作品一覧

  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝
    3.9
    1巻1,067円 (税込)
    激動の幕末維新を背景に大実業家・渋沢栄一(一八四〇‐一九三一)が疾風怒濤の青春を語る自伝。尊攘倒幕の志士→徳川家家臣→明治政府官僚→在野実業家と転身を重ねる著者の生き方は鋭い現実主義に貫かれた魅力をもち、維新変革をなしとげたエネルギーが生きいきと伝わってくる。実業家時代を概観した「維新以後における経済界の発達」併収。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝

    Posted by ブクログ

    渋沢栄一の自伝的記録である雨夜譚。以前、城山三郎の雄気堂々を読んでいたこともあり内容がよく入ってきた。埼玉の深谷の農民が尊王攘夷を志すも敵方のはずの一橋家家臣に、、そのまま慶喜が将軍になり幕臣に、、そこからパリに行くも維新は終わっていて、、現在渋沢栄一について語られるところは彼の起業家としての部分ではあるが、その前半戦の幕末青春期の方がむしろ非常に面白かった。

    0
    2024年11月17日
  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝

    Posted by ブクログ

    「雨夜譚」と「維新以後における経済界の発達」の2編。
    特に前者は講演を筆記したもので、意外と読みやすい。

    農民から身を起こし、志士、一橋家家臣、幕臣、静岡藩、大蔵省と転身し、銀行家となった経歴はすさまじい。
    一橋家家臣時代に、藩札の発行を通じて通貨の本質が信用であることを見抜いていたこと(111頁)、また、種々の業界での株式会社設立に関わっているのも驚き。
    上司に当たる大隈重信との関係も面白く感じた。

    0
    2024年10月30日
  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝

    Posted by ブクログ

    渋沢栄一が話したことを聞きとったものである。話しとして面白いので、このまま大河ドラマのストーリーになっている。すべての足跡を説明しているのではなく、自分の青年期で、徳川から明治の移り変わりのなかでどのように行動したかを描いたものである。

    0
    2021年05月12日
  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝

    Posted by ブクログ

    渋沢栄一の自伝。学生時代城山三郎のゆうき堂々を読んだ時のことを思い出しながら読んだ。渋沢は確かに経歴だけ見ると天候を繰り返しているようにも見えるが、この回顧談ではその時その時で彼が誠実に考え悩み決断していったことがうかがい知ることができる。
     ちょくちょく面白いエピソードがあり、高崎藩襲撃計画とか、三島(みちつね)とけんかになりそうになった話とか、新政府における人間模様とか。ただいろいろ気を使っているのか、そんなに悪口や裏話がぽろぽろ出てくるわけではない。そんなところも彼の誠実さであり、結局は成功の背景なのかもしれないが。

    0
    2019年03月07日
  • 雨夜譚 渋沢栄一自伝

    Posted by ブクログ

    1. 概要
    渋沢栄一が講演会で述べた生い立ちをまとめた本。本人談の貴重な内容となっている。

    2. 感想
    論語と算盤を読み、渋沢栄一についてもっとしりたくなったために手に取った本。

    勉強不足から渋沢栄一という人物について知識がなくとても興味をひかれたのだ。

    この本では、渋沢栄一が子供の時からどのような生き方をしてきて、幕末から明治までの激動の時代にどのような人生を送ったかを知ることができる。

    1人の人間としてとても尊敬できる方だ。今まで知らなかったことが恥ずかしい。

    さて、渋沢栄一という人物は、近代日本を語るうえで避けては通れない人物だろう。あらゆる大企業の発足に関係してい

    0
    2013年08月23日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!