津村記久子のレビュー一覧

  • 君は永遠にそいつらより若い

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    なんとなくだらだらと読み進めていて、ただの大学生の話かなって思っていたので、後半に読み進めていくと驚きがありました。それぞれの持つ困難や痛み葛藤などか明らかになり、胸に迫ってくるものがあります。著者のデビュー作品と知ってまた驚きです。

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    2025年02月19日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    誰が誰かわからないのに、最後まで読むと人物が勝手に出来上がってしまっている。
    まさか津村さんでミステリー感の強い作品読めるとは思わなかった。

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    2025年02月16日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    個人的には「行列」が面白く感じた。あれを見るために列に並び前後に並んでいる人達との会話が中心で話が進んで行く。結局小川さんは10時間近くいた行列からはずれてしまい帰る事になる。あれを見なくて良かったのだろうか?それぞれの心に問いかける短編である。

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    2025年02月11日
  • まともな家の子供はいない

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    わたしもまともな家の子どもではないなと思った
    主人公はこの後も家族を嫌って暮らしていくのかな
    わたしからすると両親の仲が悪くないのにセキコがここまで家族を嫌う理由がよくわからないけど、わたしのそんな感情も含めて家庭への思いは人それぞれだなと思う

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    2025年01月08日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    面白かったー。この手の小説は引力が弱いと、すぐ読むのを放棄したくなっちゃうから。
    結局は、津村さんの視線が良いのだと思う。神様目線で、誰のことも裁かない。それぞれに言い分があるよね、というスタンスである。

    構成的には、少しだけ作り込みすぎかな、という気もした。路地を囲む家のどこかに一軒くらい、のんきな、健やかな家庭があっても良かった。ま、タイトルが「すべての家」だもんね……。

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    2025年01月02日
  • 苦手から始める作文教室 ──文章が書けたらいいことはある?

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    読んでばっかりよりは書いたほうがいいし、書いてばっかりよりは読んだほうがいいです。読んでばっかりだと、単なる読書家になってしまうというのはおわかりだと思いますが、(でも読書家でいるのは本当にすばらしいことですよ)、書いてばっかりでも、自分の慣れた文章の書き方、ものの考え方、内容の展開のさせ方にこり固まってしまって、あまり良くないように思います。
     また、書いてばかりで他の人の文章を読まないと、自分だけがものすごくいいことを言っていて、自分だけが上手だという気分になりやすいという罠があるようにも思います。そのぐらい、文章を書くということは、書いてくれる人に対して優しい、誰にでも開かれた趣味だと私

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    2024年12月20日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    津村記久子さん初見。短編集。
    恥ずかしながらこれまで存じ上げず、世界観も作風も何もわからないのであくまでこの本だけの感想をと思いましたが
    うーん…言語化しにくいです…
    わざと誇張されているわけではないはずなのに、人間社会で拭いきれないグロテスク、狡さ、隠した本音(秘密)、憶測による歪曲、自己中心性、流されやすさ…不意にザラリとしたところに触れて、驚きと嫌な気分が少しずつ少しずつ混ざるような もやもやした感覚が、読んでいる間ずっと傍にいた感じがします。文庫うしろの紹介文やカバー絵が爽やかなだけに「あれ?」と言う気持ちで頁をめくっていました。
    そんな作品群のなかで、人との出逢いによって何かに気づき

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    2024年12月11日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    ネタバレ

    活気がなく、不便で、つまらない住宅地。そこの住人も変わり映えのない日常を送っているが、単調ながらも小さなデコボコはある。
    ある日、逃走犯をきっかけにそれぞれの日常のデコボコが干渉しあって大きな波を生んでいく、そんな物語である。

    最終的にすべてのデコボコがぴったりハマる感覚が爽快だった。
    ある地域の一区画の住人がまるっと登場人物なので読む方もけっこう大変だけど、そんな彼らのいろいろな想い・行動のパズルを完成させた津村さん、すごすぎる。


    この小説を読んで印象に残ったのは2つ。
    ひとつは、千里の祖母の覚悟と孤独。
    逃走犯の事件をきっかけに、人とのつながりを新たに生んだ人、閉鎖的で暗い未来から抜

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    2024年11月16日
  • とにかくうちに帰ります

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    文体にはユーモアがあり、特に「職場の作法」で顕著だった。主人公鳥飼を取り囲む人物たちは一癖も二癖もあり、それがいい味を出している。

    会社勤めの経験があれば、うんうんと頷けてしまうように、会社風景を細やかで丁寧に切り取り方をしている。

    私も覚えがある。終業前5分、残業で夜遅くなる夕方。ひたすら思ったことが。「とにかく家に帰りたい」と。

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    2024年11月16日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    サキの忘れ物、隣のビルが特に良かったです。
    私もサキの短編集読んでみたくなりました。
    行列のあれは結局なんだったんだろうか、、、笑
    どれも一癖?ある不思議な作品でした。

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    2024年11月14日
  • とにかくうちに帰ります

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    すごく感動する出来事があるわけではなく、考えさせられるというわけでもなく、なんかこういうことあるなあとか、こういう人いるなあと思っているうちに読み終わった。
    津村さん独特の突っ込みや少し後ろ向きなところが面白く思った。

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    2024年10月30日
  • つまらない住宅地のすべての家

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    路地に面したご近所さんたちの話し。
    登場人物が多くて、最初に書いてある地図と、そこに住む人たちの詳細を何度も見直しながら読み進めた。

    登場人物が丁寧に描かれている。
    自分の家のお隣さんにはお隣さんの、全くつまらなくない人生と事情がある。
    当然のことなんだけど、しばしば見失っている感覚。

    たまたま起こったきっかけから、近所の人と関わりを持ち、あるいは、持たざるを得なくなり、繋がる。
    繋がることで、思いもよらぬ自分の家族の思いを知ったりする。
    人は、人と繋がることでしか知り得ないこともあるんだろうなあ。

    でも、自分には難しいかもしれない。
    繋がるって、ちょっと怖い。

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    2024年10月27日
  • とにかくうちに帰ります

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    こういう人いるいる〜!
    と共感しながら読みました。
    なんといってもこのタイトルが好き。
    仕事行くととにかく帰りたくなる。笑

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    2024年10月19日
  • 苦手から始める作文教室 ──文章が書けたらいいことはある?

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    作文なる学生時代の苦難を、気軽に吹き飛ばしてくれる一冊。
    そっか、もっと気楽なものでいいんだー!
    書くと同時に読むことも大事、とはこれまた納得。

    津村さんの、うまい具合に肩の力が抜けた柔らかい文体が好きなので、ここに真髄をみた気がしました。

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    2024年10月13日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    ちょっと不思議な短編集。

    独特の世界観なんだけど、
    入り込んでしまえばあるような気持ちになる。

    通勤に読むのにちょうどよかった。

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    2024年09月27日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    津村さんの作品を2作ほど読んで、この方は日常のほんの一ミリの感情を、私たちにこうだよね?と示してくれる作品が多い気がする。
    確かに、そうかも、と思いながら読む作品が多い。

    個人的には「王国」と「ペチュニアフォールを知る二十の名所」が好き。

    私も変わった子だったので、「王国」のソノミの行動や考える事が自分と面影を重ねて読んでしまっていた。

    「ペチュニアフォールを知る二十の名所」はプチミステリー感があって面白かった。

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    2024年09月19日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    小説家や歌人などによる子どものお悩み相談会。
    子どものお悩みというのが、子供側の事情を詳しく書いたものではなく「謙虚になるにはどうしたらいいですか?」「遅刻グセがなおりません」といった一行のみ。
    だから、お悩みに対するアドバイスというより、それをテーマにしたエッセイのようなものだった。参考になるかどうかは、微妙だった笑。
    作家さんたちの多くは、自分の経験について語っているのが、大人として読む側はおもしろかったな。
    子どもと大人、どっちが読めば共感できたり面白く感じたりするんだろう。

    一番最初に「夏休みの宿題ぎりぎり派はだめ?」というテーマについての角田光代さんの回答で、小学生の時絵が好きで美

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    2024年08月23日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どの物語も、普段の日常的で起こりそうなんだよなあ、と思う。ありふれていそうな事が、津村さんの手にかかると途端に面白くなる不思議。「行列」
    も「河川敷のガゼル」も、ガゼルが何なのか、何を見るために行列に並んでいるのか明らかにされないし、読者の想像でしかないけれど、自分が体験したような既視感のある風景が浮かんでくる。
    「サキの忘れ物」は素敵な物語だった。仕事って誰もが楽しく働けるわけじゃないし、色々な思いを抱えながらやってるけど、もし一つでもこんな経験があれば、それを糧に働いていけるんだよなあと思う。

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    2024年08月17日
  • この世にたやすい仕事はない

    いろんな仕事、いろんな世界があって、前向きな気持ちになれる話だった。
    どの仕事においても主人公は誠実に自分がやれることをしっかり全うしてて、ある程度はどの環境でも順応できるシゴデキの人なんだろう。

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    2024年08月10日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    「隣のビル」がだいぶよかった。

    言葉にしづらいできごとがあって、どうにもできないと思っていたら、なにかきっかけがあって動き始め、動き始めたことに主人公が気づいて、おそるおそるでもちょっとずつ動かしていく感じ、津村さんの物語でよく見るような気がする。
    初めは受動で、なにかに転がされているのかと思ったら、のろのろと能動になってやがて立ち上がって歩いていくような。

    なんともひょうひょうとした感じの津村さんの文章、面白い。

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    2024年07月29日