あらすじ
経営の神様ドラッカーも絶賛の渋沢哲学。『論語』を人生の指針にすれば絶対後悔しない!渋沢自身がこう断言する『論語』の、人生への生かし方とは?渋沢自身が、実際に試してみて、効果のあった理論を紹介。1923年刊行の名著『実験論語処世談』が現代によみがえる!『論語』を実社会や経営の判断基準にしたら、どうなるのか?当時の偉人たちの公私にわたる言動を例に挙げ、成功との因果関係を検証し、ズバリ斬る!たとえば、徳川慶喜公、伊藤博文、大隈重信の「節度」は? 秀吉、信長、三成の「仁」は?より効率よく実践するための、渋沢オリジナルのコツも公開。全ての日本人必読の書。
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Posted by ブクログ
渋沢栄一?知らないなぁ。
多くの方がそうであったように(そうであってほしい)、私も渋沢栄一なんて人は知らなかった。
しかし、お札に載る人なのだから、きっと日本国に多大な貢献した人なんだろなぁ、くらいに思っていた。
だから、常識程度に知っておこうかなぁ、程度に渋沢栄一関連の書籍を読もうと思った。
普通、渋沢栄一というと、後から知ったことだが、『論語と算盤』が有名であるようだ。関連書籍は多数ある。
しかし、私の電子書籍アプリにお勧めで載ってたのが本書であったため、本書を読んだ。それ以上の意味はない。
結論から言うと、私個人的には、難しかった。渋沢栄一の文体や内容が難しいのではなく、論語が難しい、というかわからない。
基本的には渋沢栄一が主張したい項目があり、それに付随する論語と、その部分にまつわるエピソードが書かれている。最後に著者が、まとめている。
その、論語そのものは学生時代の古文や漢文を思い出させられる。途中からは読むのをやめて飛ばしていた。
論語のエピソードは、渋沢がわかりやすく解説してくれているが、時代背景や基礎知識が乏しいため、なんとなくぴんと来ない印象となってしまった。
私的には、論語の部分がなくても、読みやすく素晴らしい本だと思う。
基本的には、人間として、社会人として、経営者としてなど、我々現代人にも当てはまる緒言が書かれているが、今から考えても十分に通用することを、当時から書かれていることが、感服するしかない。
渋沢栄一のことなど相変わらずわかってないが、これを読むだけでも非凡な人であったんだろうことは伝わってきた。
あくまで、私のように、読書が得意ではない人は、論語関連の部分は飛ばして読んでも良いと思います。