津村記久子のレビュー一覧
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びっくりだ。こんな人がいるなんて。
これだから本は面白い。
『やりたいことは二度寝だけ』・・・
なんて正直なタイトル。
初めての作家さんでエッセイから読ませてもらうのは
初めて。
本屋さんで手にした私に
「買っておくれー」「読んどくれー」と言われている
みたいで買ってしまった。
妖精本や昆虫の図鑑を眺め、
ドラクエをこよなく愛し、
歳をとるごとに信心深くなり、
歳を重ねるごとに炭水化物が好きになり、
ノート好きだが裏紙でないと安心して書けず、
手製の裏紙メモ帳作りに精を出す。
中でも「大人とお片付けの歌」はめっちゃ笑った。
この人に会ってみたい、友達になりたいと思わせる庶民的な感じがす -
Posted by ブクログ
ネタバレネゴロ、フカボリ、ヒロシ。
会社員ふたりと小学生。本当だったら出会う可能性のない3人が、ビルの忘れられたような空間ですれ違いながら出会う。仕事や勉強からの、ほんの少しの隠れ場所。全編通して名前は知らない誰か同士だ。
三人ともなんとなく先を見通せず、それでもなげやりになはならず、日々を生きている。このぎりぎりな真面目感が好きだ。同じビルに集う人たちも魅力的。
すごく大きな出来事は起こらない。とも見えるけれど、実際に起こったら確実に人生を終えるまで覚えていそうなことが起こる。その描かれ方がやっぱり面白いなと思う。何が起きても、世界も自分もどうにかして対処し、そのときもその後も淡々と時を刻んでい -
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ネタバレ面白かった。津村先生の長編の物語です。
特別な事件やハラハラするような出来事は起こらないのですが、日常をこんなに面白く物語に出来るのが好きで、他の作品も好きだなと感じています。
今回も登場する人物それぞれに物語があって、ネゴロが新人に対して感じる苛立ちや
ヒロシの大人な考え方や絵が上手なところ、はたまたフカボリの不幸な出来事に立ち合ってしまう体質など、、読んでいてクスクスと笑ってしまいました。特に、地下道が水没してしまった際に「渡し」がいるというシーンが可笑しかったです。
3人は最後まで出会わずに終わってしまうのかと思いましたが、無事に会えてビルを遠くから見守るような姿が想像できました。消しゴ -
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すごく面白かったです
誰かのための祈りというのは何だか途方もないことだけど、どこかできっと通じてるようなそんな気になる中編2作でした
どちらとも好きでしたが、私は『サイガサマのウィッカーマン』の方が好みでした
何となく色々上手くいってないフツウの高校生の男の子が主人公なんですが、この世代の何だか分からないけど手当たり次第にイラついてるという感じが思春期全開という感じでとても良かったです
いまいち異様に熱心な祭りのあれこれについていけないのに結局その周辺を手伝うことになったり、家族もなんだかバラバラで別にそんなに上手くいってなかったりするけど学費のことなどきちんと考える…
内心どう思ってようと -
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仕事がうまく進まない感じがリアルに伝わってくるというか
心境的にはそんな感じっていう
そしてアレグリアみたいなやつに対する苛立ちとか
こんな極端なシチュエーションではないけど、なんか分かるな、みたい
そしてウッカリしちゃったこととか
別にやる気がないとかそんなのではないんだけど、嫌なんかダルいなっていう
なんも考えたくなくて「あー」しか言えない気分を、言語化できてるというか
そして同僚がおなじくOA機器に愛着持ってるシーンとか、なにか得も言えない感動がある
孤独な世界に、同族を見つけたような
案外近くに、仲良くなれそうな人がいたんだっていう
あと営業の人とかに見下されていたりとか
ナチュラルに -
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ネタバレ沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばない考えなので、興味深い。
その他にも「結局悩み解決してないじゃん」といったものもあったが、回答の内容が大喜利のようで面白く、こう考えればいいんだな、自分もこういうところあるなぁと楽しく読めた。
真剣な悩み解決に一役買う本ではないが、小さいコラムを読んでいるようで面白かった。 -
Posted by ブクログ
面白かった〜!
現実じゃありえないことでも、何か妙なリアリティ?があって好き。
【地獄】が面白すぎる笑
読んでる分には笑っちゃうような世界なのに、ちゃんと"地獄の苦しみ"が存在してて良い笑
タイトルにもなってる【浮遊霊ブラジル】
こちらも好き。女湯へのこだわりが好き笑
終わり方もちょっと儚くて好き。
私は死んだら誰に憑依して何処を目指そうかなあ…笑
何処ってよりも、自分じゃ出来なかった体験とかもいいかも?
いやはや面白かった…!!
ブクトモ様におすすめしてもらった、独特な世界観の1冊!
最高でした\( ´ω` )/
ありがとうございました(*´ω`*)♪ -
Posted by ブクログ
面白かった。平凡な会社員、平凡な小学生の日常でありながら非日常。冷静に考えて、水没した地下道をたまたま見つけたゴムボートで渡すアルバイトが急に発生するとか、子供が作った歯茎のオブジェとか、ありえないわけではないけど独特でくすっと笑える要素が散りばめられている。ネゴロもヒロシもとても賢い。エリートが集まる進学塾では落ちこぼれのレッテルを貼られるヒロシも、そこの講師に下に見られる椿ビルディングの勤め人であるネゴロも、賢くて機転がきいて、人の価値は一面的に決められるものではないと思う。アヤニノミヤさんやノリエさんやミソノさんや、古びて家賃の安い椿ビルディングで店を出す人々一人ひとりにバックグラウンド
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Posted by ブクログ
とにかく1つ1つが短くて、内容も他愛なくて、たとえ「本」を読む気力や時間がない人でも心地よく読めてしまうような、読者にとってはハードルの低い本ですが、実はそれこそが手ぬかりなく整えられた、筆者による気づかいであり心づかいなのだと分かると、さすがだな、嬉しいなと感じ入ることができる2度美味しい本でした。
読んでいるとクスッと笑ったり、あ〜分かる分かると共感したり、へぇーそんな事を考えるのかと面白がったり、急に自分の小学生時代をしみじみ思い出したりします。あとがきにもありますとおり、それがたまに会う友達と気兼ねなくおしゃべりする感じと似ており、同じようなデトックス効果があるように感じました。