津村記久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第59回谷崎潤一郎賞、2024年本屋大賞第2位!話のテンポが早くて読みやすい。おもしろかった!
理佐と律は10歳歳の離れた姉妹。理佐は今年大学に進む予定だったが、母が入学金を払い込んでいなかった。理由は恋人の増村さんのために使ったとかで、しょっちゅう増村さんを家にあげている。律を追い出してまで一緒にいたいらしくて、理佐は律を連れて家を出た。水車小屋のあるお蕎麦屋さんで住み込みつきのところに就職した。
洗濯機とテレビはもらえたけど、冷蔵庫がない。他にもいろいろ足りない。
理佐は婦人会に誘われて出てみる。コーラス隊の衣装についてケープで統一感を出したらどうかと提案する。コーラスは無事終了。寛実 -
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津村さんの初期作品、意外と初めて読んだ。やっぱり津村作品は良い。
『ポトスライムの舟』
働いて得たお金で世界一周するのを選択肢として持つこと。食べられない観葉植物を、お金をかけずに工夫して育てること。できる範囲で友達を助けること。
結婚にこだわらず、手に届く範囲で楽しみを見出し、遊び心を持ってコツコツ働く。それでいいじゃないか、と少しも押し付けがましくなく言ってくるような一編で、すごく好きだった。
出てくる人みんなが普通の人で、それぞれ悩みもありながら日々を過ごしているのもいい。
『十二月の窓辺』
パワハラの描写がしっかりあり、津村作品にしてはいろいろな事件が起こる、メッセージ性の強い作品 -
Posted by ブクログ
92作品の世界文学を飲みの隣の席で「てかさーっこの主人公さー、ちょっとヤバいんだけど」って軽い感じで語りつつも、だがあってはならない事に対しては厳粛に非難する、1冊5.6ページで簡潔に語ってくれるそんな本です。
世界文学というと構えてしまって学校の教科書を読むような机と椅子に正座して読まなくてはという雰囲気があるけど津村さんの軽妙で率直な感想を聞くと何だかもう読んだ気になってしまう。
この中で実際に読んだ事があったのは恥ずかしながら5冊くらい、あらすじくらいなら知ってる程度なのは15冊くらいで他の作品は知らないものが多くてそんな作品でも面白く読めた。ただ全く知らないものは読んでもよく分からない