渋沢栄一のレビュー一覧

  • 現代語訳 論語と算盤

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    ・本当に人を評論しようと思うならば、その富や地位、名誉のもととなった「成功か失敗か」という結果を二の次にし、よくその人が社会のために尽くそうとした精神と効果によって、行われるべきなのだ。

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    2025年11月24日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    まず読みながら感じたのは、昔も[今の若者は良くない]といった年齢を重ねた後、自分の体験談と比較をし、若者を蔑む発言があったのだなと感じた。人間の性質上、昔の経験談が美化され、なぜか対等でない今の時代と比較をして、優越感に浸りたいのだろう。私はまだそういった年齢ではないので自分を律し続け若者を蔑む発言はしないよう心がけたい。
    完読後は、以下が自分の中で印象に残った。
    •人は親や目上の人を敬わなくてはならないということ。
    •逆境という言葉があるが、自分で作った逆境もあれば、自分以外からの逆境もある。自分で作った場合はそれを作ってしまった原因があるということ。自分以外の逆境はそうなってしまったからに

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    2025年10月12日
  • 渋沢栄一  徳育と実業

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    渋沢栄一は単なる実業家ではなく「近代日本の礎を築いた人物」としての栄一の姿が鮮明に浮かび上がりました。渋沢は天命論や社会奉仕の思想を説きながら、忠義・信頼・敬意といった道徳的美徳を、実業の現場でいかに実践すべきかを具体的に示しています。その思想は単なる理想論ではなく、実社会で役立つ生きた規範として読む者に迫ってきます。

    特に27歳で徳川昭武に随行しパリ万博を視察した経験は、彼にとって決定的な転機だったように思います。欧州諸国の制度や社会の在り方を直接見聞したことが、その後の日本における実業の方向性を決定づけたと言えるでしょう。帰国後は「商法会所」の設立、大蔵省での国づくり、そして第一国立銀行

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    2025年09月16日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    渋沢栄一の思考はほぼ全て論語から影響を受けたものだということに驚いた。論語の偉大さが分かる一冊でもある。また、そのストイックさ故に、ピータードラッカーのような印象を受けた。

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    2025年08月19日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    最後の小伝が一番面白かった。
    渋沢栄一の変化をして新しい物事を取り込む力がすごい。特に尊皇攘夷からフランス留学まで振れ幅があるとは。メタ志向ができる源なんだと思う。

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    2025年07月19日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    道徳(論語)と経済(算盤)との両立による発展を啓蒙する名著。
    現代語訳も平易で読みやすかったです。
    福沢諭吉もそうですが、幕末から明治という激動の時代を生き延びた偉人たちからは、気概の強さと志の大きさを感じます。
    昭和や平成に書かれた本か?と思うぐらい現代でも通用する部分が多く、道徳や中庸の大切さは今でも変わらないと思います。
    渋沢栄一は、「婦人関係以外は、一生を顧みて俯仰天地に恥じない」と自ら語るほどの好色の士(68歳で子供を作った)ではありますが、日本の発展と近代化に大きな力を尽くした功績は忘れるべきではないと思います。

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    2025年07月17日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    いつものことながら、「世に出る人は違うわぁ~」と思いながら読みました。

    こう書いてしまうとおおよその年齢がわかってしまうかもしれませんが、学校教育において、渋沢栄一を歴史上の重要人物としては習わなかった気がします。
    NHKの大河ドラマで取り上げられたり、一万円札の肖像に採用されたり、近年の渋沢栄一さんの活躍には目を見張るものがあります。
    ということで、前々から気になっていた本書を読み始めてみました。

    「論語と算盤」という本を渋沢栄一本人が著したわけではなく、渋沢栄一の講演をまとめたものです。
    10章に分かれていますが、全体を通して、彼の人生論や経営哲学を学ぶことができる本となっていました。

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    2025年07月16日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    記憶の片隅に置いていた積読に本屋でたまたま再開して読んだ。

    "徳"や"義"が先にあり、"利"はその後に来る。
    "徳"は時代とともに進化するが、"義"は変わらない。

    岩崎家や三井家、住友家は、いわゆる財閥を築いたのに対して、渋沢財閥はない。
    ココに、渋澤栄一の"徳"と信念の強さを感じる。

    今さらながらに、人としての基本的なあり方を噛み締めた気がする。

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    2025年07月11日
  • 抄訳 渋沢栄一 『至誠と努力』

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    端的でわかりやすく解説されています。渋沢栄一さんは、遥か大昔に作られた論語を今(当時)でも通用すると仰っていましたけれども、彼の考え方もまた現代に通じるバイブルだなと改めて感じました。

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    2025年06月28日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    あまりに学びが多すぎて、すぐに別の読書を始めると何も身に付かずに終えてしまいそうだ。
    論語と算盤は大きく分けて自らの人格形成に関することと社会の構造や還元方法に関することが書かれており、後者については正直現在の自分のレベルではほとんど腑に落ちることが出来なかった。というかほとんど多くの方がそうだと思う。しかしそれだけでこの内容の評価を固めるのはあまりにもったいない。
    人生において何を大切にするか、この偉大な成功者の考えをヒントに改めて向き合う時間をとってみて欲しい。

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    2025年05月14日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    道徳を会社の利潤や仕事に活かす考え方が詰まった一冊。そして道徳は論語で養うことができる。

    書かれていることのほとんどは、実践することが特別難しいものではありませんが、疎かにしがちな心構えが多かったように感じました。

    もっと若いうちに読みたかった。とも思いましたが、今(30代半ば)読んだからこそ自分事として捉えることができたのかもしれません。勧めてくれた会社の上司に感謝したい。

    本書を読んでいる時にたまたま、お取引先の方に「論語」をオススメされ、早速購入してみました。これから、時間をかけて読んでみるつもりです。


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    2025年05月03日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    論語を咀嚼することによって「社会公益性をもったクリーンなビジネスを行い、富を築く」ことができた渋沢栄一の非常に参考となる書籍。流行りのビジネス書だけに飛びつくのではなく、若いうちは名著から道徳の規範を学ぶことも大切だなと。

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    2025年03月29日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    原文を読むのに苦労したためこちらを先に読んでみたが、人は何のために働くのか、働く上で大切な根底の部分を、改めて直球で教えてくれる本でした。
    上手くいくためのテクニックとかではなく、とにかく、真面目であれ、商売をする上で一番大切なのは道徳である。と論語から抜粋してなぜ大切なのか、何故自己の利益だけではいけないのか、
    幕末を生きた著者だからこそいえる武士道や道理を重んじる考え方は今の時代でも大切だと感じた。
    書かれていることは今までに聞いたことあるし、はじめて知った内容は決して多くはなかったが
    今までの先人もこの本を読んで、この教えを自分の会社やチームに伝えられて、自分にも届いてたのかなと思った。

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    2025年03月16日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    社会人になったら一度は読んでみたほうがいいと思う。
    何のために働くのかがよくわかります。
    大河ドラマきっかけで興味持ちましたが、同じく埼玉人にこんな偉人がいたとは!

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    2025年03月08日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    多岐にわたるテーマが論語を軸にシンプルにまとめあげられているのが美しい。
    100年前の本ですが、実践的な内容で、今でもビジネスマンが語りそうな内容がふんだんに盛り込まれてますね。
    何事も誠実さを基準とする、というのが素晴らしい。

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    2025年02月24日
  • 超約版 論語と算盤

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    入門書、概念の理解にはとても良い立ち位置の本。
    角川ソフィア文庫版の論語と算盤も読んだが、古文漢文が多く十分に理解できていなかったかと思いこちらを読んでみた。
    もう一度原文版を読んでみようと思う

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    2025年02月23日
  • 渋沢栄一「生き方」を磨く

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    大河ドラマの『青天を衝け』を見ていたので、シーンもイメージしながら読み進めやすかった!

    不可抗力でどうしようもないことっていうのは極めて少なく、本来、逆境というものは存在しないという考え方。

    稲盛和夫と同様で価値観が一貫していて、渋沢栄一は論語を軸に、私利私欲ではなく、社会発展を第一義とする考え方には敬服と尊敬。

    自分のことを最優先にするのではなく、広く、大きな視点をもつことで道は切り開けていくイメージが湧いて来たし、勇気を与えてくれる本だった。

    時間があいてから再読したい!

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    2025年02月20日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    現代に通ずる箇所が多数あり、人生のバイブル的な要素が盛り込まれている。
    アグレッシブな人間のもとに人は集まる。天命を信じて活動する。改めて定期的に読み直したい一冊。

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    2025年01月16日
  • 詳解全訳 論語と算盤

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    大河ドラマも見ておらず名前しか知らない人だったが、その考え・行動は今でも全然色褪せないと思う。また、訳と注釈も適切

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    2025年01月13日
  • 現代語訳 論語と算盤

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    ネタバレ

    熱い人だ〜〜〜やはり私利私欲に走る人とでは残した結果が違う。現代の日本にいたらどうなるか気になる

    一個人の利益になる仕事よりも、多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ 164

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    2024年12月15日