津村記久子のレビュー一覧

  • 浮遊霊ブラジル

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    味わい深い短編集。最初の3作「給水塔と亀」「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」「アイトール・ベラスコの新しい妻」が、特によかった。

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    2021年12月12日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    アレグリアを苦手な同僚(人間)と読み替えるのが自分的正解読み方!
    いらつく対象に自分しかいらついていない状況って本当にいらいらを増大させるんだよなぁ

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    2021年11月20日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    エッセイは、合う合わないが全てだと思う。
    そしてさらに言えば、好きな作家さんのエッセイがそのまますごく好きか、と言われればそうではない。

    津村記久子さんという作家さんが好きだ。彼女の文章は淡々としているように見えて、主人公の正義感が強く、内に秘めたエネルギーが溢れ出していて、いつも圧倒される。くだけた文体でユーモアを言ってきたかと思えば、皮肉っぽく鋭い指摘をしてきたり。そういうところが結構好きだ。わたしにとっては初めての津村さんのエッセイ。わくわく。

    日常の細々したことに対する見方にクスッと笑ってしまう作品がたくさん入っていて読んでいて飽きないが、こちら側の持っている知識量と、彼女が好きな

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    2021年09月13日
  • 枕元の本棚

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    ネタバレ

    こここ、これは凄い。何が凄いって、この本の中で、津村さんが紹介されている本、ほぼ1冊も、自分は、読んだことが無い!という衝撃の事実が、凄い。自分的に。

    津村さんの著書は、好きなものが多いのです。ですので、勝手に、津村さんと自分の読書体験というか読書傾向は、ちかいもんだと思ってたんです。勝手に。津村記久子さん、1978年の1月生まれという事で。で、自分、1978年の3月生まれなんですよね。ですので、この世の中を見てきた過ごしてきた期間と世の中の雰囲気、ほぼほぼ一緒のはずなので、なんか、勝手に、似たような傾向の本を、読んできている筈、とか、勝手に一方的に思っておりました。マジすみません。

    いや

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    2021年07月12日
  • 婚礼、葬礼、その他

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    ネタバレ

    ヨシノの話はとにかくにやにやがとまらないくらい好きな話。
    友だちの結婚式に幹事として行ったのにその最中に会社全員参加型の葬式に呼ばれる
    空腹の中、全く知らない人の葬式にでてる心中が面白くて。津村さんの言葉選びが好き。

    ただ2話目の話は主人公が短い間に何人もでてきて、、そして1話目の話が面白かった分すこしスピードダウンしてしまった。
    自転車で事故ったカップルの2人乗りの女の子が気になる存在だった。。

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    2021年07月04日
  • 浮遊霊ブラジル

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    表題作を含む7つの短編が収録。今までの津村作品とは異なる独特な作品集だと思います。それぞれの短編に対する評価は、分かれるように思いますが、個人的には、「給水塔と亀」がしっくりと読め、今までの津村作品を継承しているように感じました。

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    2021年06月30日
  • 浮遊霊ブラジル

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    p98 「運命」ほとんど立っていられないので、埃をかぶったメニューのサンプルが置かれているガラスケースに手を突いて、私はおいおい泣く。こんな気持ちなのに死なないのか。不思議だ。普通死ぬだろ。こんなにつらかったら。

    p70「地獄」私自身もはっきりとは決め付けがたいのだが、私の落ちた地獄は、物語消費しすぎ地獄ということになると思う。
    (中略)虚実両方の物語をすごい勢いでたのしんでいた。おまけに職業は小説家だった。とにかく、物語を食い散らかす人生だった。

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    2021年06月19日
  • ウエストウイング

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    ちょっと長く感じたけどやっぱり心地良い読後感。津村さん。

    登場人物みんな嫌味がなくてほんと好き。

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    2021年05月09日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    収録されているのは全て10年以上前のもので、著者がまだ兼業で作家をされていたころのエッセイ集。ドラクエにも造詣が深いことを知りました。
    3が好きな著者は、小5くらいの時に遊んだドラクエがその人の人生を支配するドラクエになってる気がすると書いており、確かに僕がいちばん好きなのは小4の時に初めてリアルタイムで買ったもらった5と、その少し前に遅れて遊んだ4なのだった。小5の時には新作が出ず、6が出たのは中1だった。親に言えない金で買った(悪いことはしていない)。その他サッカーファン向けのものあり。

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    2021年03月16日
  • まともな家の子供はいない

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    なぜかこの本だけ読む気がなくずっと残ってた津村作品、静かに過ごす年末年始に取り掛かる。最初はあまり物語の世界に入り込めなかったが中盤からなるほど…と思えるようになってきた。
    こういう家族、イラつくだろうな。しかし中学生ぐらいだとまだ自分の家が正しいもの、あるべきものだと思っていた自分にとっては主人公はずいぶん達観しよその家族まで冷静に見ていられるなと。

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    2021年01月07日
  • まともな家の子供はいない

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    中編「まともな家の子供はいない」とそのスピンアウト短編「サバイブ」の2編。
    表題作について出版社の紹介をそのまま転記すれば「『一週間以上ある長い盆休みはどう過ごせばいいのだろう…気分屋で無気力な父親、そして、おそらくほとんど何も考えずに、その父親のご機嫌取りに興じる母親と、周りに合わせることだけはうまい妹、その三者と一日じゅう一緒にいなければならない。…』14歳の目から見た不穏な日常、そこから浮かび上がる、大人たちと子供たちそれぞれの事情と心情が、おかしくも切ない。」と書かれています。
    この主人公、中学生のセキコ。反抗期という事も有るのでしょうが、とにかくネガティブ。弾まない。もともと私が得意

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    2020年12月05日
  • ダメをみがく “女子”の呪いを解く方法

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    お互い心の健康を保ちながら安心して過ごせる人間関係の構築のためには、繋がりすぎないことが大切なのだと思いました。
    「自分はダメだ」と言っているお2人が「ダメ」だとは思えませんでしたが…。「ダメ」ってなんだろう?

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    2020年11月21日
  • 浮遊霊ブラジル

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    人間が家族や子供を必要とするのは、義務がなければあまりに人生を長く平たく感じるからだ。その単純さにやがて堪えられなくなるからだ。
    (P.17)

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    2020年11月13日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    あまり面白みのないエッセイでしたねぇ…悪くはないんですけれどもね。群ようこさん並みの濃ゆいのを期待していたんですけれども…この作家さん、感情が無いのか(!)、なんか全体的に淡々としていますね…物事をただボーっと見て過ぎて行くタイプの人かもしれません…(!) 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ネットで検索してみる、みたいなエッセイは個人的にはつまりませんでしたね。それよりも著者の何気ない日常を描いたエッセイの方がなぜだか面白く読めましたね。

    基本的に喪女?(もてない女の人)なのかもしれませんねぇ…あまりに日々が淡々としていて…色っぽい話の欠片もありませんよ! 友達も似たようなタイプっぽ

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    2020年08月01日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

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    後半飛ばし読み。
    一つ一つの密度が高いので、少しずつ読み進める。
    通読に時間がかかったので、前半部分はあやふやに…
    たまにパラパラめくって読むのがちょうどいいかもしれない。

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    2020年04月02日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    表題作よりも「地下鉄の叙事詩」の方が面白かったように思える。満員電車内における人間のせせこましいマウントの取り方などが滑稽だと感じた。著者は女性のようだが、よくイチカワのような妄想を描けるな...と感嘆。

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    2019年12月02日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

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    このタイトルに両腕つかまれ、
    ぶんぶん揺らされてしまった。

    あたしの幸せを感じるときランキングの
    殿堂入り寸前。
    それが、寝るということ。
    1日を終え、ベッドに横になる…
    この時期くらいになると布団にすっぽりおさまり
    あたたかい最高の位置を探す。
    あたしはそれを【ぬくぬくポイント】と呼んでいる。

    津村さんの布団への情熱は
    わたしなど足元にも及ばない神レベル。
    「布団への限りない敬愛」は
    もう声に出して笑ってしまった。

    なにげない日常の1コマを面白おかしく、
    かと思えば、やや重たさを感じるテーマを
    さらっと書いていたりする。

    津村さんとサシ飲みしながら
    話を聞いているような感覚でさくさく

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    2021年05月30日
  • これからお祈りにいきます

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    ネタバレ

    願い事を叶える代わりにからだの一部をもっていくサイガサマ。持っていかれたくない部分を工作して、それを捧げる。町全体で行われるお祭りに、少し不思議な雰囲気と、変わらない日常が入り交じって、ほんの少し期待がうまれる。悩ましい毎日はそんな上手く良い方へ変わらないけれど、最後にまさかのサイガサマのへっぽこな力?が心をぽっと温かくしてくれる。誰かのささやかな願いが誰かを救っているのかもしれない。

    関西弁で繰り広げられる物語でテンポ良く読めました(^-^)

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    2019年09月14日
  • まともな家の子供はいない

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    まともな家ってなんだろう。
    少なくともうちはまともだと思ってたけど
    自分があまりまともとは思えない。

    まともってなんだろう。

    「自分のしたことを裏書される」
    忘れちゃいけないのはこれ。

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    2019年08月22日
  • ウエストウイング

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    ネタバレ

    老朽化した雑居ビルの物置き場で、互いに素性は知らぬまま、メモを介した物々交換を通して、繋がりをもった女性事務員、塾通いの小学生、若手サラリーマン。それぞれの日常がモノローグで語られ、各自のもつ閉塞感が伝わってくる。一方、豪雨による非常事態を通して、ビル内の他の人たちともそれぞれに関わりを深めていく。余裕のある人はいないが、そんななかで一定の距離を保ちつつ、他人同士がささやかに繋がり合う温かみにほっとする。ただ、モノローグが饒舌体というか、思考の垂れ流しのようで、私には読みづらかった。面白いのだけど、疲れた。
    『エヴリシング・フロウズ』に、小学生・ヒロシの成長した姿が描かれている。

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    2019年08月06日