松岡圭祐のレビュー一覧

  • ミッキーマウスの憂鬱

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    ネタバレ

    途中までは夢の国の裏側(どこまでが本当かは知らないが)を読書に見せるのがこの作品の面白さだと思っていたが、それだけではなく後半は少年漫画的なエンタメ展開になったことに驚いた。主人公が仕事を通して成長しつつも純粋なゆえに上層部に楯突いたりパークの危機を救う展開は読んでて熱くなった。

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    2025年11月12日
  • 令和中野学校II 対優莉戦

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    ネタバレ

    松岡圭祐著『令和中野学校Ⅱ 対優莉戦』は、知略と矜持が交錯する静かな戦場を描いた一冊である。前作が「陽」の物語だったとするならば、本作はまさしく「陰」の気配をまといながら、人物たちの内奥に潜む信念と葛藤を浮かび上がらせている。

    表題に掲げられた“対優莉戦”という言葉が示すように、読者は派手な衝突や決戦を予感する。だが物語は、その期待を巧みに裏切り、真に問われるのは「敵を倒すこと」ではなく、「己をどう貫くか」という精神の攻防であることを示していく。その構図が緊張感と重層性をもたらし、ページをめくるたびに静かに胸を締めつける。

    群像劇としての完成度も高く、それぞれの候補生たちが異なる正義と恐怖

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    2025年11月04日
  • 万能鑑定士Qの短編集I

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    2025年11月4日
    いろいろな人がいろいろな性格を持つ
    その中でやっぱり莉子や小笠原は穏やかで控え目な性格、人好きがする

    駒澤が莉子になびかないのが不思議だったけど最後に納得

    もう12巻もあるとは
    私は全巻読んだだろうか

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    2025年11月04日
  • 高校事変 23

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    優莉匡太が死刑執行されなかった事実がわかりました。
    いろいろな人物が登場してきましたね。
    匡太の力も落ち気味。そろそろ結末を迎えるのかな。

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    2025年10月30日
  • 令和中野学校II 対優莉戦

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    松岡圭祐『令和中野学校 II 対優莉戦』角川文庫。

    シリーズ第2弾。

    『高校事変』と『JK』、『令和中野学校』の世界観が密接につながり、さらには『高校事変』の方には『探偵の探偵』や『千里眼』、『鑑定士Q』の登場人物が関わり、全てのシリーズを読んでいないと面白さが半減しそうだ。

    昔、映画とタイアップして文庫本を大量販売する『角川商法』というキャンペーンがあったが、松岡圭祐の方は自著の販売を拡大しようという『松岡商法』といった感じだ。現代最高峰のハードボイルド作家のマイクル・コナリーも『ハリー・ボッシュ・シリーズ』と『リンカーン弁護士シリーズ』、『ジャック・マカヴォイ・シリーズ』、『レネい・

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    2025年10月27日
  • 水鏡推理VII ソヴリン・メディスン

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    ネタバレ

    前作から久々の本作、相変わらず誰も死なないミステリーなので安心して読めました。
    いつものながら突拍子もない発想で私の推理はカスリもしませんが楽しめました。
    関係者の数としては過去最多になるかと思いますが、あの役者さん、そんな素人集団に迫真の演技指導ができるほどの力量があれば、もっと売れててもいいはず(笑

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    2025年10月19日
  • 探偵の探偵II

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    女性であっても男性であってもおすすめはできない
    題材が重すぎる
    単純な「悪」どころではないし.....
    前作はまだ受け入れることのできる展開だったけど今作はほんとにえぐすぎる
    「DV」と「松岡圭祐」が絡むとこんな展開になるんだ.....
    さぁ、話の焦点を人物名に合わせていきたいところ
    それは、『高校事変』でも名前が出てきている「市村凛」という名前
    世界が同じなのかは分からないけどこの「市村凛」がどう繋がるのかそれとも繋がらないのか両作品をより追っていきたい作品だった

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    2025年10月17日
  • 探偵の探偵

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    中々に怖いものがあった
    ミステリー好きの人は探偵になりたいと思った事が1度くらいはあるはず
    自分も例に漏れず
    なんだろうね。もう、がちで怖い作品
    「探偵」という職業の闇にも近しい部分
    良い探偵も悪い探偵もいるということではある
    本作の主人公玲奈
    過去を振り返る度に痛々しい描写でえげつない
    『高校事変』シリーズは言うなればそっち方面での描写を主としてるからスッと入ってくるけどまさかの感じ
    次巻も楽しみになってきた

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    2025年10月14日
  • 続シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    前作「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」が想像の上をいく面白さだったので、続編の本作もワクワクしながら読みました。

    松岡さんは原作のホームズの世界観と史実を調和させながら、if(〜もし〇〇だったら…)を織り交ぜるのが本当に上手で舌を巻く。まあ今回はそのifのスケールが前作以上に大きすぎた感は否めかったけども。
    ただ、それをおいても登場人物たちのやり取りが魅力的で、冒頭で探偵業引退を経て落ち込み気味だったホームズの心情が上向きながら大団円となるので、その点は前作と変わらず清々しい読後感
    を味わえました。

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    2025年10月12日
  • 高校事変 23

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    しかし、今までの出ている本の主人公が出てくるらしい。それを読んで無い読者は今更どうすればいいんか? なんかどう終わらせたいのかまだ先が読めない。

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    2025年10月12日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ

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    ネタバレ

    人の死なないミステリー、の副題に相応しい一冊。よくよく考えるとこの副題から、編集者が無事なことが伝わってくる。
    前回までは事件の規模が大きくなりすぎて、主人公の活躍に違和感を感じさせたが、今回は少人数の中の物語で自然に読めた。
    一方で、相変わらず出版社や編集者は嫌味な人物として描かれている。小説家を減らそうという試みかな?と思うほど出版界は嫌な世界に見えてくる。

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    2025年10月09日
  • 高校事変 23

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    千里眼ネタ久しぶりで良かった。美由紀が登場してその後は江崎瑛里華の名前が出たりとJKは読んで無かったので今読み始めた所です。令和中野学校2のタイトル見てこちらも予約して1巻も購入しました。ホント商売上手ですねw

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    2025年10月06日
  • 高校事変 23

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    ネタバレ

    最終決戦に向けた準備の巻といった感じか。唐突に出てきたラスボス感あふれるキャラの名前がこれまたクロスオーバーキャラでビックリした。ていうか、そういうキャラだったっけ?次巻が非常に待たれる。

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    2025年10月05日
  • ミッキーマウスの憂鬱

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    新潮文庫の100冊でここ2~3年見かけていて、ずっと気になっていました。
    ただ私はディズニーランドを愛しているわけでも、特別にミッキーが大好きなわけでもなく、タイトルから敬遠していたのです。

    ところが読んでみると――かなり夢中に。
    夢の舞台を支える“裏側の世界”が描かれていて、「もっと早く読めばよかった」と思うほどでした。

    なかでも主人公・後藤のキャラが最高!
    実力も経験も不足(なんてったって入社1日目)、なのに「もっと大きな仕事をしたい!」と大口を叩く、やる気ばかりが空回りする意識高い系。
    その姿が、若い頃の自分と重なってしまうのです。

    ”当たり前のことかもしれないけど、裏側は現実なん

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    2025年09月29日
  • 高校事変 VII

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    さぁ、ここからどうなっていくのか
    優莉結衣周りも理解者が増えている気がする
    もしかしたら今後この理解がマイナス方面に変わっていくかもしれないしプラスになるかもしれない
    今はただ「理解され始めている」というだけなのかもしれない
    明確に優莉VSになっていくかこれは
    読みやすくて助かるのよねこのシリーズ
    今後が楽しみすぎる

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    2025年09月27日
  • 高校事変 23

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    松岡圭祐『高校事変 23』角川文庫。

    ついに23巻目を迎えた。本編の他に劃篇が4作あるので、通算27作目ということになる。書き下ろし。そして、シリーズ第2部の完結目前のセミファイナルということらしい。

    今日の午前中に本屋に行ったら、来週初めに発売予定の角川文庫が既に店頭に並んでいたので、購入したその日のうちに読み始めた。

    余りにも荒唐無稽で、時代も時空も滅茶苦茶で頭が混乱する。

    再び『千里眼』の岬美由紀が登場するのは良しとして、『令和中野学校』も描かれや、『鑑定士Q』が登場し、既に明かされていた優莉匡太のペンネームのジョアキム・ガンブラーに由来する『JK』の世界観までが持ち込まれる。も

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    2025年09月22日
  • JK III

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    悪い奴らをずたずたにしていくのはやっぱり気持ちがいい。残忍な描写は高校事変でも慣れているけれどなんか消耗する自分がいる。有坂紗奈は生きている。まだ続きがありそうだ。

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    2025年09月22日
  • 高校事変 14

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    第14弾

    また、最初の高校事変の再来か!
    主役は、凛香ちゃんと瑠那ちゃんの2人、残念ながら、結衣ちゃんはおらん。
    高校メインやから無理か…
    何やったら、大学事変描いて貰っても…

    この時の首相は、あの人の設定やな。「異次元の少子化対策」の人。

    真の敵は、EL累次体!
    この一味があちこちに忍び込んでるな。
    そこに入るのも軍資金がいるのか…
    ブックメーカー(ノミ屋)で稼ぐんやけど、賭けの対象が様々…
    今回は、凛香ちゃん、瑠那ちゃんが通う高校の体育祭!
    一番人気は、凛香ちゃん、最下位は、瑠那ちゃん…まだ、瑠那ちゃんカラダ弱いで通してるので…
    多番狂わせを狙う組織が凛香ちゃんを…

    元自衛隊の特殊

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    2025年09月21日
  • 続シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    教科書で覚えた人々が、ホームズと一緒にドタバタ

    なんだけど、前作のほうが偉人さんが妙に人間臭くてよかったな
    あと、かなり強引!

    でも、中盤のアレはマジで驚いた!!

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    2025年09月21日
  • 高校事変 V

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    感想
    結衣はいきなり大人を殺すし、情報も少ないのにサリンプラントを突き止めるし、予知能力でもあんのw

    日本の自衛隊も多分そんなに躊躇なく突撃しないし、結衣たちがいるのに構わずドンぱちやるのもちと現実的ではないな。

    この巻で急に田代勇次のラスボス感が増した。


    あらすじ
    結衣が子供の頃、父親の半グレ集団が銀座のデパートで起こしたサリンばら撒き事件の回想。

    現在に戻り、田代勇次は半グレ集団のプリンスの顔を明らかにし、結衣を組織に誘うが、結衣は断る。

    結衣は公安から命を狙われるが、返り討ちにする。国家公安委員会の差し金で、優莉の子供を抹殺する命令が出ていることを掴む。

    武蔵小杉高校で被害

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    2025年09月17日