渋沢栄一のレビュー一覧

  • 論語と算盤

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    「士魂商才」 - 武士的精神のみ偏して商才というものがなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。

    100の事業を興したとされ、かの一橋大学を創立した渋沢栄一。
    その経験を総括し、市場経済の世の中で自立するには「士魂商才」を持たなければならないとする。そしてそれはタイトルの通り、論語で説かれているような道徳心に基づき、算盤を弾いて商売に勤めるということだ。

    文語体に近く読みやすいとはいえませんが、その語り草を追っていると、不思議と力が沸いてきます。以下に、印象に残ったフレーズを記録しておきます。

    ・初めて会った時によくその人を観れば、一斎先生の言のご如く多くは誤たぬもので、度々

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    2011年07月31日
  • 渋沢栄一論語の読み方

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    科学雑誌Newtonの初代編集長の竹内均さんが、渋澤論語をまとめた本。都度都度読み返して、言葉を噛み締めている。

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    2011年03月21日
  • 渋沢栄一論語の読み方

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    個人的に、論語の教えはありがたく感じている。
    しかし、現代の実生活では実践が難しいのも事実。
    この本が面白いと思ったのは、現代で実践が困難な教えに関しては否定もしている点。
    例えば敢えて自分の功を語らないという教えに関しては、「現代ではそんな事をやっていたらもらえる仕事ももらえなくなってしまう」とか。

    帯に「月給を確実に上げる法則!!」と書いてあったのは驚いた。
    そんなつもりで孔子は教えを広めてはいないだろう。

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    2010年05月21日
  • 渋沢栄一論語の読み方

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    論語の解説は数々あれど、渋沢栄一の解説ほど、腑に落ちるものはない。「論語と算盤」を実践した人ならではの見方、実例(これが明治・幕末の志士であったりするところが面白い)があり、「論語読みの論語知らず」ではない本当の論語の読み方を教えてくれる。これほど論語を読みつくし、知り尽くした日本人はいないのではないだろうか?何度も読み返したい書

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    2010年04月25日
  • 渋沢栄一論語の読み方

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    とにかく、いい本です。
    価値観のド真ん中を行ってます。

    こんな凄いこと…若い時からやっちゃいけませんw
    一番弟子の顔淵が早死にしたのは、
    彼が論語の早くからの実践者だったからだと思うのは私だけでしょうか?

    「理性だけで人は生きられない」
    寺の末裔として幼少時から理性の尊さを徹底的に叩き込まれたからこそ、そう思います。
    その反面教師の書として、私はこの本を新たに読むことが出来ました。
    人生のあらゆるステージで骨子となってくれる本であることは間違いありません。

    大いに間違え、大いに納得して、
    本物の器を携えた人間になりたいものです。

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    2009年10月04日
  • 論語と算盤

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    渋沢栄一さんの著作と言うことで実際に書かれたのは明治時代なのですが、現代にもかなり通じることが大局的な視点で論じられています。倫理と事業は相反するものではないこと、事業はただ儲かるだけではならないことなど、背筋を伸ばし、襟を正させる気のする本です。和漢混淆文なので少し読みにくいのですがそれを圧してでもお勧めしたい本です。

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    2009年10月04日
  • 渋沢栄一論語の読み方

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    転勤になる前に会社の方からいただいた本。
    なかなか読み進めないんだな、これが。

    論語そのものが腹に落ちにくいけど、平文に直してあり、
    渋沢栄一さんの解説でわかりやすくはなってる。
    読み込んで、考えて、実践しようとした人の解説だけに、
    納得感も高い。

    論語って、宗教でもなく理論でもなく心構え。
    ひとつひとつ考えてると、なかなか大変。
    できないことも多すぎるけどね。

    ○子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。
     これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。

    ○子曰く、誤って改めざる、これを過ちという。

    とりあえず、このあたりは改めて心がけるようにしよう。

    この

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    2009年10月04日
  • 渋沢栄一 君は、何のために「働く」のか

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    最後まで読んでみたが、共通してる点として自らの高まり(努力)がなければ、人や仕事も寄ってこないし、当然相手からも信用されなくなってくること。
    人を動かすという点でも、自分の行動が言動と一致しているのかが鍵であり、周りの評価もその辺りが大事な点になるのだろうと思っている。
    今の時代に、当てはまる内容ばかり記載されていて、今読むことに意味があったのだと思った一冊でした。

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    2025年11月28日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    人生で生きる上での指針
    日本の発展の根本思想をわかりやすく説いてくれている
    義務教育に組み込めば今の日本はもっと底力が上がるのではないか?
    数々の政治や外交問題も日本古来から伝わる道徳の心を持ってみることができれば日本らしく気高く対応することができるのではないか

    大体人手不足と言ってるけどまともに働かない若者が多いと思う
    日本人全員をまともにするためにはこういった道徳教育がされるべきでだと思う
    子供を大切にする 若者が自分を大切にする 親を大切にする
    こういったことができれば日本人全員が豊かになるのではないか

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    2025年11月24日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    『論語と算盤』は、渋沢栄一の講演口述をまとめたものです。経済活動と社会道徳両立の必要性が記されています。

    栗山英樹さんが、大谷翔平選手に『論語と算盤』を薦めたということを、他の本で知りました。渋沢栄一の考えの中に、「お金をよく集め上手に使う」ことがあります。大谷翔平選手が行った、能登半島地震での多額の寄付や、小学校へのグローブのプレゼントが思い起こされます。まさに、「よく集めてよく使う」ことの実践です。

    本書には「渋沢栄一小伝」があり、私生活についても記されていました。驚いたことは、お妾さんがたくさんいて、その子供の数は30人以上いたらしいということ!「婦人関係以外は、一生を顧みて俯仰天地

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    2025年11月19日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    論語が大事だよという話だと思ってたが、
    論語と算盤、両方バランスよく大事だという話だった。
    綺麗事がなくてよかった。
    富や経済は勝手に発展するものではなく、意志を持って発展させる必要がある
    智・情・意のバランスが大事である
    待つことが大事、細かい仕事も手を抜かずにやる
    人間と動物の違いは智の蓄積
    悪い競争と良い競争がある

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    2025年07月13日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    100年近くも前に書かれたとは思えないほど現代社会においても教訓として十分通じるところがあり、名著として長く読み継がれていることに納得した。

    渋沢栄一という名前は知っているものの何をしたかまでは認識がなかったが、東京電力やサッポロビール、JR、帝国ホテルに東京証券取引所や日本商工会議所等など480社以上に関わっており、「日本資本主義の父」「実業界の父」と呼ばれる活躍をしていたなんて、現代にいたら、それこそ世界的な実業家でありスーパースターだったんだろうなと想像する。

    それにしても1人の人間がよくもそこまで様々なビジネスに関われたなと感心してしまう。

    また、西郷隆盛とのやり取りにしても、裏

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    2025年07月06日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    この人は、死ぬまでバイタリティがあった人なのだと思った。論語をどう解くか。仁や孝も重要だが、孔子も、お金を稼ぐことは悪いことではないと説いていたと言い、謙虚な態度でビジネスに臨む。私利私欲ではなく、国家のために、というのが論語らしい。
    孔子自身は、国家の運営にあまり関われなかったとは思う。しかし、時代を経た近代、しかも辺境の国、日本で、国家の経済の基礎を創るのに、論語が読み解かれたことは、孔子もほくそ笑んでいることだろう。

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    2025年06月14日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    この本から学んだことは、稼ぎも道徳もどちらも全力で磨けということ。好調時ほど足元を見て、金は集めて回す。挑戦は細心かつ大胆に行うが吉。

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    2025年05月14日
  • 超約版 論語と算盤

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    『論語と算盤』まとめ(渋沢栄一・渋澤健監訳)
    目新しい発見はないですが、どの時代も経営者は同じような思想や哲学を持っていますね。論語と算盤、大事な要素です。


    ■ 基本思想
    「道徳(論語)」と「経済(算盤)」は両立できる。
    誠実に働き、社会に貢献することでこそ、真の成功と利益が得られる。

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    ■ ビジネス・働く姿勢
    「自ら箸を取る」
     → 人任せにせず、小さなことでも自発的に動く(例:秀吉の草履取り)。

    「丸いとかえって転びやすい」
     → 波風を立てないだけの人間ではダメ。信念という“角”が必要。

    「大局観が大事」
     → 全体を見渡す視点を持つことがリーダーの要。
     → 5つの鍛え

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    2025年05月11日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    論語に準えて、いかに学び働き生きるかに対する実業界の父のお言葉を摂取できた
    サラッと読んでしまったのでまた精読します

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    2025年03月06日
  • 詳解全訳 論語と算盤

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    いつの時代でも変わることのない真理や本質を確認できる素晴らしい1冊だと思う。自己啓発としてもビジネス書としても活用可能。何度も読み返すとさらに味が出るだろうなと思う。

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    2025年02月21日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    ネタバレ

    全体的に自己利益のみ追求しすぎないように、といった内容と捉えた。稲盛さんの教えを思い出した。
    また明治維新後の日本について書いているはずなのに、現代日本でも同じ憂いがあるのでは?と思わされるような問題提起・批判が書かれており耳が痛い気持ちとなった。

    たまに出てくる具体的なエピソードによる自慢話が、お話好きのおじちゃん感があって和んだ。

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    2025年01月25日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    今一度誠実に堂々と生きていこうと思わせられた本でした。
    1番心に残ったのは「人格を磨く」という言葉でした。
    この意識があるかないかだけで、日頃の些細な細かい感情や言動が違ってくるなと思いました。

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    2025年01月11日
  • [現代語訳]ベスト・オブ・渋沢栄一

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    渋沢栄一の歴史と、思想について。
    生涯については、大河ドラマを見ていたので割愛し、人生をどう生きるか から読む。

    面白かった。
    なんとなく、京セラの稲盛さんを思い出した。
    やはり私利私欲ではなく、誰かのために、志と正しい道を進むということが人生の要諦なのかなぁ、と思いました。
    チャプターが独立しているので、読みやすく、自分が必要だと思うところから読めるのも良かったです。
    以下備忘録。

    41争いのすすめ→正しい道を進む場合、絶対に争いは避けて通れない。
    44交際術を捨てなさい→至誠 トイスラーの相談事について誠意を尽くした話
    45適材適所の裏にあるもの→家康の話
    46人物観察の三つのポイント

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    2024年12月01日