津村記久子のレビュー一覧

  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    普通ーであってもおかしくない状況が全然普通じゃない世界。どれも静かにながれる川のようだった。好きだったのはずっとガゼルを見ていた少年

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    2024年07月25日
  • この世にたやすい仕事はない

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    『水車小屋のネネ』が良かったのとタイトルに惹かれて手にしたが、うーん、進まない…。ネネも時間はかかったので、私には読みにくいのかも。

    長年勤めた仕事を逃げるように辞めて、恐らく前職とは180度違う職業を求めてハローワークに行く主人公。
    一見後ろ向きだけど、仕事を始めてしまうと意外とのめりこんでしまう性格が見てとれる。
    それにしても、こんなニッチな職業ってあるの?
    ちょっと面白いけど、これを続けるとなるとどの仕事も困ったことが出てくる。
    全てに満足できる仕事って、ないよね。

    いろいろあって、目をそらし続けた元々の職業に戻るときの複雑な気持ちは共感できる。

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    2024年07月13日
  • この世にたやすい仕事はない

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    ふふふ、おもしろかったです♪
    ミステリアスなお仕事ばかりに転職していくわけですけど、主人公、なかなかにたくましい!
    わりと順応して(なんなら前のめりぎみ)、その能力があるのに、すり減ってしまった本職って…

    でも、最後に本職に戻ろうとするところや、菅井さんとの語らいの部分には、なんか考えさせられた。
    ずっと笑える話だったのに、最後意外とグッときました。

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    2024年06月25日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    脱力系エッセイ。
    ひとつひとつの話が短く、読みやすい。
    大きな盛り上がりがあるわけではないが、ちょっとした時間に読むのに向く。
    ユーモラスな思考と表現力は著者ならでは。
    ほっと心が落ち着くような、そんな一冊。

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    2024年06月08日
  • やりたいことは二度寝だけ

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    ネタバレ

    【平和で気楽に読みたいときにぜひ】
    芥川賞受賞されてから出された初のエッセイ。
    大阪のかたとのことで、関西圏が出てきて。
    作品のもとになったショッピングモールや奈良での体験も書かれていて、
    まだ読んでいないのでまた読みたいと思う。そんな津村さんを引っ張っているYちゃんの存在も少し気になった。
    どっちでもないことばかり考えている人がいる、ということが伝われば、というノリで、

    気楽さがなにより。二度寝についてはほぼ書かれていません。

    予感への楽しみ。いいよね。

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    2024年05月21日
  • この世にたやすい仕事はない

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    こんな仕事ある?というお仕事に少しの謎が混ざった話。
    違う仕事を経験して最後には元々していた仕事に戻る。
    謎が少し盛り上がったかなというところで終わってしまう感じがありもう少し謎に踏み込みたかったなという感想。

    仕事辞めたいーって思ってもやっぱり戻っちゃうんですかね。

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    2024年05月06日
  • この世にたやすい仕事はない

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    どんな仕事でも主人公のように真剣に取り組んだら面白くなるんだろうな。
    愚痴ばかり言ってないで、今の仕事をしっかり頑張ろうと思えた。

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    2024年05月03日
  • ウエストウイング

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    津村さんの作品は、これまで楽しく読んできた。
    長編はこれが初めてかもしれない。

    解体が噂される古びた雑居ビル「椿ビル」が舞台。

    そこに入っている会社の事務員ネゴロ。
    給料が安く、嫌みな上司や困った後輩に翻弄される以外は不服もないが、そのぬるさに不安も感じている。

    そこに入っている学習塾に通う小学六年生のヒロシ。
    去年いじめにあったせいで、母は母子家庭で大変なのにヒロシの中学受験を望んでいる。
    ヒロシは絵を描くことに才能があり、勉強には全く身が入らない。
    母親の心配をうっとうしがりながらも、母親の意思を理解し、それに合わせていこうとする大人な面を持っている。

    そして、そこに入っている検査

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    2024年03月24日
  • ダメをみがく “女子”の呪いを解く方法

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    ネタバレ

    p196「そうやって、自分が持っているものを見せて、「これを持っていないのはあんたが悪い」って言いたがる人はいます。」

    p242「だから子育てで悩んでる最中の人もいれば、同じ歳なのに介護で悩んでたり今まさに恋愛で悩んでる人とかどんどんどんどん変わってくるものだから、その背景の細部を見ちゃうとイライラしちゃうんだけど(中略)それぞれに学びの段階とか時期が違ってて。その人は今、自分からしたら終わったような問題で悩んでるけど、反対に自分がまだ入り口にも立っていない物事を理解しているかもしれない、とかありますし、あの人はこの年なのにこうで!みたいに、自分の物差しで全部測ったらダメですよね。」

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    2024年02月08日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    あなたがわたしのことをすっかり諦めて忘れてしまっても、わたしはあなたのことを気にしているんだろうということを、どうやってイノギさんに伝えようかと思った。

    なにもない。何もないことがある。
    小説だから何か起こるけれど、あくまで小説だから。
    この作品の世界は、小説でなかったらおそらく何も起こらなかっただろう。
    それでも私はこの世界を体験してみたいと思う。

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    2024年01月17日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    面白かった。主人公の、ひんやりとした自己分析が、「あーわかるわかる、この気持ちは確かに言葉にしたらこんな感じだよね」というのが何度もあり、小説を読む醍醐味だと思った。

    ただ、一方、私の読解力が低いからなのか、最後の結末(タイトルがそのまま出てくるところ)が、少し唐突に感じたというか、それまでとの文脈と上手く自分の中で繋がらなかった。

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    2023年11月27日
  • 君は永遠にそいつらより若い

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    読み終わってから毎日、ふとしたきっかけで大学時代の何気ない一コマを思い出します。かつて贅沢すぎるくらいの「自由な時間」を持て余して、ただ好きな人と好きなことしてた大学後期の頃の自分が、物語のくだらないエピソードと薄く広くリンクしていたのだと思います。個性的な登場人物たちと、またあの頃を共に過ごせたかのような。

    終わり方も含めて決して明るい物語ではないけれど、読み終わってからしばらく、心地よい余韻が残るような、良い作品に出会えた気がします。

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    2023年10月14日
  • 苦手から始める作文教室 ──文章が書けたらいいことはある?

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    文章の中でも「作文の書き方」に
    焦点を当てた本。
    テーマの選び方や作文を書く意味、
    書き出しの方法などサラッと書かれている。
    作家の方ならではの視点が面白く小気味よいが、
    中高生向けのようでやや物足りなさを感じた。

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    2023年08月29日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    大型複合コピー機のアレグリア対女子社員ミノベの対決譚。これで話を広げられる作者のクレバーさが好きだ。

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    2023年08月08日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    作家さんそれぞれの回答にユーモアがあって、楽しく読めました。
    読んだことのない作家さんもいたので、小説も読んでみたいなと思いました。

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    2023年07月28日
  • 婚礼、葬礼、その他

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    ネタバレ

    冷たい十字路
    「ん?…ってことは!?」の構成。
    登場する全部の関係性やその後が明示されるわけではないので、人々の生活の一部を切り取ってきたような印象の中編。

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    2023年06月01日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    この本の登場人物は、みんな怒っている。その理由に初めは共感するけれども、だんだん「そんなに?」と思ってしまうほど、怒っている。でも、不思議と不快ではない。言いたいことを言ってくれているから。そして、それが過剰な表現になる程、読んでいる側は冷静になる。怒りのデトックスになる本である。

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    2023年03月07日
  • ウエストウイング

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    途中ちょっと飽きる感じもあった。なんでそこ描写したん?とかもちょこちょこ。けど総じて、そこそこ面白かった。いろんな人が出てきて、それぞれに仕事や日常があって、「椿ビルディング」で交わる感じが。あとがきは×。

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    2023年03月01日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    大人が読んでも楽しかったです。
    ちなみに夏休みの宿題はわたしは早めに終わらせるタイプでしたが会話のマナー的にはなってないのかな笑。

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    2023年01月25日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    7人の作家によるエッセイアンソロジー。
    もともと『考えるマナー』『楽しむマナー』という本の中からエッセイを抜き出して、子どもの悩みや質問に対する回答という形式で再編集されている。
    サブタイトルに「迷回答」とあるが、そもそも質問に答えるために書かれた文章ではないため、答えになっていない「迷回答」になるよね、とは思う。
    子どもの素朴な質問に対して作家が答えてくれた本だと思えば肩透かしを食らうし、一方で様々な作家たちの気軽なエッセイだと思えば楽しめる一冊。

    好きなエッセイは
    三浦しをんの「ボウリング最弱王決定戦」
    高野秀行の、ありがとうを言わない民族と褒めることについて。
    角田光代のクヨクヨしてし

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    2023年01月06日