渋沢栄一のレビュー一覧
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渋沢栄一は単なる実業家ではなく「近代日本の礎を築いた人物」としての栄一の姿が鮮明に浮かび上がりました。渋沢は天命論や社会奉仕の思想を説きながら、忠義・信頼・敬意といった道徳的美徳を、実業の現場でいかに実践すべきかを具体的に示しています。その思想は単なる理想論ではなく、実社会で役立つ生きた規範として読む者に迫ってきます。
特に27歳で徳川昭武に随行しパリ万博を視察した経験は、彼にとって決定的な転機だったように思います。欧州諸国の制度や社会の在り方を直接見聞したことが、その後の日本における実業の方向性を決定づけたと言えるでしょう。帰国後は「商法会所」の設立、大蔵省での国づくり、そして第一国立銀行 -
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「自分自身の利害得失が同時に社会の利害得失と一致するような仕事」
一生をかけて成し遂げる覚悟を持ちたいです。
渋沢栄一翁も死ぬまでこのように考えられてたんやと思います。
渋沢栄一翁も教育のことを憂いておられました。
今も昔も変わらないのかなと思います。
僕は勉強は人生で一発逆転を狙える一番有効な方法やと思います。
スポーツや芸術は確率が悪すぎて立身出世のためには勉強が一番やと思います。
ただ教える側のスタンスとしては親が子に教えるように無償で与えるくらいのものじゃないといけないかなと思います。
子供達がチャンスを掴む手助けをすることは社会貢献に繋がると思います。
また自分自身にとっても一生を賭 -
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渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説
著:渋沢 栄一
編:鹿島 茂
講談社学術文庫 2639
青淵とは、渋沢栄一の雅号である
回顧録から談話を聞き取り口述筆記したものとある。
論語と算盤は渋沢の書であり、青淵論叢とは談話集なのである
・金それ自身には善悪を判別する力はない。善人がこれを持てはよくなり、悪人がこれを持てば悪しくなる。つまり、所有者の人格いかんによって善ともなれば悪ともなる
・功なり名を遂げた人が、自分がいまのような金持ちになれたのも、すべては社会の恩だと自覚して、社会の救済だとか、公共事業とかいうものに対し、常に率先して尽くすようにすれば、社会はますます健全になるなずなので -
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おもしろかった
人手不足だとか、道徳がなっていないとか、もうけ第一で情けに欠けるとか、今の教育は知識に偏っているとか、明治の世もいまもかわりがない
人の機微も読んでいて違和感は全くありませんでした。
・人間がこの世に生まれてきたのは、何事かを成すべき使命を受けたからである。この使命をまっとうするのが人間としての義務である。
・自分が愉快だから働き、不愉快だから休むというのは、使命に対してあいすまないことである。どのような場合でも、自分にあるだけの才能精力を尽くすのが人の人たる道である。
気になったのは、以下です。
・私たち凡人は、志を立てるにあたっても、とにかく、迷いやすいのが常である -
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(2021-08-26 1h)
こういうマンガって絵が古めだったりするイメージだったけど、本書に関しては絵がかなり綺麗で漫画として楽しんで読めます。加えて、きちんと『論語と算盤』に関して浚ってくれて、渋沢栄一自身にも触れてくれます。論語と算盤について気になってるけど原著読むまでじゃないなってかたは勿論ですが、既に読んでいるかたもおさらいにオススメできます。
第1章と第2章で分かれており、作画の担当者が違います。前者の作家さんは週刊少年マガジンとかで連載持ってそうな感じ。スタイリッシュで細い線なので、スッキリ読めます。渋沢栄一がちょっと英国紳士風。
第1章がそんな感じなので、2章で絵が変わる -
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2024年から新一万円札の顔に決まり、2021年大河ドラマの主人公(主演は吉沢亮)である渋沢栄一。その大河ドラマは、渋沢栄一の自伝が元になっているというので読んでみた。
こちらの本は自伝「雨夜譚(あまよがたり)」「青淵回顧録(※せいえん は渋沢栄一の号)」を元に、他の自伝や関連資料や他の人の証言集を組み合わせて幼少期から晩年までの人生を再構築させたという構成となっている。
幕末に生まれてまさに激動の時代を生き、攘夷を唱える⇒一橋家・将軍家の家臣⇒明治政府の役人⇒民間起業家・福祉家という柔軟性と、しかしダメなものはダメという強い信条も感じられる。
自伝が元なので、語り口からは本人の資質が感じられ -
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2024年から新一万円札の顔に決まり、2021年大河ドラマの主人公(主演は吉沢亮)である渋沢栄一。その大河ドラマは、渋沢栄一の自伝が元になっているというので読んでみた。
こちらの本は自伝「雨夜譚(あまよがたり)」「青淵回顧録(※せいえん は渋沢栄一の号)」を元に、他の自伝や関連資料や他の人の証言集を組み合わせて幼少期から晩年までの人生を再構築させたという構成となっている。
幕末に生まれてまさに激動の時代を生き、攘夷を唱える⇒一橋家・将軍家の家臣⇒明治政府の役人⇒民間起業家・福祉家という柔軟性と、しかしダメなものはダメという強い信条も感じられる。
自伝が元なので、語り口からは本人の資質が感じられ -
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■感想
青天を衝けのネタバレでもあるかもしれないので注意。
渋沢栄一がかなりすごい偉人なのに、小中学校の社会の教科書に一度も出てなかったのが疑問。今はもう出てるのかな?
この本には渋沢栄一自身がどういう人物であったかを自分なりに解釈して説明している。ここが「青天を衝け」の吉沢亮さんの演技が間違ってないことがわかる。吉沢亮さんもこの本を読んだのではと思います。
今の若者は〜という文章が度々出てきますが、明治の頃から若者に対して、「今の若者は〜」って言われるんですね。
■名言・実践
論語は決して難しい学問や理論ではない。論語の教えは広く世間に効能があるので、元来わかりやすいものである。
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Posted by ブクログ
書かれたのはちょうど100年頃前でしょうか。
渋沢栄一が生きた晩年はこうも今の日本と似ているのかと衝撃でした。
本書の中に、明治維新前後の頃は日本全体が活気があって渋沢栄一自身も3日寝ずに働いたが、今の青年は元気がない。との表現がありました。
まさにこれは高度経済成長期と今を比較してるの同じじゃないかとビックリしました。歴史は繰り返されるものであるとするなら、僕たちがこれから生きる指針はまさに渋沢栄一に学ぶべきかもしれません。
温故知新。
その答えがこの本には書かれています。
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220113 再読
誠意と思いやり。精神修養、克己心、元気。