松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
αシリーズ5作目。恋人の那沖との新居探しも順調に進み幸せいっぱいの絢奈だが、ララテル・シンキングの考え方の相違から職場で孤立、さらにヤクザの息子に目をつけられてしまい……
細かい章立てが相変わらずうまい具合にテンポの良さを引き立たせています。細かい章の中で小さな事件やトリックを織り交ぜることで、それをテンポよく解決していく絢奈のララテル・シンキングが光ります。それと織り交ぜて絢奈の職場関係、ヤクザとの対決を展開させるのも巧いですね。
ヤクザの親ばかっぷり、ドラ息子っぷりがめちゃくちゃだなあ、と思っていたらしっかりとどんでん返しを決めてくるあたりもさすが! 単なるユーモアミステリ、キャラミステリじゃないことを松岡作品ではしっかりと見せつけてくれますね。
職場関係での絢奈の成長も良かったです。自らの個性や考え方を、しっかりと前向きにとらえらていく彼女の考え方はまぶしいなあ、と思いました。
絢奈、那沖のやり取りに突っ込むのはあきらめます(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ松岡圭祐による千里眼新シリーズ第9弾の下巻。
上巻からダビデの持つ能力の凄さの一端は見えていたが、下巻ではさらに上を行く。まさに、歴史を作っていたと自負する男の物語であり、本作のタイトルである「優しい悪魔」が意味するところも明らかになる。
それにしても、ある側面では悪魔のような所業により人の命を奪うことに躊躇しない男が、こんな一面をも持っているとはと驚かざるを得ないが、それが物語として過去の作品も含めきちんと整合性が取れており、納得がいく筋立てになっていることに、作者の力量を感じる。
それにしても、「中の人などいない」って、、、、面白すぎてつい吹いてしまった。