津村記久子のレビュー一覧

  • 水車小屋のネネ

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    幼い姉妹が必死に生きる姿が描かれているが、どこかリアリティに欠ける印象を受けた。世界観に没入できず、展開のテンポも好みに合わなかったため、2週間かけて読み進めたものの途中で断念してしまった。

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    2026年06月19日
  • 水車小屋のネネ

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    評価が難しい。

    特に大きな転機も無く、
    登場人物達の半生を追っていく。
    気張らずに読めるが、
    ハラハラドキドキはない。

    ある意味、現実に近い話。
    でもそんな中でも、1人の人間にとっては
    特筆すべきイベントや瞬間があり、
    それらが未来の自分を作り上げていく。

    人生ってこんな感じなんだな、
    と思わされた作品。

    気負わず、集中せずに読めて、
    私は嫌いでは無かった。
    でも、心に何か残るか、
    登場人物の心の動きに寄り添えるか、
    と聞かれたら少し距離を感じる作品だった。

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    2026年06月13日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    津村記久子さん毎回面白いので今回はオヤッと…つまらない住宅地なので住んでいる人々もつまらないせいなのか、あまり読み進められず。興味もわかなかったので、挫折。

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    2026年06月11日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    総じて、自分の心と向き合うような内省的な短編集でした。

    登場人物たちは、前向きに捉えられない出来事や感情について思いを巡らせており、その心の動きには共感できる部分も多かったです。一方で、それぞれの作品にテーマはあるものの明確な答えが示されないことも多く、読後も霧の中にいるような感覚が残りました。すっきりとした結末を求める人には合わないかもしれませんが、人の心の曖昧さを味わえる一冊でした。

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    2026年06月09日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    誰もが思うことだが、登場人物が多すぎる。多いなら多いでそれに見合う紙幅があればいいけれど、文庫本で300ページ弱なので固有名詞の密度が高くなりすぎてしまっている。

    ただ、この満員電車のような群像劇は、次作の「水車小屋のネネ」で上手く消化されている。テーマ的にも通底するものがある。
    ひとびとはいろんな複雑な事情を孤独に抱えながら生きている一方、どこかで繋がりながら暮らしている。そのようなコミュニティを軽い筆致で描く。「水車小屋のネネ」はそのようなテーマが結実したもので、とてもよかった。その雛形がこの小説になんだろうと思う。

    津村の小説は、むかしのジャンルでいえば中間小説のような印象がある。純

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    2026年06月06日
  • この世にたやすい仕事はない

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    そんなに頑張らなくて良いのにどうしても首を突っ込んで頑張ってしまう。割り切れたらどんなに楽か。この主人公の行動に共感してしまった
    せんべいの話はすごい頑張って思い入れもあるのに、上の気ままな判断に振り回され、やる気がなくなるのに共感しました。

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    2026年06月01日
  • ポトスライムの舟

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    パワハラで精神を病んで会社を退職した主人公と自分の境遇が多少重なる部分もあった。
    そんな境遇でありながら世界一周旅行に向けて、複数のバイトを掛け持ちし、ひたむきに節約を続け前向きに日々を生きている。
    その姿が健気で慎ましく、美しい。

    派手な話の展開もなく、ただ淡々と彼女の日常が綴られだけだが、その姿が胸にじんわりと染み入る。
    そういったタイプの作品だった。

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    2026年05月30日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    挨拶を交わすだけのご近所さんも、表面的なことしか知らない職場の人も、誰でも何かの事情や問題を抱えている。理解はしているつもりだが、触れる機会もないし、あえて触れにいくこともない。
    そんな一端を垣間見せてくれた本だった。
    同時に、自分が思うほど自分自身はちっぽけな存在ではないのかもしれない。今日はいつもより人と深く関わってみようか、そんな風に思わせてくれた。

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    2026年05月28日
  • 現代生活独習ノート

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    誰もが生活していて、陥ってしまうこと。
    どうでもいいことなんだけど、そういうドラマにハマってしまうと抜け出せない。
    毛玉取りは、意外とそういうところから抜け出せる手段だったりする。
    という、私としては、自己啓発的な意味のある作品だった。

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    2026年05月27日
  • この世にたやすい仕事はない

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    最後に、元の仕事に戻るという結末は、ちょっと悲しかった。ため息ついて難しい仕事に戻るなら、戻らないという結末でも良かったのかなと思う。

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    2026年05月26日
  • 現代生活独習ノート

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    初めましての作者の本。現代社会の生活に疲れた人達の話。最後は少し気持ちが浮上出来るそんな後味でした。ただ、悔しい事に牢名主だけ理解出来なかった…。

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    2026年05月25日
  • ポトスライムの舟

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    狙いだろうけど、少し誰が誰の感情になっているのか分からなくなる瞬間があった。
    労働に対する感情移入が難しかった。
    ただまずまず面白かった。

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    2026年05月24日
  • この世にたやすい仕事はない

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    世の中色んな仕事がある。
    その中で本当に楽な仕事なんてない。

    最後の最後は自分がずっとしてた
    仕事が良いってなるのかな?と
    ちょっと思いました。

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    2026年05月19日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

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    津村さんの素朴な人柄が感じられるエッセイ。
    1つ1つが短く完結しているので、移動中にチマチマ読んだ。
    スポーツに関するエッセイもちらほらあり、今まで全く興味がなかったが今度見てみようかと思えた。

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    2026年05月09日
  • ポトスライムの舟

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    ポトスライムの舟は、第140回芥川賞を受賞した。
    一人称を、カタカナの姓で示した作風。
    ナガセは、クルージングのポスターの金額が自分の年収と同じことから、貯金を始める。

    十二月の窓辺は、その前日譚
    ツガワは、パワハラの渦中で、耐え、仕事を続けている

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    2026年05月08日
  • つまらない住宅地のすべての家

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     登場人物が多すぎて笑っちゃう。刑事が捜査するみたいにメモにたくさん記録して読み進めた。実際の住宅街を考えるとたくさんの家庭があり、それぞれ異なった生活をしていることが細かく書かれていてリアル。それぞれの家庭が、様々な事情や問題を抱えていたけど、最後には小さなハッピーエンドで終えられていてよかった。

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    2026年05月05日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

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    もう家にいるのに「家に帰りたい」と言ってしまう。わかりみが深い。消耗の仕方と回復の不器用さ加減が筆者と似ている傾向があるのだろうか。親近感が沸いた。ちなみに私もモネが一番好きな画家である。

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    2026年04月30日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

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    前作エッセイより大人しい感じ。
    淡々としてていい。
    ただやはり、津村さんの、物事一つ一つへの解像度が恐ろしく高い。それもは例えば、会社での裏紙の利用方法などといった、モノに対しても。
    大量に溜まってゆく裏紙を何とかしようとしてあぶらとり紙、雑巾、保水オブジェクトなどを試したとあったりですごいなー。
    私だったら裏紙はメモとしてしか使用法が思いつかないや。

    おそらくエッセイだけでなく雑誌連載を本書にまとめたのだろう、途中から美術展レポートがいくつか掲載されていてそれも面白い。全然知らない画家や器の展覧会に行っても「これぞ」的なものを見つけて描写してくれる。
    さらに販売されているグッズまで毎回記述

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    2026年04月30日
  • とにかくうちに帰ります

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    「不誠実さには適度な不誠実さで応えてもいいけど、誠実さに対しては全力を尽くす事」
    タイトルに惹かれて読みはじめたが、『職場の作法』が良い。
    田上さんの仕事への心構えのうち1つが私の信条とドンピシャ。
    ペリカーノジュニアは万年筆の練習で使っていた(赤の軸)し、ロイヤルブルーのインクも。凄く親近感を持って、間宮さんから奪還したくなった。そこまでの件で登場するギジェルミーナと「アニータ・アルバラード的な」との発想が面白過ぎ。鳥飼さんと仲良くなりたい。

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    2026年04月25日
  • この世にたやすい仕事はない

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    ネタバレ

    「水車小屋のネネ」があまりに良くって、こちらも読んだ。でもなんか普通にホラーじゃなかったか!?
    タイトルと表紙の感じから受けた印象と内容が割と離れてて面白かった。この人が書く主人公の、人との関わり方とか捉え方がやはり好きだな、と再認識できた。

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    2026年04月23日