津村記久子のレビュー一覧
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素敵なタイトルだなと思って読んでみたら中学生男子が主人公で、彼らなりには不安定だったりヤキモキモヤモヤしていたりするんだろうけど、ごく普通の日々を描いている。だから読み始めは退屈な感じ。でもそういう小説なんだと思った真ん中あたりからページを繰るのも早くなったかな。
津村さんってあまり読んだことないけど、現代の仕事をしている普通の女子を描いた小説が多いようなイメージで、それでいながら本作は男子中学生が主人公というのはちょっと意外な感じがしたけど、男子中学生の親や友達とか女子とか世間に対する感覚がけっこううまく表現されているような感じがする。
舞台が大阪なのもいい。何となく大阪弁の会話ややりとりに -
Posted by ブクログ
ネタバレ優しさの連鎖の話。家の環境が悪くて家を出て行った18歳と8歳の姉妹が新しい土地で周りの人に助けられながら生きていく話。最後2021年だから40年間の話になるのかな?先生や蕎麦屋の夫婦からもらった優しさを姉妹が周りの人に分け与えて、周りの人もその周りの人に優しさをあげるって感じだな。蕎麦を食べたくなり、人に親切にしたくなるなあ。
実際には優しさを受けても周りに返せない人もいるし、嫌な人もいるから、こんな小説みたいにはいかないよなと思いつつ(自分も貰うばっかりですごめんなさい)、みんな優しさを一歩踏み出していこうねって思えるので、とりあえず日本全国の人が読めば良いと思った笑 -
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津村記久子さんの物の見方好きだわあー
相変わらず文章が軽妙でなんとも言えない温度感。これが合わない人もいるだろうなとは思うけど、私は大好き。なんか深夜ラジオのトーク聞いてるみたいで。読みながらクスクス笑っちゃう。
8編ある中で「レコーダー定置網漁」「現代生活手帖」「粗食インスタグラム」がお気に入り。
特に「現代生活手帖」はハイテクなんだかアナログなんだかよくわからない世界観なのに、受け入れてしまう不思議さがあった。
机をこすればスマホ以上になんでもできるのに、宅配便がロバだったり、ご近所とおかずを交換できるサービスがあったり…それを支えてる原理って人情とか思いやりのような、AIやらデジタル -
Posted by ブクログ
大学進学の費用を母親が恋人のために使ってしまう。その時、妹が母親の恋人から虐待を受けていることを知り、高校を卒業したばかりの少女が妹を連れて自立しようと旅立つところから始まる。
この2人の少女と取り巻く人たちの人生を描かれているが、その中心にはいつも、ヨウムのネネがいる。
賢く可愛いヨウムのネネを世話をする?相手をする?遊んであげる?そんな感じで色々な人たちが関わってくる。
恵まれない家庭環境にいながら、たくさんの人たちに助けられて、たくさんの幸せを掴んでいく。
そして自分たちがもらったたくさんの助けを他の人たちにも与えようとする。
ネネの周りの温かい連鎖。とても素敵なお話でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都の大学舞台の、卒業手前の女の話。
同級生河北の彼女のアスミを泊め、河北は彼女が腕を傷付けていると告白し、適当なことしか返せないわたしにキレる。アスミの授業に代わりに出ることを頼まれ、そこでイノギと出会いノートを貸す。
一方わたしと一度だけ飲んだ穂峰が自殺したことを同級生吉崎から聞く。彼は行き場のない少年を匿って警察に捕まりかけたことがある。一方わたしが公務員の福祉課に就職したのは昔ニュースで見た行方不明になった男の子を探すため。
イノギと仲を徐々に深めるが、一緒にいるときに河北から電話がありアスミの腕を切ったという。わたしはイノギとともに救急車を呼ぶ。
イノギはわたしとセックスをした夜、中