津村記久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あまり面白みのないエッセイでしたねぇ…悪くはないんですけれどもね。群ようこさん並みの濃ゆいのを期待していたんですけれども…この作家さん、感情が無いのか(!)、なんか全体的に淡々としていますね…物事をただボーっと見て過ぎて行くタイプの人かもしれません…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ネットで検索してみる、みたいなエッセイは個人的にはつまりませんでしたね。それよりも著者の何気ない日常を描いたエッセイの方がなぜだか面白く読めましたね。
基本的に喪女?(もてない女の人)なのかもしれませんねぇ…あまりに日々が淡々としていて…色っぽい話の欠片もありませんよ! 友達も似たようなタイプっぽ -
Posted by ブクログ
このタイトルに両腕つかまれ、
ぶんぶん揺らされてしまった。
あたしの幸せを感じるときランキングの
殿堂入り寸前。
それが、寝るということ。
1日を終え、ベッドに横になる…
この時期くらいになると布団にすっぽりおさまり
あたたかい最高の位置を探す。
あたしはそれを【ぬくぬくポイント】と呼んでいる。
津村さんの布団への情熱は
わたしなど足元にも及ばない神レベル。
「布団への限りない敬愛」は
もう声に出して笑ってしまった。
なにげない日常の1コマを面白おかしく、
かと思えば、やや重たさを感じるテーマを
さらっと書いていたりする。
津村さんとサシ飲みしながら
話を聞いているような感覚でさくさく -
Posted by ブクログ
ネタバレ老朽化した雑居ビルの物置き場で、互いに素性は知らぬまま、メモを介した物々交換を通して、繋がりをもった女性事務員、塾通いの小学生、若手サラリーマン。それぞれの日常がモノローグで語られ、各自のもつ閉塞感が伝わってくる。一方、豪雨による非常事態を通して、ビル内の他の人たちともそれぞれに関わりを深めていく。余裕のある人はいないが、そんななかで一定の距離を保ちつつ、他人同士がささやかに繋がり合う温かみにほっとする。ただ、モノローグが饒舌体というか、思考の垂れ流しのようで、私には読みづらかった。面白いのだけど、疲れた。
『エヴリシング・フロウズ』に、小学生・ヒロシの成長した姿が描かれている。 -
Posted by ブクログ
ーーー1回は作ろうと思って作った家族やろうがーーー
津村さんの小説は集中力を要する。
読みはじめ、買ったばかりのスポンジみたいに弾きまくるので脳に世界観が定着するまで時間がすこし必要。なのに確実にどこかで読み手のこちら側が切り替わる瞬間があって、そうするともうぐいぐい、使い古したスポンジよろしくぐいぐい設定や文章が脳みそに入り込んできて、あー、まだこの世界にいたい、帰りたくない、読み終わりたくなーいってなる。
本作は、最初のスイッチがなかなか入らず、んー、とおもっていたのだけど、やはりすごい、いつのまにか引き込まれていた。
「サイガサマのウィッカーマン」
「バイアブランカの地層と少女」
どっ -
Posted by ブクログ
今では大人になってしまっているんで、
大人には大人の事情があるのよ、大目に見たってよぅ と
思ってしまったり。
中3やったころの自分は家族に対して、拘りも興味もなかったからさ、
このお話にあんまり共感はできないんやけど
全体にある息苦しさみたいな空気には覚えがあるかな。
折れそうなメンタルを抱えながら
吐き出す言葉だけが段々と強みを増して
ブーメランとなって返ってくる
そんな感覚。
大人になって世界が広がると忘れてっちゃうんだけどさ。
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タイトル。
どこの家庭でも何かしら「問題」は抱えてるワケで。
そう考えると捉え方が変ったりして、
そのうえで再読すると、ちょっと感想も変