津村記久子のレビュー一覧
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ネタバレ第59回谷崎潤一郎賞受賞作品。
8歳の律と18歳の理佐の姉妹が家を出て、蕎麦屋の水車小屋にいるヨウムのネネと出会ってからの40年の物語。
タイトルから想像した通り優しいお話でした。
1981年から10年ごとに話が進むのですが、前の世代の人が退場していき、次の世代の人が登場してくるのは人生そのものですね。
地の文章の視点の切り替わりがはっきりしないので、ちょっと読みづらかったけど、年を経るごとに段々話の長さが短くなっていくのも人生の様です。
姉妹につらく当たった母親のことも年がたつにつれて同情できるように成長していくのも朝ドラみたいで良かったです。
最期にネネも退場するかと思いましたが、ホッと -
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津村記久子さんの作品、初読みです。
2026年初作家24人目です。
こちらの作品は2024年の本屋大賞2位だった作品です。
母親に、大学の入学金を婚約者のために使われてしまった、理佐と母親の婚約者から邪魔者扱いされ、それを母親も容認している律の姉妹。
2人は母親の元を離れて自立することに‥。
本来なら暗く辛い話になるところを、水車小屋にいるヨウムのネネが癒してくれて、優しいお話になっていました。
家を出てからを10年ごとに描かれています。
やっぱり1981年と1991年が面白かったです。
そのあとはちょっと展開が少なくってなかなか読み進められずに、ちょっと焦りました(-。-;
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文芸評論家の三宅香帆さんが勧めていたので読んでみた。
この本から感じたのは
・今の仕事に疲れたら一旦離れる勇気も必要
・いろんな仕事をすると自分の傾向がわかる
・仕事をしない時間をずっと過ごすのもハリがなくてつまらないと感じるようになる
・何事も一生懸命にやれば楽しくなる(でもやはり人間関係で苦しむこともある。こればかりは選ぶことができないのがまた難しいところ)
私は新卒で入社して今も10年以上働いている。4,5年目には転職も考えたけど、結局今の会社。転職した同僚は辞めて初めて自分の会社の良いところを知ったって人もいた。
やりがい、報酬、人間関係、、、いろんな悩みの種はあるだろうけど自分な -
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本紹介がされている本を読むのが好きだ。
その人の好みや思考の一部を見ることができる気がするので度々手にすることがあるのだが、この本もとても面白かった。
津村さんの淡々とした語り口や日々の暮らしを大切にしていることが分かる本紹介は読んでいてなんだかほっとした。
津村さん自身が分からないことは分からないと率直に書いている潔さもとても好きだった。(津村さんは自分自身のことを頭が良くないと何度か書いていたがセレクトしている本や紹介文を見てとてもそうは思えなかったけれど…笑)
この本の中で紹介されていた生活図鑑は実際に買って読んでみようと思った。 -
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住宅街の路地10軒の家の住人たち、それぞれの背景と生活模様があるが、近所づきあいは乏しく表面的な付き合いばかり。
刑務所を脱獄した女性の目撃情報、ニュースから夜間に交代で見張りを行うこととなる。これがきっかけで団結心、よりそれぞれが少しずつつながりを見つけ出していく。
近所づきあいは意識したことがなく、隣近所の住人たちの顔も名前もわからない。落とし物を拾って届けてくれたり、上の階で水漏れがあると差支えない範囲でできることを行う。
ある意味特殊な関係であり、唯一の頼りになることもあると振り返る。
登場人物が多くて、冒頭の「住宅地地図」を何度も確認しながら読み進めた。読み進めると人となりと温か -
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あとがきで、本作は文学の教養が全くない人間が書いてる的なことかいてて、タイトル的にももっと初歩の初歩かしら??と思って手に取ったんですが、私の勉強不足で全然知らない作品ばかりでした。
読んだことある作品1.2個くらいしかなかった…
本作ではかなりのタイトルが並んでて、1つにつき5.6ページなのでサクサク読めるかなーと思ったんだけど、意外と読み進めるのに時間がかかってしまった。
「よい冒険小説は、読者が一切経験したことのないことを書いても、それが日常の困難と遠い延長線上でつながっているものとして人生を仮託させる」という言葉があって、冒険小説に限らず、良い小説って登場人物が突飛だったりしても、ど