津村記久子のレビュー一覧

  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    読み終えたあとで誰かに優しくしたいと思える物語
    人は人を助けてつながっていく
    それが人の生きる意味だと思えました

    0
    2026年07月06日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    長い…長いのだが、最後まで読むべき本な気がして、少しずつ読み進めていった。忘れたくないページが多くて、付箋をつけながら本を読んだのは初めて。
    「自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている(p.407引用)」
    8歳で身勝手な母から逃れ、18歳の姉と暮らし始めた律から、大人になってこんな感情があふれてくることに、ぐっと胸が熱くなった。出会った人々の良心を受けとめ、その良心を忘れずに誰かにつなぎながら人生を進める律を、そしてこの美しい物語を書きあげてくださった津村先生を誇りに思った一冊でした。

    0
    2026年07月05日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    暖かい気持ちになれる本。
    何気ない毎日も優しさに気づくことが出来れば幸せを感じることは出来ると思わせてくれる。
    周りの評価を気にしたり、世間体を気にしがちな今の自分にはホッとするような作品でした。

    誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ。

    景色は別に拗ねるわけでもなく、何の惜しみもなく輝いていた。

    出会った人が分けてくれた良い部分で自分はたぶん生きてるって

    0
    2026年07月05日
  • 浮遊霊ブラジル

    Posted by ブクログ

    津村さんの小説を読むと普段の自分の生活が楽しくなります。文学が生まれそうな瞬間がこんなにもあったんだと思います。

    0
    2026年07月02日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    「私は誰かの良心によって生かされている」その通りだと思った。これまでの人生で自分によくしてくれた人たちを思い出した。
    現代は人と人との繋がりが希薄になっていて、地域の人と助け合うというよりかは身内で助け合う感じだけど、こんなに色々な人がつながってるのってなんかいいなと思った。

    0
    2026年06月30日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    ボリュームはかなりあり、とくに大きなドラマが起きるわけでもないのだけど、展開が気になって一気に読んでしまった。
    決して恵まれた状況ではないのに、いい人達がたくさん出てきて、そこで助けてもらった主人公達も、与えてもらったものを次の世代に返していくというお話。
    親ガチャ的には最低だったとしても、正しくこつこつ生きていくとこんないいことがあるんだよと思える。
    そして、モノや名声ってなんだろうなと思う。

    0
    2026年06月28日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    周りの良心が自分の心の中で生きているし、それらによって自分は成り立っている。周りに支えられていることが、どれだけ温かいことで、幸せなことか感じさせてくれる素晴らしい作品。ネネが愛しすぎて、ヨウムに会ってみたくなった。

    0
    2026年06月26日
  • やりなおし世界文学(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。少しずつだいじに読んだ。

    92編もの古典作品の読書解説というかエッセイかな?
    有名作品ばかりだが、今までこんな本を読んできた、ではなく、難しそうとかタイトル聞いたことあるけど読んだことないとか若い頃一旦挫折した、などの理由で大人になってから津村さんが読んでみようと思った小説の感想本。
    わ、わかるーー若い頃は意味がわからなすぎて途中脱落した本、有名だけど長すぎて今まで読んでない本などいっぱいあるもんね。「ギャツビーって誰?」わかるわーー。英文学の授業で部分的に読まされたけど結局誰だったんや…ていう代表格ですよね。

    この中で私が読んだことある本は数本しかなかったが、私と同じ感

    0
    2026年06月25日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    身勝手な母親と再婚相手の父親から逃れるため、高校卒業後にまだ小学生の妹と知らない街に住み込みで働けるお蕎麦屋さんに引っ越した2人の姉妹。
    お蕎麦屋さんには賢い鳥のヨウムがいて、世話をしながら働くことに…
    姉妹の事を温かく見守る沢山の人々と困難なことがあっても現実を受け入れて逞しく生きていく姉妹。
    登場人物の優しさが次々と受け継がれ、広がっていく様に心がほんわか温かくなる。
    40年の月日が経っても関係が変わらない姉妹達と街の人達、そしてヨウムのネネ…一生懸命に生きる尊さを感じた。

    0
    2026年06月24日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    大きな事件とか起きる作品じゃない、しかもかなり長編なのに毎日飽きることなく読めた。
    理由としては世界観そのものが読んでて心地よくて、何も起きないからこそ警戒せず世界観にしっかり浸れたこと。あとは登場人物がいい人が多くてその人たちの起こす行動が、連鎖的に周囲に波及して、それを読んでる時の心地が良かったこと。そして心に残る優しい台詞の数々も素晴らしい。
    飲み終わったとき、まだまだこの世界観に浸っていたかったと思えるそんな作品。

    0
    2026年06月24日
  • とにかくうちに帰ります

    Posted by ブクログ

    津村さんの人の描写がとてもいい。
    会ったことないのに活字を追うだけで、
    見た目も性格もありあり想像できてしまう登場人物たちに親近感を覚えた。

    そして台風の中べちゃべちゃに濡れて、寒くて震えてついに足の感覚もなくて、無言で歩き続けるあの感覚が蘇ってきて。もうお願いだから早くお家着いてーという気持ちに(涙)

    好きだったのはこのフレーズ
    ______
    「玄関についてレインコートを脱ぎ化粧落として床に座ったらわたしはしみじみ泣くだろう。そこにいることに、傘を刺さなくていいことに、屋根があることに。その涙を絶対に誰も笑うことはできない。」
    ______

    安易な考えを後悔しつつも、
    当たり前のありが

    0
    2026年06月23日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は分厚さにちょっと気圧されたが、とても好きな作品になりました。読めてよかった。悪い人もいるし悪意もあるけど、確実に良い人がいて、人に良くすることでそれが更に広がって繋がっていくことがあるということを、自分でも感じることがあるというか、大人になってから「あの時あの人たちにどれだけ助けられたか」とかを実感するようになったし、私は人に優しくなかった時期もありそれを今では恥ずかしく思うので、今はできる限り自分の周りの人に対して、自分が良いと思うことをしようとは心掛けている。
    同時に、犬と暮らし始めてからその大変さも分かり、動物の面倒を見ることができる人は信用できる、ということも感じているので、ネネ

    0
    2026年06月22日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ


    与えられた境遇を嘆くでなく、むしろ抜け出す理沙の行動力が、清々しい。それは、妹のためであり。そして、その行動から繋がる出会いも清々しい。

    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という藤沢先生の言葉が印象的。

    文句や不満は横に置いて、私も目の前のこと一つ一つ向き合って行こうと、やる気が出る物語だった。

    0
    2026年06月22日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
    この見出しポップに惹かれて購入。

    淡々と、でもしっかりと人生が進んでいく様子が描かれていて
    人と人(とネネ)とのつながりがじんわりと染み渡る癒しの小説でした。

    最初の姉妹の境遇は辛かったけど、
    それからお姉さんは就きたかった職業に就き結婚できたし、律は就職してから大学に進学して、
    カフェの2階で自習教室を開いた…
    人に助けられて、また代わりに別の人助けをして、
    循環している感じ、すごく良かった。
    恩送りっていうのはこのことだろうなと思う。

    現実はこんなふうにうまくいくことばかりが人生じゃないとは思うけど、
    私も1人で暇を持て余すぐら

    0
    2026年06月21日
  • この世にたやすい仕事はない

    Posted by ブクログ

    思っていた内容とまったく違ってて、めっちゃ面白かった。

    いやー、いろんな仕事あるんだー。

    一つめは、絶対できそうにないわー…

    でも、あとのかなり興味ある〜‼️‼️
    おもしろそう〜

    0
    2026年06月19日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はじめて津村さんのエッセイを読んだ。本当に好きすぎてもっとこの人の思考を摂取したい。たぶん個人的なユーモアセンスが恐れおおくも近くて、特にンパパと?と女子論考は大切にネタとして心に持っておきたい。

    0
    2026年06月18日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    ある姉妹とヨウムのネネの40年に渡る物語。
    世界は、自分は、誰かの善意で成り立っているんだなとしみじみ思わされました。
    どうせ生きるなら情けは人の為ならずの精神で生きていく方が幸せになるんだろうなぁ。

    0
    2026年06月15日
  • 水車小屋のネネ 挿絵集

    Posted by ブクログ

    本編を読んだ時の感動が蘇ります。

    スニーカーがVANSだったり、CD屋さんの棚の並びなどもディテールにこだわりがあって良かったです。そして藤沢先生がイメージどおり。

    0
    2026年06月14日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    『水車小屋のネネ』
    津村記久子さんの『水車小屋のネネ』は、身寄りのない姉妹が周囲の温かい人々に支えられ、40年という歳月をかけて緩やかな絆を育んでいく物語です。

    ネネというのは、この作品の主人公のヨウムの名前です。

    特に心に残ったのは、「出会った人が分けてくれたいい部分で自分は生きている」からこそ「誰かの役に立ちたいという思いが人生の道を示してくれる」というフレーズ。
    現代は「自立」や「自由」が重視されがちですが、この言葉は人間が一人では生きていけないこと、そしてそれでいいのだという安心感をくれます。私たちは誰もが、過去に出会った誰かの優しさや言葉といった「分けてもらったいい部分」で形作ら

    0
    2026年06月14日
  • 水車小屋のネネ

    Posted by ブクログ

    プロコル・ハルムの青い影
    私も知ってたー
    たびたび出てくるので思わず調べて聴いてみた。ビックリした。
    アーティストと結びつけて記憶してなかった。
    ユーミンにもあるよな?と思ったら、ユーミンも影響を受けてたって。

    あの曲の雰囲気と本のイラストの素朴なかわいらしさがピッタリ。
    10年刻みで長い長いお話。
    彼女達の人生にずっと寄り添える幸せ。

    ヘビーなスタートだけど、悲壮感はなくて、周りに良い人たちがいっぱいいるから温かい気持ちで見守り続けられた。

    前にヨウムが出てくる本を読んだことがあったから、ネネちゃんのこともすんなり入ってきた。
    長生きさんだな。

    0
    2026年06月13日