津村記久子のレビュー一覧

  • 水車小屋のネネ

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    この本を食べ物に例えると風邪の時に食べる手作りおじや。(いきなり本を食べ物に例えるなよという気もするが) これからの人生で絶対何度も読み返す物語だと確信している。

    こんなに読んでいて安心する小説を読んだのは初めてかもしれない。大体のストーリーを言うと母の元から独立を決めた姉妹2人の独立の物語。心温まる話は他にもたくさんあると思うが、この物語がいいなと思うのは相手からの小さな良心をきちんと救って描写されている点にあると思う。

    この物語には大きな事件や宝くじに当たるなどの大きな幸運はもたらされない。ただ淡々と日常が語られるのみだが、その日常の中にもこんなに自分は周りから気にかけられ、支えられているんだなと感じることができる。ご近所づきあいが煩わしいとされる昨今でも人とのつながりは大切だなと読んでいて気付かされる作品だと思う。

    また、物語に描かれていない余白を残すのが上手いと感じた。10年ごとに区切られて物語は進んでいくが、描かれていない間登場人物はどんな暮らしで何を考えていたんだろうと読みながら想像するのが楽しかった。

    孤独を感じて辛い人にぜひおすすめしたい一冊。

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    2026年10月06日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    ネタバレ

    登場人物がみんなよくて…
    それぞれが皆大変な状況なのに、ごく自然に人を思いやり、恵まれている・ありがたい、と大切な人への感謝を忘れない、心の余裕と豊かさがある。そして、その思いやりを惜しげもなく当たり前のように他者に循環させていく、素敵な世界。人にやさしく、温かく接することの麗しさたるや…

    津村さん、初めて読みました。
    「本書が誰かの良い友人になることを願っています。」と、誰も取りこぼさない、最後まで優しいところもグッときた。
    私は本屋さんで平積みされているのをきっかけにこの本や津村さんに出会ったが、ちょうどもう少しで読み終わるというタイミングで西加奈子さんが出版区の本ツイに出演されており、この本や津村さんを絶賛されていて、ああ西さんもお好きなんだと嬉しくなった。

    とくに好きなところ記録。
    「この人がこんな様子なら、自分のこれからだって何とかなるだろう、と常に律に思わせてきたおおらかな姉の姿は、律が8歳だった頃と少しも変わっていなかった。」

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    2026年10月06日
  • ウエストウイング

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    ネタバレ

    読み終わって、小説の世界から出てくるのが名残惜しかった。今年読んだ中で1番好きな作品。余韻がまだ胸に響いている。

    大阪のBook’n Boothという書店で開催された著者のトークショー・サイン会で購入した一冊。ご本人のお話を間近で聞いて、サインもしてもらった特別な本になった。

    1人で立って生きていくことの心細さと良さの描き方のうまさといったら。心細くも自分の人生を生きていく人たちが、周りにいる人たちと関わり合いながら時に見えない形で互いをちょっとだけ励ましたり、いたわったり、あるいは疎ましがったりしながら生活していくことをただ肯定する話、というか。

    主軸となる3人の人物だけ、名前がカタカナ表記なのが、銀河鉄道の夜のようなファンタジーな風味をつけていて、物語全体に優しい雰囲気をもたらしている気がした。

    話の中でしょっちゅう出てくる地下トンネル通路は、大阪住みなら思い浮かぶ場所がある。スカイビルに続いてた昔のあの通路。今はグラングリーンが出きて、少し様子が変わってしまったが、おかげで大雨の夜の不思議な渡しのシーンは映像が頭にはっきりと浮かんだ。舞台となる椿ビルディングも、なんとなくスカイビルや大阪第1ビルとか第2ビルとかを混ぜ合わせた感じがする。

    進学塾の講師がたびたび「こんなところで働く人間になってはいけない。」と塾生たちに言う。

    その「こんなところで働く人たち」とは毎日を生きる私たちで、その1人1人の描写が温かい。

    大雨でビルから出られなくなった人たちの関係性が
    少し変化する部分の描写は本当に素晴らしくて、あぁ、こういう感じあるよなぁ、と本当に読むのが楽しかった。この本は地の文も大阪のイントネーションで読んだのだけれど、このへんの人間関係のあり方は大阪的なのだろうか、他の地方の人にはリアリティがないと感じられるのだろうか、とも思った。

    ともかくとても幸せな読書体験だった。


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    2026年10月03日
  • 水車小屋のネネ

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    ネタバレ

    2026.10再読
    ヨウムのネネと姉妹を中心に描かれる40年間の物語。
    こんなに長い話なのに、描かれてないところも読みたいな〜と勝手に妄想までしてしまう。
    (聡さんの告白のその後読みたすぎるんですけど)
    とにかく出てくる人皆が優しい。
    でもその優しさは持って生まれたものじゃなくて、「人に与えられたから自分もそうする」って感じだから押しつけがましくない。だからこんなに沁みるのか。
    ずっとネネがかわいい。最後にどんなに時が経っても、「けんじくん!」と呼んだネネにちょっと泣いた。

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    2026年10月02日
  • 水車小屋のネネ

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    初・津村記久子。2章の画家のおばあさんの遺言で涙腺決壊。3章の最後の聡さんの言葉に心がポカポカになる。事件は起きるが、時の流れが静かで不可逆なのが印象的。生きている奇跡。人に親切にし、しかし、尽くさない、生き方。自分もあるし、他人もある。つながっていることの大切さとその奇跡。この奇跡はどこまでも続くのだろうな、と思えた素晴らしさ。
    ヨウムのネネは、そのはかなくもたしかな奇跡の象徴。みなが順繰りに守り続けてきたもの。
    幼少期から老いと死までが綴られている。

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    2026年10月04日
  • 現代生活独習ノート

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    どの短編が好きかで延々語ることができる一冊。
    私は『粗食インスタグラム』が一番好きだった。

    本当に疲れている時には、料理をしたり買い物をしたりすること以前に、何を食べたいか分からないし判断することも億劫になる。

    おにぎりをもらって、だし巻き卵をもらって、味噌汁をもらって、少しずつご飯が充実していくシーンを読んでいると、自分も救われたような気持ちになった。

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    2026年09月30日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    「ネネ」はヨウムという鳥の名前。50年は生きるという。お蕎麦屋さんの裏の水車小屋で飼われていて、そば粉ひきの番の仕事もしている。水車を使って、蕎麦の実をそば粉に挽く。蕎麦の実が少なくなってきたら、「からっぽ」っと言って、補給のタイミングを教えるのがネネの仕事。3歳児くらいの知能があるそうで、とても賢い。高校を卒業した理佐が妹の律を連れて、この蕎麦屋で給仕兼鳥の世話係として働くためにやってくる。それから40年に渡る、ネネと理佐と律、ネネと彼女たちの周りの人々の物語り。
    この本のよかったところ
    ・装丁と挿絵 ・ネネが水車小屋にいるところ
    ・ネネのおしゃべり ・朝ドラみたいなほのぼの感
    ・ネネがつなげる人々の縁

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    2026年09月30日
  • 水車小屋のネネ

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    ネタバレ

    身勝手な母親たちから逃げて独立した18歳の姉・山下理佐と8歳の妹・律。山間の蕎麦屋の水車小屋で石臼の管理をしているネネを始め、周囲の人々に助けられ、姉妹は新しい生活をスタートする。2024年本屋大賞第2位。

    ネネにかかるとなんでもシンプルに。
    聞いたまま見たままを返してくる含みのないネネの言葉は、自分を俯瞰して見るのに良いようで、理佐や律だけでなく、水車小屋を訪れた多くの人を助けてきた。余計な気使いなく、かっこつけずに話せる相手がほしい時ってある。

    ごたごたを深堀りしないスタイルが良かった。
    律をいじめた母の婚約者のあれこれや、守の死など、どーんと落ち込んでしまうシーンは具に描かれない。ほどよく消化された段階まで時間を進めて提供されるので、一貫して柔らかくて優しい作品の雰囲気が味わえる。
    守さんの死を乗り越えた浪子さんだけでなく、他の登場人物たちも苦悩や不安を抱えていただろう。カットされているとご都合主義に映るかも知れないが、これは引き算の美学って感じでよかった。

    この世界観が沁みる。
    このシーンがめちゃくちゃ感動した!っていうのではなく、段々とこの作品の空気と自分の周囲の空気が馴染んできて、じわじわと心の中に台詞が効いてくる感じ。ふとした所でじんときたりした。人の優しさやあったかさがじんわり心を解してくる。それがとても良かった。

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    2026年09月28日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    読んでいる間なんども
    鼻の奥がツーンとなって、目がウルウルきて、
    喉がつまった
    誰かの為に頑張る優しい人たち愛おしい
    ねねも優しい仲間だね
    この本に出会えてよかった

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    2026年09月25日
  • 浮遊霊ブラジル

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    とにかく独特の世界観とユーモア。面白すぎる読書体験。おそらく著者の作品らしいものではないかもしれないが、うどん屋のジェンダー、またはコルネさん良すぎる。主人公もコルネさんもリアルみがありすぎる。
    また、地獄も現世の延長線にファンタジーが組み込まれていて無駄になんかありそうなのが面白かった。他の作品も読んでみたい。

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    2026年09月23日
  • 水車小屋のネネ

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    自分史上今までで1番の感動作でした。最後はじんわり涙。優しさにあふれる世界観がたまらなく好きです。人生いろいろあっても音楽が大好きで踊ってしまうネネちゃんに助けられてみんな精一杯生きてる。本の中で時間はゆっくり過ぎるけど、かみしめながらゆっくり読む。素敵な時間でした。挿絵集も合わせて購入して浸りました。

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    2026年09月15日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    描写や心情が丁寧に描かれていた。
    8歳の妹を連れて、初めての街で 
    生きる決断をした18歳の姉。
    そこで出会った人たちに支えられて、
    月日が経つと、ささえる側になったり 
    街に馴染むようになって
    40年にもわたる人生の話だった。

    家庭環境に問題を抱えた人が多く出てきたけど
    みんな真っ当に真面目に成長していた

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    2026年09月13日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    いろんな評価あるけど、
    私はとっても好きだなと思った。

    ネネを取り巻く人々が
    どんどん幸せになっていって、
    繋がりっていいなって思った。

    とりあえずあったかいお話

    疲れてる心にしみまくった。

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    2026年09月10日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    誰かの幸せを願う気持ちがつながっていく。それは本当に素敵なこと。豊かな物語。また読みたい。
    そして、レッチリ、ニルヴァーナ、R.E.M、トーキング・ヘッズ、、、
    音楽に溢れている。読者は80年代から2021年までの姉妹を見守ることになるのだけれど、節々で使われる音楽の数々、選曲が本当にいい。物語のメッセージにかけてあったりもする。
    Give It Awayをネネが歌っているところを想像すると可愛くてたまらない。
    プロコル・ハルムの青い影を聴くたびにこの物語を思い出すだろう。ネネの姿とともに。

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    2026年09月12日
  • 水車小屋のネネ

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    初読みの津村記久子さん。1981年から10年ごとに物語が進み、40年という長い時間を描く構成に、読み始めから期待が膨らむ。母親とのつらい生活から逃れ、家を出た18歳の理佐と8歳の律。二人がたどり着いたのは、山深い場所にあるそば屋だった。そこで出会うのが、水車小屋で暮らすヨウムの「ネネ」。そば屋の守と浪子、絵描きの杉子など、二人を温かく見守る人たちとの出会いによって、新たな生活が少しずつ形づくられていく。

    10年、さらに10年と時が流れ、理佐と律を取り巻く人々も変化していく。幼かった律が大人になり、今度は困難を抱える研司を支える姿が印象に残った。かつて自分が多くの人に助けられたからこそ、今度は自分が誰かを支える。そんな優しさのつながりが、世代を越えて受け継がれていくところにぬくもりを感じる。

    人は歳を重ね、仕事や暮らしも変わっていく。それでも、人と人とのつながりや大切にしてきた思いは残っていく。そして、その穏やかな世界の中心には、いつもネネがいる。

    40年という時間を登場人物たちと一緒に過ごしたような読後感。日常を描いているのに、どこか特別な世界に触れたようでもある。読み終えたとき、じんわりと幸せな気持ちと充足感が広がった。初読みの津村記久子さん。素敵な作品との出会いになった。

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    2026年09月05日
  • 現代生活独習ノート

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    生きることを楽しむこと、を、出来なくする、無気力、無力感。その根源は?根っこを見破り、自分自身と分けること、しおれた植物のような自分を焦らずゆっくり観察して受けとめること、ゆっくり水をやること、しおれた原因から距離をとること。自分の価値を守り生きる楽しさ(小さな)を見落とさず。
    生きるのって大変。でもプチプチいとおしいこともある。そんな内容にとても共感できた。自分もぼちぼちやっていこう。

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    2026年09月03日
  • 浮遊霊ブラジル

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    見知らぬ人と駐輪場でなんでもない会話をちょっとするような事が、停滞していた心をちょっと動かしてくれて、それが案外大事だったりする。作者の眼差しはするどくて温かい。
    地獄の鬼の鼻毛とか、どうしてこんな面白いことを思いつくんだろう。天才だ。

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    2026年09月03日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    蕎麦食べたくなる。ゆったりとした育児放棄ですが、この作品はそこが主題ではない。社会から弾かれ、生きていくための力がほぼないような生活の中で、周りの大人たちもむやみに手を差し伸べるのではなく、あくまで本人たちが自立し、大人になれるようにしているのは、温かい大人たちだと思う。かなり長い小説で、長い年月が経つところは読む時間は長くなるけれど、多分それはこの2人の生活をより際立たせてると思う。それでも何とか世界は回ってるというのがヒシヒシと伝わる。

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    2026年08月31日
  • まともな家の子供はいない

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    苦しい読書だった。読んでいる間は家族の悪夢を見る程。「まともな家」の子どもではない側の人間なので、登場人物たちの苦しみをダイレクトにくらった。ダメージをくらうということは、この物語には問題のある家庭が抱えた、共通する核心が描かれているのだと思う。楽しくはないが優れた読み物だと感じた。
    読み進めていく内に果たして「まともな家」など存在するのか?という疑問が表出してきた。
    意識的にか無意識的にか、おかしなことがあっても気付かぬフリをする子どもや親にとっては「まとも」なのかもしれない。でも「まともじゃない」と気付いて確信してしまったら最後。後戻りはできないんだろうと感じた。
    思春期特有の、という感想や解説を見るたびに苦しくなる。私もいい大人だが、現在進行形で家族のことで苦しんでいる。ある一定期間の苦しみのように完結させられること自体に、苦い思いが込み上げてくる。
    仕事をし社会を知り親も完璧でないことを理解しつつも、鈍麻させた感受性と言葉で縛りつけてくる親の手から逃れる上手い手は未だに見出せない。距離を保とうとしても家族というだけで踏込んでくる。
    自分の意志や決断に介入してくる相手から逃れるために、ある種、本を読んでいる節があるのだが、この本は逆に対峙させてくる。
    しんどくはあるが、しんどい思いをしているのは自分の家庭だけではないと勇気付けられもする。
    しんどさだけに絡めとられず、一見くだらない物事や美味しい食べ物、ささやかな楽しみに気を紛らせながら日々を淡々と生きていきたいと思った。

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    2026年08月30日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    久しぶりに当たりの本に出会えた
    40年に渡るしゃべれる鳥ネネと小3から親元を離れて姉と新天地で生きていく律のストーリー

    律が中年になるまでに色んな人達と出会って別れて
    の事件らしい事件も起きないんだけど
    なーんかほっこりする朝ドラを読んでるような小説

    ネネは、ヨウムと言う鳥で寿命も40年とか
    カラスは7年と聞いていたから、かなりの長寿の
    鳥になるんだろう
    ネネがこの小説の要になるキャラだけども読んでいくに従い感情移入してしまう
    40年のロングな時代背景なので、その時々の文化も違うところがまた興味をそそる
    また、ネネが音楽?が好きなので、洋楽の色々な
    曲だったり、洋画の作品が垣間見れるところが、
    この小説の要になるんだと感じた

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    2026年08月29日