渋沢栄一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人の利益とともに、国家社会にも利益を持たされる事業であるかどうかが重要で、自分の利益ばかりを打算的に考え、社会への公益を顧みないものを慨嘆した
企業要領①その事業が果たして成立すべきものなのかどうかを深く考えて引き止めること②個人の利益と共に、国家社会にも利益をもたらされる事業であるかどうかを理解すること③その企業を起こす時期が適当であるかどうかを判断すること④事業成立の際に、経営者として適当な人物がいるかどうかを考えること
富は決して一個人の財産ではなく、社会共同の産物であることを忘れてはいけない
都会の人口が増加したからといって、この事実によってすぐに都会が反映し、国家の富が増加したと言 -
Posted by ブクログ
山縣有朋(の幽霊)とともに晩年の渋沢が生涯をふりかえりながら、自身の主張をあらためて伝える、という後世になっています。
ありがちな「マンガで読む」というさくひんではありますが、①絵が丁寧に書き込まれており登場する人物がそれぞれ似ていること,②権力に固執した山縣との対比で渋沢の主張がより鮮明に伝わること,③渋沢の伝記で取り上げられることの多いエピソードももりこまれていること,④それぞれの時代の日本の状況や課題が分かりやすく説明されていること、など中高生(あるいは小学高学年)から大人までひろくオススメできる作品だと思います。
とはいえ、1500円近い本ですから、購入してまで読むか、と言われると少し