松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
義和団事件。教科書では数行でしか語られないこの事件の詳細を知らずに生きてきたことを今、後悔している。
本作の特徴は、東交民巷という限られた空間に籠城し、徐々に陣地が削られていくハラハラ感とそこで生じる各国の連帯、そして何より日本人の持つ本質にスポットライトが当てられている点にある。話自体はフィクションが多いとは思うが、柴五郎が国際的に勲章を受けたこと、1900年代の日本が本格的に列強の仲間入りしたきっかけになったという事実に変わりはない。そしてその取り上げ方に嫌味がないのがないのがさらに良い。※余談に近いが、近年、ナショナリズムの高揚を受け、日本でも日本人の凄さを誇張する番組が多い(日本人の -
購入済み
とても面白い!
1作目、2作目どちらも読ませて頂きましたが、今回はスケールが大きいお話しで、でもいつも通り読むうちに自分までハラハラしてしまって、、
一気に読み終えてしまいました。
個人的に松岡さんの書く美人主人公設定が好きです。脳内実写化してて楽しい!
自作も出たようなのでぜひ読ませていただきたいと思います
たまに出てくる時事ネタも好きです笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編のグアムの探偵小説が5話収録されています。
いずれのお話もめまぐるしい展開と意外な方向へ転がる話に読む手が止まりません。
短編のタイトルは次の通りです。
1話 ソリッド・シチュエーション
2話 未明のバリガダハイツ
3話 グアムに蝉はいない
4話 ヨハネ・パウロ二世は踊らず
5話 アガニアショッピングセンター
なぜグアムの探偵とグアムがタイトルについているのか気になりましたが、なるほど探偵という職業に対する権限がアメリカならではなことに驚きました。
5話の話は、それぞれ独立した短編ですが、できれば最初から順を追って読んだ方が、登場人物の家族構成や性格が最終話に向かって理解が深まり、小 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初から最後まで面白かった。
ヒトラー、ヒムラー、ゲッペルズなどナチスの歴史上の人物と、円谷英二、原節子など実現した日本人が出てくる。
主人公の柴田彰は俳優志望もうまくいかずに特撮の道へ
戦前戦中戦後のリアルな描写が戦争の物悲しさを伝えてきた。
本当に日本軍は勝っているのだろうか…という
作中に出てくるハワイ・マレー沖海戦は現実に映画にもなっていて、Wikiを見たら寒天も本当に使って撮影していたそう。
彰がタイタニック号沈没のためにナチスにわたり、沈没のための道具を集めるところページにすると数ページだがここが一番盛り上がった。
寒天の用途も知ることができ、輸出制限がかかるというのがどうい