津村記久子のレビュー一覧
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ネタバレ震度4の地域であんな空気感だったろうか…?と、つまらないところに引っ掛かり、そうなると所々の誰の描写か分からない文章にもいちいち立ち止まってしまい、終盤はやたら時間が掛かって…それが星一つ減らした理由。
それ以外は好きな世界観でぐいぐい読んだ。
登場人物がそれぞれ傷を持ちながらも前向きで気持ちが良い。
そして律の賢さに色々学びを得るところがある。
余計な口出しをしない。でも無関心な訳ではないからこそ最終的に自習室を開くところに辿り着く。幼少期から常に色んな事を感じ取り、周りに感謝しながら成長した証だと感じる。受けた親切をきちんと血肉にしているのがいい。
そして姉夫婦。
このところ毒親が出てく -
Posted by ブクログ
身の丈に合わない難しすぎる本にようやく踏ん切りをつけて、楽しみのための読書として手に取った。全8遍の短編集で、タイトルの通り現代生活の一コマをいろいろなタッチで描く作品が並ぶ。不思議なSF調のものもあれば、翻訳文学的な口調のものも。
私は最初のレコーダー定置網漁、がすごく気に入った。苦行のような読書から解放された喜びもあってか、毎ページ滋味深く愉しみながら読んだ。
主人公は会社で入社希望の学生のSNSチェックをくる日もくる日も続け情報の洪水に疲れ切ってしまった会社員。
疲れすぎて何もできず、横になって延々とインスタをスワイプし続けてしまうことがある。見終わると不毛感と自己嫌悪でさらに疲れ -
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もっと海外文学を読みたいけど、何から読んだらいいのか…と思い、手に取った作品。
津村さんが、今まで読んでこなかった作品を読んで、その感想をまとめています。
主に海外文学が紹介されています。
登場人物たちの心情や人生を丁寧に読み解き、深く感動したり楽しんでいる津村さんの書評がとても良い。
時に「知らんがな」とツッコミながら肩肘張らずに読んでいる様に、あーこんな風な感想を持っても良いんだなぁとホッと安心させてくれます。
F・W・クロフツのミステリ『樽』について「樽萌えの小説」と評したり、ボリス・ヴィアンの恋愛小説『日々の泡』について「働きたくないという気持ちを書いた小説」と評する津村さんの感性が -
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高校時代の友達にすすめられて、この本を手に取りました。
かなり分厚くて、読み終えられるか少し不安だったのですが、主人公姉妹が生きた時代と自分の年齢が近くて、親近感を覚えながらするすると読み進められました。
辛い環境で育った子どもを描いた小説はこれまでも何冊か読んできましたが、この本は終始穏やかで、温かさを感じられるところに救われました。淡々とした語り口のおかげで、状況を少し離れたところから見ているような感覚もありました。
登場人物たちの暮らしを10年ごとに追っていくスタイルが面白くて、後半は「あの人は今どうしているだろう」とワクワクしながらページをめくっていました。
水車小屋にいる「ネ