津村記久子のレビュー一覧
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文芸評論家の三宅香帆さんが勧めていたので読んでみた。
この本から感じたのは
・今の仕事に疲れたら一旦離れる勇気も必要
・いろんな仕事をすると自分の傾向がわかる
・仕事をしない時間をずっと過ごすのもハリがなくてつまらないと感じるようになる
・何事も一生懸命にやれば楽しくなる(でもやはり人間関係で苦しむこともある。こればかりは選ぶことができないのがまた難しいところ)
私は新卒で入社して今も10年以上働いている。4,5年目には転職も考えたけど、結局今の会社。転職した同僚は辞めて初めて自分の会社の良いところを知ったって人もいた。
やりがい、報酬、人間関係、、、いろんな悩みの種はあるだろうけど自分な -
Posted by ブクログ
本紹介がされている本を読むのが好きだ。
その人の好みや思考の一部を見ることができる気がするので度々手にすることがあるのだが、この本もとても面白かった。
津村さんの淡々とした語り口や日々の暮らしを大切にしていることが分かる本紹介は読んでいてなんだかほっとした。
津村さん自身が分からないことは分からないと率直に書いている潔さもとても好きだった。(津村さんは自分自身のことを頭が良くないと何度か書いていたがセレクトしている本や紹介文を見てとてもそうは思えなかったけれど…笑)
この本の中で紹介されていた生活図鑑は実際に買って読んでみようと思った。 -
Posted by ブクログ
住宅街の路地10軒の家の住人たち、それぞれの背景と生活模様があるが、近所づきあいは乏しく表面的な付き合いばかり。
刑務所を脱獄した女性の目撃情報、ニュースから夜間に交代で見張りを行うこととなる。これがきっかけで団結心、よりそれぞれが少しずつつながりを見つけ出していく。
近所づきあいは意識したことがなく、隣近所の住人たちの顔も名前もわからない。落とし物を拾って届けてくれたり、上の階で水漏れがあると差支えない範囲でできることを行う。
ある意味特殊な関係であり、唯一の頼りになることもあると振り返る。
登場人物が多くて、冒頭の「住宅地地図」を何度も確認しながら読み進めた。読み進めると人となりと温か -
Posted by ブクログ
あとがきで、本作は文学の教養が全くない人間が書いてる的なことかいてて、タイトル的にももっと初歩の初歩かしら??と思って手に取ったんですが、私の勉強不足で全然知らない作品ばかりでした。
読んだことある作品1.2個くらいしかなかった…
本作ではかなりのタイトルが並んでて、1つにつき5.6ページなのでサクサク読めるかなーと思ったんだけど、意外と読み進めるのに時間がかかってしまった。
「よい冒険小説は、読者が一切経験したことのないことを書いても、それが日常の困難と遠い延長線上でつながっているものとして人生を仮託させる」という言葉があって、冒険小説に限らず、良い小説って登場人物が突飛だったりしても、ど -
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ネタバレまず本のタイトルが絶妙です。
うちに帰ります、に「とにかく」が付くことで何としても帰りたいという気持ちがプラスされていて(深読み)、家大好き民としては共感しかないです。
「職場の作法」は主人公鳥飼さんの独白のような、日記のような、エッセイを読んでいる感覚でした。
黙々と働きながらも心の中では雄弁で、突っ込んだり呆れたり…。様々な社員の職場での在り方が、どこにでも居る誰かの日常の一部として書かれていてまさに共感度高めのお話です。
田上さんがノートに書いていた仕事への心構え、わたしも職場の作法として胸に刻んでおきたいです。
一方表題のお話はじわじわ心に沁みて、家でくつろいで読書できる自分がいか -
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なんとか読み終えることが出来た。
私には時期尚早、分不相応な濃密な本だった。
そもそもこの本のタイトルは「やりなおし世界文学」だ。そう、「やりなおし」なのである。一度は読んだが途中で挫折してしまった、という人が一番の訴求先なのだろう。
そう捉えると私はその対象としては不適切極まりない。なぜならこの本に掲載されている作品のほぼすべてを読んだことがないからだ。2,3作、タイトルやあらすじを知っているものはあったが、まともに読んだことがある作品は1つもない。つまり私にとっては「やりなおし世界文学」ではなく「はじめまして世界文学」に等しい。
そんなわからないだらけの状態なのだから、読むのに時間がかかる