創立した渋沢栄一。
その経験を総括し、市場経済の世の中で自立するには「士魂商才」を持たなければならないとする。そしてそれはタイトルの通り、論語で説かれているような道徳心に基づき、算盤を弾いて商売に勤めるということだ。
文語体に近く読みやすいとはいえませんが、その語り草を追っていると、不思議と力が沸いてきます。以下に、印象に残ったフレーズを記録しておきます。
・初めて会った時によくその人を観れば、一斎先生の言のご如く多くは誤たぬもので、度々 -
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転勤になる前に会社の方からいただいた本。
なかなか読み進めないんだな、これが。
論語そのものが腹に落ちにくいけど、平文に直してあり、
渋沢栄一さんの解説でわかりやすくはなってる。
読み込んで、考えて、実践しようとした人の解説だけに、
納得感も高い。
論語って、宗教でもなく理論でもなく心構え。
ひとつひとつ考えてると、なかなか大変。
できないことも多すぎるけどね。
○子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。
○子曰く、誤って改めざる、これを過ちという。
とりあえず、このあたりは改めて心がけるようにしよう。
この -
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『論語と算盤』まとめ(渋沢栄一・渋澤健監訳)
目新しい発見はないですが、どの時代も経営者は同じような思想や哲学を持っていますね。論語と算盤、大事な要素です。
■ 基本思想
「道徳(論語)」と「経済(算盤)」は両立できる。
誠実に働き、社会に貢献することでこそ、真の成功と利益が得られる。
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■ ビジネス・働く姿勢
「自ら箸を取る」
→ 人任せにせず、小さなことでも自発的に動く(例:秀吉の草履取り)。
「丸いとかえって転びやすい」
→ 波風を立てないだけの人間ではダメ。信念という“角”が必要。
「大局観が大事」
→ 全体を見渡す視点を持つことがリーダーの要。
→ 5つの鍛え -
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渋沢栄一の歴史と、思想について。
生涯については、大河ドラマを見ていたので割愛し、人生をどう生きるか から読む。
面白かった。
なんとなく、京セラの稲盛さんを思い出した。
やはり私利私欲ではなく、誰かのために、志と正しい道を進むということが人生の要諦なのかなぁ、と思いました。
チャプターが独立しているので、読みやすく、自分が必要だと思うところから読めるのも良かったです。
以下備忘録。
41争いのすすめ→正しい道を進む場合、絶対に争いは避けて通れない。
44交際術を捨てなさい→至誠 トイスラーの相談事について誠意を尽くした話
45適材適所の裏にあるもの→家康の話
46人物観察の三つのポイント -
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ネタバレ生き方の指南書。
特にビジネスマン向け。
新一万円札にもなった近代日本経済の父、渋沢栄一の自身の経験を交えているため説得力がすごい。
論語の引用も多く参考になる。
勉強になった考え方
・人は社会の中でしか生きられないので利他的であるべしである(利己的は却って損する)
・楽観でも悲観でもなく達観(中庸)であるべし
・道徳と利益主義は両立できる
・ビジネスマンの必須スキルは簿記と文章力
・実務者の7つの素養
①実直、道徳的
②勤勉精励
③着実
④スピーディー(着実が前提)
⑤温厚、謙虚
⑥規律、秩序を重んじる
⑦忍耐力
・才知よりも徳義が大事
・水清ければ魚棲まず(厳格過ぎてもいけない)
・新世 -
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ネタバレ印象的な箇所
①自分の私利私欲のために生きるのでなく、公益のために生きるべきという一節。皆が公共のものを利用し、社会に支えられて生きている以上、自らも社会のために生きるという心構えを持つべきで、そういった生涯目標を置くべき。
②冨貴や貧賤で人生の成功を決めるべきではない。それはあくまで結果論であるため。道理に欠けず人のために生きること。それを成功と論ずることで、社会の秩序は守られる
その他
・良い習慣を身につけることで、品格、器量が養われていく。成功者ほど、小さな事を疎かにしない。
・遊びも集中して取り組む。何事にも集中することが仕事への集中にもつながる。心を散漫にするのは、何事にもおいて -
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大河ドラマ「渋沢栄一」が発表されたあたりで読んだ一冊。
なぜ商売と論語が関係するの?を次の一説で説明してます。
もともと「資本主義」や「実業」とは,自分が金持ちになりたいとか,利益を増やしたいという欲望をエンジンとして前に向かっていく面がある。しかし,そのエンジンはしばしば暴走し,大きな惨事を引き起こしていく。だからこそ栄一は,「実業」や「資本主義」には,暴走に歯止めをかける枠組みが必要だと考えた。「どのようにして振る舞うのが人として格好良いのか」を学ぼうとするときの教科書が「論語」であると考えた。
論語とは,孔子とその弟子たちの言行録。
ダイハツの問題や政治資金裏金問題など、
渋沢栄一が