津村記久子のレビュー一覧

  • 婚礼、葬礼、その他

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    誰に腹を立てていいのやら、自分のせいではないのにめぐりめぐって最悪な状況に陥ってしまう主人公。自分だったら、早々に爆発するか投げ出してしまう間の悪さの極地のような状況でも、主人公はそのときできることを、そのとき発揮できる能力とエネルギーでもって実行していく。無意識だろうけど、誰も不幸にならないよう配慮できる主人公の「いいひと」さ加減がうらやましかった。そしてかつて自分を救ってくれた後輩カップルのエピソードが素敵だった。

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    2013年07月06日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    作者がこの作品を通して伝えたいことが、温かくて良いもので、まだ人を信じても良いんだと勇気づけられました。

    律も、理佐も、聡も、研司も、出会いの中から自分にとって良いものを選び、周囲の人の力を借りながら運命を切り拓けて幸せだと思います。
    ネネと出会えたことも幸せでしかない。

    閉鎖的な家庭という場所で苦しんで来たこどもたちをたくさん見て来ました。
    現実では、トラウマや傷つき体験から、そんな風に前向きにチャンスや善意を掴み取れないほど苦しんで来た人もいます。

    同時に、仲間や信頼できる大人との関わりの中で、「苦しんできた自分も全部自分だ」とまるっと愛せるようになったこどもたちの奇跡もたくさん見て

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    2026年07月02日
  • 枕元の本棚

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    プロの作家の読書力は素晴らしい。マニアックな本のオンパレードだがどれも読んでみたくなる魅力に溢れた書評エッセイ。

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    2026年06月29日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という言葉がやはり心に残りました。
    嫌な人も出てくるけれど圧倒的に良い人が多い。
    自分の子どものみならず今の子どもたちがこの本に出てくるような親切な人とたくさん出会って生きていけたらいいなって思います。私も良い大人側でありたいです。
    あと、りさとりつの真面目さと賢さが好きでした。特に、何を言うか、あるいは言わないでおくかを考えられる思慮深さに憧れます。

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    2026年06月29日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    現在の津村さんの作品とは違う、毒のある生々しい煽るような言葉をあえて使ってる感じだった。
    (私が読んだのはちくま文庫2013年発行のものだから、作品群の中でも「若い」ほうなのかも)
    「地下鉄の叙事詩」はいっそもうホラーのように思えた。

    読んでいる間じゅう、焦燥や怒りや空虚な感情、負の感情でぐるぐるになった。掻き回されて、苦しくつらいと思った。それが最後には少しの救いがあって、状況は変わってないし、これからよくもならないままなのに、一瞬息をつかせてくれる。現実もそうであったならどんなにいいか。

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    2026年06月26日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    『2024年本屋大賞第2位』
    津村記久子、初読み。

    自分勝手な母親とその恋人から離れて、見知らぬ街にやってきた18歳の理佐と8歳の律。
    18歳の理佐はそば屋で、水車小屋に住む言葉を話すヨウムのネネと出会う。
    そこから40年…

    しかし、本当にどうしようもない母親とその恋人。
    理佐の短大の入学金を恋人の事業のために使ってしまい、来年まで我慢してとは…
    考えられない…
    子どもの将来を何だと思っているのか。
    あげくの果てに、もっと強く言ってくれたら、なんて。
    理佐と律の援助すら全くしようとしない。
    元夫の遺産目当てで律を連れ戻そうとか…
    ちょっとでもお金が入れば…
    何なんだろう。信じられない…

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    2026年06月26日
  • 水車小屋のネネ

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    人生万事塞翁が馬、とはよく言ったものだと思わせる作品でした。私できることは、ただただ目の前に起きたことに対して誠実に、そして最善を尽くことなのだと改めて確認できました。

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    2026年06月25日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    厳しい現実の中でも人とのつながりに支えられながら生きる姉妹の姿が心に残る作品でした。大きな事件が起こるわけではないのに、日々の積み重ねが温かく描かれ、読後には優しい気持ちになります。
    ネネの存在も物語に癒やしと彩りを添えていて魅力的でした。

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    2026年06月25日
  • やりなおし世界文学(新潮文庫)

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    難しい古典も難なく読まれている気がする。すごい。この中の本、ほとんど読んでいない私、いつか読めるだろうか。
    もっと、親しみを持って読んでいけたら、楽しそうだと思った。

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    2026年06月24日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    まだ読んでない人は是非レッチリのunder the bridge を聴いてから読んでほしい
    結構物語の受け取り方が変わると思う

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    2026年06月21日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    それぞれに抱えているものは重かったりするけれど、自然に無理なく支え合って穏やかに過ぎて行く長い年月。
    そんな人々を結びつけているネネが賢くて可愛い。
    最近、現実があまりにキツイので穏やかな本を選びがちです…(東日本大震災の内容が含まれるのはちょっとしんどいけど)

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    2026年06月17日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    会話ができる鳥がいるなんて知らなかった。いつも寄り添って、信頼関係も築くことができるのが素晴らしい。ネネのおかげですね。

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    2026年06月14日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    3.9
    ヨウムのネネを中心に、姉妹と、その周りの人たちとのお話
    姉妹のスタートは大変なものだったけど、周りの人たちに支えられながらの成長を追っていけるのがよかった
    みんなネネが大好きだね!
    守さんのおそば食べたいなぁ〜

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    2026年06月14日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    世の中にはたくさんの不幸せな人たちがいる。いろいろな不幸せがある。でもそれぞれの生き方には少しずついいことがあったりする。この本の一人の主人公であるヨウムという鳥はそうした人たちの姿を3歳児程度という頭脳で理解しながら、優しい言葉をかけてくるようだし、誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なもんですよ、という先生の言葉も心に響く。
    1981年から10年毎に2人の姉妹と周りを取り巻く人たち、そしてネネの日常を見つめていくような物語。エピローグの2021年はコロナ禍の時期だったけど、そこまでいろいろなことがあっても、人々の優しさと助け合う気持ちとで生きてきたことがよかったなあというお話でした。ここ

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    2026年06月14日
  • 浮遊霊ブラジル

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    うどんの話が続いたので連作かと思いきや関係なかった。ほどよい短さの短編集。
    『地獄』が発想がすごくておもしろい。たとえ自我が保てたとしてもやっぱり死ぬのは嫌だ。

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    2026年06月13日
  • 水車小屋のネネ

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    手にした時、その分厚さにうわっと思ったが、楽しくさくさく読むことができた。身勝手な母と再婚相手の理不尽な態度に、親から離れて暮らすことを決心した18歳の理佐と8歳の妹律の物語。1981年から10年ごとの章に分かれている。危うそうな姉妹の生活も、優しく親切な大人たちとの出会いでだんだん変化していく。水車小屋にいる鳥のヨウム、ネネとのつながりも心の支えになっていく。ネネにとっても2人はかけがえのない存在。人間、捨てたものじゃないなあと、思えるのがよかった。

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    2026年06月11日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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     文庫化を楽しみにしていた作品。ネネは、主人公の女の子の名前だと思いこんでいましたが、ヨウムの名前でした。

     冒頭、辛い始まりでこの先どうなっていくのか、ハラハラしましたが、山下姉妹の周囲には良い人に恵まれ、どんどん人生を切り開いていく。

     最初こそ、大変でしたが、その後はどんどん、しあわせになっていく?展開で、最後はほっこり素敵なお話でした。

     時々、出てくる曲や映画作品は今後、観たり聴いたりしてみようかな…と思ったり。装画も素敵で、お気に入りのイラストレーターさんで、最後の解説も素敵でした。

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    2026年06月11日
  • 枕元の本棚

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    自分では知りえない本ばかりで、ちょっとマニアックでとても興味深い!作家さんなのでいろんなアンテナを張ってるんですね。
    少しずつ気になる本読んでいきます。

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    2026年06月10日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    良く言えば、穏やかな小説。
    悪くいえば、ビッグイベントは無い。
    もっと年齢を重ねた後に読めば、その穏やかさが沁みるのかもしれない。

    P.S. ネネは可愛らしかった。

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    2026年06月08日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    幸せなお話だった。

    みんながちょっと(?)ずつ大変だけど、ちょっとずつ親切な人に助けてもらいながら、大変さに飲み込まれず前向きに生きていく。そして自分がもらった親切をどんどんと広げて連鎖させていく。そんな救いのあるお話。

    人に親切にすることを肯定してもらえたなぁ。

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    2026年06月07日