津村記久子のレビュー一覧

  • 水車小屋のネネ

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    以前から読んでみたくてようやく手に取った1冊。

    人の温かさ、優しさに触れることのできる作品でした。

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    2026年08月02日
  • やりなおし世界文学(新潮文庫)

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    もっと海外文学を読みたいけど、何から読んだらいいのか…と思い、手に取った作品。
    津村さんが、今まで読んでこなかった作品を読んで、その感想をまとめています。
    主に海外文学が紹介されています。

    登場人物たちの心情や人生を丁寧に読み解き、深く感動したり楽しんでいる津村さんの書評がとても良い。
    時に「知らんがな」とツッコミながら肩肘張らずに読んでいる様に、あーこんな風な感想を持っても良いんだなぁとホッと安心させてくれます。
    F・W・クロフツのミステリ『樽』について「樽萌えの小説」と評したり、ボリス・ヴィアンの恋愛小説『日々の泡』について「働きたくないという気持ちを書いた小説」と評する津村さんの感性が

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    2026年08月02日
  • 水車小屋のネネ

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    自分が水車小屋と名の付く場所で働いていたから、という理由だけで読みたいと思っていた本。イギリスとかの湖水地方の水車小屋にいる女の子の話だと勝手に思い込んでて、読み始めてびっくり。

    なんと優しい人々にあふれた物語か。自分勝手な大人にムカついたのは最初の方だけで、後はずっと人が人を助けようとする優しさで溢れた40年。
    出会った人がわけてくれたいい部分で自分はできている。そんな風に思える人生はなんて素敵なんだろう。

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    2026年08月02日
  • 水車小屋のネネ

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    周りの気持ちのあたたかい優しい大人達に囲まれて成長していく様子が10年ごとに書かれていた
    18歳で8歳の妹と家を出て無謀だと思ったが彼女たちの周りの大人が良い人達でホッとした
    教え子の事を先生が見守ってくれていたのも彼女たちにとって支えになった事でしょう

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    2026年07月29日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    ネタバレ

    最初は、色々なことが起こるので展開がどんどん変わっていくのでストーリーとして一気に引き込まれていった。

    途中どこからか
    あれ?こんな風に誰かの回想みたいな
    初めっからそうだったかな?なんて思いながらも
    初めのような色々なことは起こらず
    淡々と進んでいく。

    人は優しさの中で
    助けられながら生きてるんだな。
    ネネの周りはみんな優しいな。

    装丁がステキでジャケ書いでしたが
    「優しい気持ちになれる本」として誰かに薦めたくなる一冊。

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    2026年07月28日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    あくまでも地に足が着いた淡々とした調子で、血のつながらない人たちの思いやりあいが描かれる。
    津村さんはいつもしんどくて濃密な親族関係にこだわらなくてもいい、自由に周りの人々と、適度な距離感で気遣い合いながら暮らしていくのがいい、とさらりと伝えてくれる。
    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」は名言。自分も人に親切にしてもらった分、誰かの役に立つ生き方というものを、そろそろ考えてみるべきなんじゃないかと考えさせられた。
    あとヨウムはめちゃかわいい。おそばはおいしそう。

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    2026年07月27日
  • ポトスライムの舟

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    特に心に残ったのは、併録作『十二月の窓辺』が漂わせる絶妙でどこか切ない空気感です。人はあまりに苛烈な苦痛や生への窮迫に直面した際、他者への配慮や広い視野を失ってしまう。
    作品が浮き彫りにするその悲痛な真理に触れ、如何なる状況においても心に余白を携えて生きるべきなのだと、強く自省させられました。
    表題作・併録作ともに、純文学特有の密度の高い文章美が心地よく、「読ませる」力を持った一冊でした。

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    2026年07月25日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    もうちょっと若かったら、良さがわからなかったかもしれない。
    自分を大きく見せなくてもいい。そのままそこに居ていいって環境はなかなかない。そういう場所は与えられるのを待っているのではなく、自分で作るものなのかもしれない。

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    2026年07月25日
  • 水車小屋のネネ

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    高校時代の友達にすすめられて、この本を手に取りました。

    かなり分厚くて、読み終えられるか少し不安だったのですが、主人公姉妹が生きた時代と自分の年齢が近くて、親近感を覚えながらするすると読み進められました。

    辛い環境で育った子どもを描いた小説はこれまでも何冊か読んできましたが、この本は終始穏やかで、温かさを感じられるところに救われました。淡々とした語り口のおかげで、状況を少し離れたところから見ているような感覚もありました。

    登場人物たちの暮らしを10年ごとに追っていくスタイルが面白くて、後半は「あの人は今どうしているだろう」とワクワクしながらページをめくっていました。

    水車小屋にいる「ネ

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    2026年07月25日
  • 水車小屋のネネ

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    自分はおそらく、これまでに出会った
    あらゆる人々の良心でできあがっている

    誰かに親切にしなきゃ、
    人生は長くて退屈なものですよ

    とっても素敵な本だった
    私も周りの人を大切にはもちろん
    親切に支えられる人になりたいと思うし
    あらゆる人の良心でできあがっているって
    読んでいたらそう思うけれど
    そう思える律って素敵だなと思う

    人生も人も嫌なことばかりじゃないなって思う

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    2026年07月23日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    最初は、辛く悲しいお話かと思ったが、人の温かさや、昔の日本の良さを凝縮したようだった。生まれ育った田舎を思い出した。
    自叙伝のように、細かい描写が多く、少し読みにくさも感じたが、それがまたこの物語の魅力なのだと思う。

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    2026年07月22日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    長い長い物語を読み終わったような満足感でした。誰かの人生を追いかけた物語はやっぱり面白い!と思わせてもらえた作品。繋がりが持つ力や、直向きに続ける事の大切さ、など温もりを感じる場面が素敵でした。年齢を重ねてから再読してみたいです。

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    2026年07月18日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    意思がなく流されがちな主人公が一冊の本をきっかけに人生を変える話。他8編

    津村さんはいつも私の思いつかない方向から攻めてくるなぁと思い読んでいる。新しく知らない領域を読める楽しさ。ゲームブックは何度もすぐ死んでしまった笑。常に売れる優秀な短編集

    とりとめのない話を集めた短編集ですが、全部合わさると津村色を物凄く濃厚に感じて不思議です。静かな一歩踏み出すための話が多数

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    2026年07月18日
  • ポトスライムの舟

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    著者の作品は何冊か読んでいるが、この芥川賞をようやく読んだ。純文学ということになるのだろうか

    文章は好き
    芥川賞ゆえに何も起こらず終わる

    併録された作品はパンチ力あり
    こちらも事態が好転することは無いだろうなと思いつつ読み進めて、まさかのホラー展開

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    2026年07月12日
  • 水車小屋のネネ

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    津村記久子さんの『水車小屋のネネ』を読んだ。シビアな状況の記述も含め、淡々と穏やかに、そして丁寧に最後まで物語が進む。だからネネの存在という一般的には非日常の空間も、読み手にとってすぐ隣りにあるような感覚になる。三月のライオンの雰囲気にとても近いものを感じた。静かで確かな物語。

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    2026年07月12日
  • 水車小屋のネネ

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    10代の理佐と、まだ幼い律。この姉妹を取り巻く人々の善意と優しさに溢れる物語。

    ヨウムのネネの存在は、周りの人々の結びつきを強くし、笑顔溢れるものにしてくれています。ネネの言葉の掛け合いは楽しめます。『六波羅探題!』(笑)

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    2026年07月11日
  • 枕元の本棚

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    プロの作家の読書力は素晴らしい。マニアックな本のオンパレードだがどれも読んでみたくなる魅力に溢れた書評エッセイ。

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    2026年06月29日
  • アレグリアとは仕事はできない

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    現在の津村さんの作品とは違う、毒のある生々しい煽るような言葉をあえて使ってる感じだった。
    (私が読んだのはちくま文庫2013年発行のものだから、作品群の中でも「若い」ほうなのかも)
    「地下鉄の叙事詩」はいっそもうホラーのように思えた。

    読んでいる間じゅう、焦燥や怒りや空虚な感情、負の感情でぐるぐるになった。掻き回されて、苦しくつらいと思った。それが最後には少しの救いがあって、状況は変わってないし、これからよくもならないままなのに、一瞬息をつかせてくれる。現実もそうであったならどんなにいいか。

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    2026年06月26日
  • やりなおし世界文学(新潮文庫)

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    難しい古典も難なく読まれている気がする。すごい。この中の本、ほとんど読んでいない私、いつか読めるだろうか。
    もっと、親しみを持って読んでいけたら、楽しそうだと思った。

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    2026年06月24日
  • 浮遊霊ブラジル

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    うどんの話が続いたので連作かと思いきや関係なかった。ほどよい短さの短編集。
    『地獄』が発想がすごくておもしろい。たとえ自我が保てたとしてもやっぱり死ぬのは嫌だ。

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    2026年06月13日