枕元の本棚

枕元の本棚

小説・文芸
668円 (税込)

3pt

幼い頃から何度も眺めた絵本、学生時代に熟読した事典。生活実用書、経済学の本、スポーツ評伝、画集など。「図鑑好きが高じて図鑑を作ろうとしたことがある」と語る著者が、独自の感性でセレクトした58冊の読書案内。「開いたページを読んでみる」「このぐらい頭がよかったらなあ」など、ユニークな分類の全六章で構成。“津村小説ワールド“の源泉がここにある。

<本書で紹介される本>
デブの国ノッポの国/ことわざ絵本/セイシュンの食卓/紅茶で遊ぶ観る考える/この方法で生きのびろ!/妖精Who's Who/チェスタトンの現代用語事典/ゴキブリだって愛されたい/キリンと暮らす クジラと眠る/秘密結社の手帖/世にも奇妙な職業案内/江豆町/広重ベスト百景/100+1 ERIKAS/働くオンナの処世術/「つながり」の精神病理/貧乏人の経済学/フィンランド語は猫の言葉/禁煙セラピー/ぼくのプレミア・ライフ/マルコ・パンターニ 海賊の生と死 ……etc.

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枕元の本棚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    津村さんは本当にいろんなジャンルの本を読んでいるなあ。そして、人と違った部分に興味を持つというか、着眼点が面白すぎるし解像度が高すぎる。基本ポジティブな受け取り方をしているところも良い。
    そして津村さんが読んできた本が彼女のの作品に取り入れられているのがよく分かる。
    そのままを小説化してるのではなくて、本を読んで受け取った内容やテーマを自分なりに解釈し自作品に取り入れてうまく展開させているのがよくわかる。「ケアの論理」の本が「水車小屋のネネ」の下地になってるんですね。

    最後のスポーツ関連の本の紹介は、私があまりスポーツに興味がないのでどうかな…と思っていたが、読むとやはり面白かった。スポーツそのものよりも、例えば世界的なサッカーチーム監督の評伝の書籍で、彼の恐ろしいほどのネガティブ性(謙虚さ)に興味を示し、これはネガティブな自分自身を監督するのにも応用できそうだ、と読める津村さんの読み方がすごい。

    それにしてもこういう読書感想的なものを書くと私はもっと感情的な文章になってしまうけど、津村さんは終始冷静で(時々津村さん自身の自分ツッコミはありますが笑)そういうところにも憧れるなー。

    個人的に「100の思考実験」という本が気になるので読もうと思う。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    大好きな作家の書評エッセイを読むのはまたとりわけウレシイものだ。6年ぶりくらいの再読だがこんな本も取り上げてたんだという驚きもあり、小説を読むのと同様の津村さんの文章を読む喜びも存分に味わえて、おまけに読みたいと思う本も新たに発見した。

    0
    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    津村記久子さんの読書エッセイ。
    やっぱり津村さんの文章が大好き。
    津村さんって、静かに面白い話をしてくれるんです。
    大げさな感じが一切ないし、賑やかでもないのにすごく面白くて、じわじわと癖になる。
    この読書エッセイも津村さんワールド全開ですごく楽しく読めました。

    0
    2020年12月26日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったー。エッセイというか、自分の体験と絡めて書かれる本の紹介、というジャンルがけっこう好きだな、と最近気づいた。あれもこれも読みたいと自分の心が動くのも楽しいし、もし自分も読んだことのある本なら、こんなことを考えながら読めるんだ!と新鮮に感じたりもする。
    「開いたページを読んでみる」「眺めるための本」のところがとくにおもしろい。図鑑・辞典的なものは私も好きで、その2点から買った本(そして結構な確率で目を通しきれていない本)はいくつもある。でもそういう、いつでも読める本を持っておくことがセーフティネットみたいになっているな~。
    五味太郎「ことわざ絵本」が紹介されていたのが嬉しかった。私も「今自分が知っていることわざを覚えたのはすべて、他でもないこの本と、『PART-2』からだった」から。ひとつのことわざを「五味さん的に解釈したフレーズ」が併せて載っているのがとても面白かった。あー、この本、実家から回収してこようかな。

    0
    2020年05月15日

    Posted by ブクログ

    プロの作家の読書力は素晴らしい。マニアックな本のオンパレードだがどれも読んでみたくなる魅力に溢れた書評エッセイ。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    自分では知りえない本ばかりで、ちょっとマニアックでとても興味深い!作家さんなのでいろんなアンテナを張ってるんですね。
    少しずつ気になる本読んでいきます。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    普通に過ごしていてなかなか手に取らなそうな本の書評。
    作家が取材以外に、情報収集するための本ってこういう本なのかと垣間見えた気がする。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    ”第5章 このぐらい頭がよかったらなあ”の章で紹介されていた本はどれも読んでみたいと思う本ばかりだった。紹介されている本を読んだことがなくても、作者の独特な紹介や感想が面白かった。

    0
    2023年08月07日

    Posted by ブクログ

    芥川賞作家の津村記久子さんが、独自の感性でセレクトした58冊の読書案内。

    津村記久子さんの本の紹介本、あるいは読書エッセイ。
    自分の思い出や感じたことに絡めて、この本はこういうところが好き。こういうところが面白い。こういうところが素晴らしいと紹介しているのがとても良いです。
    本当に好きな本なんだなぁと思えて、普段の趣味から外れた本でもぜひ読んでみたくなる。例えば、私はオリンピックやワールドカップ、WBCなどの時期でもほぼ中継やニュースを見ないくらい普段スポーツに関心がないのですが、「スポーツの本」の章を読んでいると何だかとても楽しそうに思えてきます。新しいものに興味が湧くのは、なんだかとっても素敵な感覚。

    「開いたページを読んでみる」の章も楽しいです。
    津村さんは図鑑などをぱらぱら読むのが好きだそうで、どこから読んでも楽しい本が一番ページを割いて何冊も紹介されています。ぱらぱら開いたページを読むのは、もったいない気がしてあまりしたことがないのですが、一冊を通して読むのとはまた別の、大げさに言うと背徳的な楽しさがありそう。

    また、わたしの小さいころの思い出の本も紹介されていたのもうれしかったです。
    五味太郎さんの『ことわざ絵本』。祖父母に買ってもらって、繰り返し眺めていました。一般的なことわざは全てこの本で知った気がします。五味太郎さんの絵本は色々持っていましたけど、この本と『正しい暮し方読本』を繰り返して読んでいました。ちょっと漫画みたいで楽しいんですよね。

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    この人はどんな本を読んでるのだろうと気になる人の一人。図鑑とか、雑学系?の本が結構お好きなようですね。でも後半には結構硬派な本も並んでいて、参考になった。

    0
    2021年09月05日

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