渋沢栄一のレビュー一覧
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ネタバレ印象的な箇所
①自分の私利私欲のために生きるのでなく、公益のために生きるべきという一節。皆が公共のものを利用し、社会に支えられて生きている以上、自らも社会のために生きるという心構えを持つべきで、そういった生涯目標を置くべき。
②冨貴や貧賤で人生の成功を決めるべきではない。それはあくまで結果論であるため。道理に欠けず人のために生きること。それを成功と論ずることで、社会の秩序は守られる
その他
・良い習慣を身につけることで、品格、器量が養われていく。成功者ほど、小さな事を疎かにしない。
・遊びも集中して取り組む。何事にも集中することが仕事への集中にもつながる。心を散漫にするのは、何事にもおいて -
Posted by ブクログ
大河ドラマ「渋沢栄一」が発表されたあたりで読んだ一冊。
なぜ商売と論語が関係するの?を次の一説で説明してます。
もともと「資本主義」や「実業」とは,自分が金持ちになりたいとか,利益を増やしたいという欲望をエンジンとして前に向かっていく面がある。しかし,そのエンジンはしばしば暴走し,大きな惨事を引き起こしていく。だからこそ栄一は,「実業」や「資本主義」には,暴走に歯止めをかける枠組みが必要だと考えた。「どのようにして振る舞うのが人として格好良いのか」を学ぼうとするときの教科書が「論語」であると考えた。
論語とは,孔子とその弟子たちの言行録。
ダイハツの問題や政治資金裏金問題など、
渋沢栄一が -
Posted by ブクログ
人は飽くなき好奇心と学びの連続により人格を磨き、その力を自らが信ずる道に注ぐことで、その道の先を唯ひたすらに切り開く。
渋沢栄一といえば新一万円札の肖像になる方で、日本の近代経済の礎を築かれた人物だ。銀行、製紙、製糖、ガス、保険、酒造、ホテル業、そして聖路加病院に代表されるような慈善的活動と、日本の商業的な発展の全ての基礎を作ったといっても過言ではない。その考え方の基本は中国孔子の思想を纏めた「論語」にある。それまでは一部の高位階級だけに必要とされたそうした教育や学問を広く商人層まで広げ、西欧諸国に比べて明らかに後進国の位置にあった日本の商業・産業を先進国レベルに引き上げようと尽力された。
本 -
Posted by ブクログ
渋沢栄一の生き方の根本となる考え方が網羅された一冊。
以下の3点が非常に興味深かった
①孔子が富貴を嫌ったのは誤った解釈であると渋沢栄一は考えていると言う事。宋朝の朱子が日本に孔子の考えを持ち込んだ際に、富貴貨殖と仁義道徳は相入れないと言う誤った思想を蔓延させた。孔子はあくまで正しい道を踏んで富を積めと言っていると渋沢栄一は解釈している。いわゆる「清貧」からの脱却する事で、日本全体を豊かにしていこうと言う考えの元、渋沢栄一が様々な事業を成功させた事は富貴貨殖と仁義道徳が両立する事を身を持って証明していると感じた。
②一時の成功や失敗は長い人生の中で泡沫のようなもので、目先の事にこだわって成功や -