津村記久子のレビュー一覧

  • 苦手から始める作文教室 ──文章が書けたらいいことはある?

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    楽しく読めた。文章を書く事や本を読む事について、日常の中で力まずに取り組みたい。まず、メモを取ろう。

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    2023年09月19日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    ネタバレ

    表題作は1ページ目から面白かった。アレグリアを罵倒する言葉のバリエーションの豊かさに笑ってしまった。
    まともにコピーもできないなんて、文句の一つも言いたくなるのは分かる。分かるけど、あまりに細かいのでそうイライラせかせかするなよと言いたくなってくる。そこへ来て先輩の冷ややかな一言で凍えそうになった!
    たった二年とはいえ一緒に仕事をしてきた二人の仲が、こんな機械ひとつで亀裂が入るのは悲しかった。仲直りできて良かったけれどもう一緒に仕事をすることはないのが切ない。
    ただの複合機の話なのになんでこんなに面白いんだろうと不思議だった。

    二作目は電車の痴漢の話で気持ちが沈んだ。
    人は見たいものしか見な

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    2023年08月23日
  • 枕元の本棚

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    ”第5章 このぐらい頭がよかったらなあ”の章で紹介されていた本はどれも読んでみたいと思う本ばかりだった。紹介されている本を読んだことがなくても、作者の独特な紹介や感想が面白かった。

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    2023年08月07日
  • ウエストウイング

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    あ、良かったな。これ三者の邂逅は出会いにまで繋がらずに終わるのか?と不安だったけどラストも良かったな。俺からするとこれは早熟な少年が主人公で彼の物語だったんだけど、読む人によって違うんだろな。うん。いいな津村記久子。こう言うのが読みたかったんだよ。すごく良かったな。ビルオーナーとしても思うところ沢山あったな。

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    2023年07月22日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    うーん、なんというか津村記久子のいいところ無しでネガティヴな部分だけが際立った一冊かな。彼女の良さって世の中の窮屈さや生きづらさや会社での苦しさをベースにしながら、その中での人の気持ちの触れ合いとかを上手に描くとこかと思ってたんだけど、この本の二編にはそれがない。ひどい複合機で辛いだけ。地下鉄の中でみんな殺伐としてて辛いだけ。救いがないよ。特にアレグリアの方は過去プリンタの保守をやっていた自分としては全く感情移入出来ないし笑えもしなかった。地下鉄の方は言いたいことわかるし俺も尊大やら無礼な奴らには辛辣だけど、ここまでじゃないなあと冷めて読んでた。

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    2023年07月20日
  • 枕元の本棚

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    芥川賞作家の津村記久子さんが、独自の感性でセレクトした58冊の読書案内。

    津村記久子さんの本の紹介本、あるいは読書エッセイ。
    自分の思い出や感じたことに絡めて、この本はこういうところが好き。こういうところが面白い。こういうところが素晴らしいと紹介しているのがとても良いです。
    本当に好きな本なんだなぁと思えて、普段の趣味から外れた本でもぜひ読んでみたくなる。例えば、私はオリンピックやワールドカップ、WBCなどの時期でもほぼ中継やニュースを見ないくらい普段スポーツに関心がないのですが、「スポーツの本」の章を読んでいると何だかとても楽しそうに思えてきます。新しいものに興味が湧くのは、なんだかとって

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    2023年05月15日
  • 苦手から始める作文教室 ──文章が書けたらいいことはある?

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    読書は友達の話を聞くことに似ている。
    動きを追う必要がなく、ただ聞いていれば良い、ただ文を読んでいれば良い親密さがあるとのこと。

    抜き書きではなく、要約をメモすること。

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    2023年05月04日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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     どの質問も簡単に「こう言うものだ!」と、キッパリ言い切ってしまう事も出来るのだが、どの回答者も心から真摯に向き合ってくれています。
    社会のままならなさ、白黒で割り切れない所を知った上で一生懸命経験を交えて説いてくれています。
     こう言う類いのおしゃべりは好きです。例え親子であっても子どもの質問にこんな風に向き合ってあげたいな。と思います。

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    2023年03月29日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    津村喜久子さんが好きなので、読んでみた。

    津村さんの他にも6名の回答者(皆文筆家さん)がいるのだが、どの方もいわゆる優等生的な回答、教科書的な回答ではなく、「だよねぇ」と思えるような回答をしてくれている。
    だからといって質問者に寄り添った(質問はズバッと短文で質問者の名前もないので質問者の存在感はゼロだが)感じではなく、みなさんの実感からの回答なので、スッと入ってくるものが多い。

    子供向けだと思うけど、悩んでいる時に読むと少し気が晴れるかも。

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    2023年03月19日
  • 浮遊霊ブラジル

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    ネタバレ

    様々な人生のドラマを描いた7つの短編集。
    特に『地獄』が好みで何度も笑ってしまった。「物語消費しすぎ地獄」だなんて、物語を食い散らかす人生もいいじゃないと思えてしまった。
    でも地獄のタスクを見ていると、それぞれに合わせた地獄が待ち受けているので精神力を削ってくるのが分かる。重要なページを破られた小説を読まされるだとか、鬼に恋愛相談をされるくだりは本当に面白くて。業が深い。

    表題作の『浮遊霊ブラジル』は良い話だった。
    自らの執着を捨てて自らの成仏を目指すという幽霊目線の話だが、成仏するために必死で人に取り憑いて乗り移ろうとする姿が滑稽で悲しくて。死んでからこんな苦労をしていたら。一発で成仏した

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    2023年03月11日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    筆者独特の観察力が詰まったエッセイでなんだかいっきに読んでしまった。

    津村さんの感性はなんだかとても良いなぁと読んでて感じました。

    杭全神社の読み方を初めて知った。

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    2023年02月25日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    こんな話だと思わなかった。

    いろいろなことが書かれていると思うけど、この本がどんなテーマの物語なのか、わたしには言い当てることが難しい。

    でも、(わたしの選ぶ言葉が正しいかわからないけれど、自分の言ったことで誰も傷つかないことを願うけれど)自分がいかに平凡で、それがどんなに幸せなことなのか、能天気に生きていられていることの非凡さを痛烈に感じた。

    読み終わったあと、わたしはどうしたらいいのかわからなくなって、気づいたら昔の自分の子どものころの写真を見返していた。

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    2022年08月27日
  • エヴリシング・フロウズ

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    始めはなかなか読み進められなかったけど、半分くらいから一気に読んでしまいました。津村記久子さんの作品を読むと何故かいつもそんな感じになってしまいます。やっぱり津村さんの作品が好きだなぁと改めて思いました。
    解説もわかりやすくてとても良かったです。

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    2022年08月19日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    うまく表現できないが題名からおしはかる芯のテーマと、全体のストーリーとが噛み合わない気はするけど、その散らかったまとまりきらない雰囲気も含めて名作だと思う。

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    2022年08月05日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    程よい庶民派(?)な貧乏性ぶりと、世の中のことに割と淡白で淡々と検索して「へー」と感じたことを活字にしている、そんな感じが所々本業の小説作品とも重なって絵面を想像してしまう。
    表紙裏の解説文には「アッパッパーみたいなのを着て」という部分を取り出して「脱力系」と称されているが脱力系、という表現ともまた違うかな。アッパッパーなる言葉はこの本で初めて知りました(笑

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    2022年07月31日
  • ウエストウイング

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    津村さんらしい特に大きな事件が起きない淡々としたストーリー展開。
    でもところどころクスッと笑えるし登場人物に愛着がわく。
    津村さんの感性が羨ましい。
    平凡な毎日やつまらない仕事も津村さんの目で見たら面白く感じられそう。

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    2022年04月19日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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      楽しい事や悩み事が有りながら、日常を過ごす若者。

     日常の中ある突然の計り知れないほどの暴力行為。

    サラリとした文章で書く事で主人公や周りの人達の心情がよりどんなものか分かり、引き寄せられる。

     希望と言うベースがきちんとある事が嬉しかった。

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    2022年04月04日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    ミノべのキャラクターが一貫している。当たり前だけど同性同士だからといって何から何まで共感できるとは限らない、当たり前だけど。頼りにしていた存在との相容れなさに気づく過程が切ない。

    『地下鉄の叙事詩』一つの朝を多面的に描いていて面白かった。みんな勝手なこと思ってる。周囲を負け組と見なし、自分だけは特別だと多かれ少なかれ思い込んでしまうあの感じ。それを読み手の中に呼び起こす描写に冷や汗です。あと痴漢する奴は死んじまえよな。

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    2022年03月03日
  • エヴリシング・フロウズ

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    ネタバレ

    面白かった。長いけど無駄がなく、ちゃんと繋がっているから最後まで飽きない。その分一気に読むにはひとつひとつのボリュームが多いのである程度の量を数日かけて読むのがちょうどいい。津村さん十八番のお仕事小説でもそうだけど、実際体験していなくてもこういうことってあるよなあ、と、説得力のある話。主人公の「このコミュニティでは波風たたないように空気を読みつつやっていこう、できれば楽しくやろう」というスタンスに共感できる。中学生が主人公ながら、文化祭なども行われながら、学園小説感(恋と友情のスクールライフ!!という熱量)がなくてよかった。いまさら青春を求めてはいないので…。

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    2022年02月19日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    ネタバレ

    そんなに大きなことが起きず、淡々と進むから、この感じでずっと行っちゃうのかなーと思っていたら、残り三分の一くらいからは、一気に持っていかれた…

    結構、ドロドロしたことが起こっているのだが、それをまるで白黒の世界のように描ききるから、読む力みたいなものを引き出されて、読み終わりは放心状態だった。


    『君は永遠にそいつらより若い』と言えるホリガイは、このあと、きっと仕事を全うできる。

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    2022年02月10日