名越康文のレビュー一覧

  • 薄氷の踏み方 時代に塗りこめられないために

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    格闘家の甲田氏と精神科医の名越氏の対談形式で日本に起きている社会的現象を「身体」との関係において語るものです。

     おカネとは、場の空気を読むとは、などいろいろなテーマが出てきますが対談なので内容はほかのテーマにどんどん飛んでいきます。お互いを知り尽くしているお二人ですのでお二人の間でしっかり理解されていて共有されているものを必死で行間から読み取る感じになります。

     しかし、いろいろ示唆に富む内容ですので読みあきたり流れを見失って読む根気がなくなったりすることはありません。読み進めながら自分自身のこれまでの人生の密度や深さを問われているような感覚に襲われます。

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    2009年10月04日
  • 虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

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    養老先生は、切り口はいろいろでもおっしゃってることはどの本でも一貫してて、最初は難しかったんだけど、何冊か読むうちに養老先生好きに(とは言え簡単なものしか読めないんだけど)。私の好みで言うと、この本は普通。
    ・お寺はタイパがいい
    ・お経はお経全部が答え
    ・「これでいいのだ」
    これはいいな、お寺行きたくなった。

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    2025年12月12日
  • 精神科医が教える 良質読書

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    流石精神科医だけあって自分の読書に関する特性をも巧みに自己分析して、自分に合った読書法を確立している。コメンテーターとしての印象が強くあまり信用できないイメージの著者でしたが、提唱する読書法に関しては信用できるし、真似してみたいと感じた。

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    2025年11月24日
  • 虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

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    養老先生と精神科医の名越先生の対談本。禅問答の様な問が交わされていました。養老先生の居心地論と、中国人は国を信用しないと言われているが、テレビドラマを見る限り、国と世間とは別だと思っているようだ、というのが残りました

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    2025年09月15日
  • まんがでわかる 隣のサイコパス

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    上司が人の気持ちが分からない人で、もしやと思って読んでみたら特徴が当てはまっていた。関わりたくない人間で逃げるしかない。退職の背中を押してくれた本。

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    2025年06月17日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    「分かった」という思い込みを捨て、「分からない」という前提で、敬意をもって人や物と接したいものだよね。という事を言っていて、「 なるほど分かった」と思ってしまったので、これは大変難しいことだと思いました。

    さまざまな話や文章似たくさん触れて、良くわからないまま飲み下すのが大事。そうすると知性は贅肉のようについてくる。という話が好きでした。最近、意味を求めて読書しがちで、疲れていたので、分からなくてもいいのか、と。

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    2025年06月08日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

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    前作の続編。
    個人的にもう一歩踏み込んだ内容だとより響いたかなと思う部分もあった。
    だけど個人的に響く言葉も多かったので心に留めておきたい。

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    2025年06月03日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

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    ☆人からどう思われているか気になる
    気にするだけ損
    自分の人生のフィルムの一部の感想にすぎな

    ☆自分といて楽しいか気にしてしまう
    相手が楽しいか より 自分が楽しいか
    ☆人の機嫌が悪いのは自分のせいだと思ってしまう
    他人にとって自分は脇役
    常に自分が中心に思うな!笑

    色々ハッとさせられました

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    2025年01月21日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

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    "自分の居場所を、外だけに求めていた”ハッとした。なぜなら、かつての私もこの感覚があったので。
    孤独を感じる理由も"人がいるかいないかではなく”に続く部分がものすごくしっくりきたし…となると、当時私が感じていた孤独の原因はやはり、私自身が私自身に対して認識していたことが要因だったんだろうなぁと、かつての自分を答え合わせしているような読書だった。

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    2025年01月01日
  • まんがでわかる 隣のサイコパス

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    身近にサイコパスと思われる人がいるので読んでみる。
    色々なサイコパスの事例がマンガで紹介される。

    読み進めると、
    「あの人もサイコパスだったのかな」
    「こういうサイコパスもいるんだ」
    となる。

    最終的には、
    「自分もサイコパスの資質があるのかも、、」
    と思えてくる。

    他人の心を鑑みない事はしないが、自己中心性は自分にもあり、仕事に熱心で何かを犠牲にはしているし、、。

    また、サイコパスは先天的であるとするならば、全ての事例で出てくるサイコパス達に、悲しみを覚える。

    自身がどんな努力をしようが、サイコパスはサイコパスであるという事だし、逃れられない宿命を感じる。

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    2024年11月01日
  • 〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)

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    名越心理学は「怒り」がテーマですね。そこから仏教にも繋がってくる。
    「心は一瞬で変わる」
    「僕たちは人生の最初に,怒り,泣きわめくことによって,自分の不快を除去することを学ぶ」これが「人間のコミュニケーションが持つ根本的な誤謬」である。
    「僕らは,生まれてから2,3年のあいだに,「自分にとって最も大切な相手に対して,最も激しい怒りをぶつけ,それによって不快を除去してもらう」というコミュニケーションパターンを繰り返し刷り込むことによって,心を形成してきたのです」

    リアリストは引きこもる
    網の目の世界
    足助体操(足助次郞『これで安心 医療体操』太陽出版)

    野口整体をベースにした性格分類が紹介さ

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    2024年10月21日
  • 「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと

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    子供向けで分かりやすい分内容はそれほど深くなく、すでに知っている知識が多かった。
    ただ、知っていてもできていないことがちょくちょくあり、それをどう行動に移していくかが今後の課題かな。
    本書に書いてあることを具体的にどう実行するのかについてもう少し掘り下げてほしかった気もするが、それはこの本の役割ではないのだろう。

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    2024年09月01日
  • 〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)

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    ネタバレ

    うーん。私はどうやら集中の陰らしい。確かに怒るとほんとに怒る。気を付けよう。自分が少数派であることを受け入れる。

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    2024年06月11日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

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    どこにも居場所がないと感じることってあるよね。でも、自分も周りも今のままでいいと受け入れることができれば、今いるここを良い場所にできる。「きっとどこかに私の居場所がある」なんて探してみても、きっとそれは青い鳥。

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    2024年03月31日
  • 仕事で折れない心のつくり方

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    「実際は職業選択の自由があるにも関わらず、会社員として生きるしか選択肢がないと思い込むようになり、不安を覚えるようになった」という一文が印象的。
    そっか、思い込みなんだー!

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    2024年03月29日
  • ニホンという病

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    お二人の対話から、日本社会が見失いつつある人間の本来の姿、自然とは何かが伝わってきた。

    話題は分散していたが印象に残ったのは、日本人は原因を求めすぎている、健康至上主義に陥っている、居心地の良い状態がどいういう状態かを考えていない、といった内容でした。

    まずは定期的に自然に触れて、呼吸を整えることから始めます。

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    2024年03月21日
  • 「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと

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    子ども向けだが、大人にとっても、知っておいたほうがいいことが書いてある。

    「自信」という言葉を辞書で引くと、「自分の力や値打ち、考えの正しさを自分で信じること」(小学館刊『例解学習国語辞典』)とあったそうだ。
    自分が自分のよさを見つけ、認めることが大切なのだと思う。

    でも自分のよさって、自分には見つけづらい…
    と思っていたら!
    自分が普通にできることで、人よりちょっと得意なことは、よさとか得意ととらえていいそうだ。

    悩むのは前向きな気持ちがあるからだというのも、目から鱗だった

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    2024年03月14日
  • まんがでわかる 隣のサイコパス

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    ソシオパスという言葉を知らなかったレベルなので、そことの区分など初めて知ることばかりでした。
    漫画パートは「こういうケースもサイコパスに該当するんだー」という驚きもありましたが、確かにこれまでにそれっぽい人と出会った記憶がいくつもありました。
    そうか、こういうのが身近に潜むサイコパスだったのかと納得。
    その時の自分を思い返すと、なんとかその人に嫌われないように努力するとか、自分に非がある前提で受け止めたりして疲弊してたような…もっと早くにサイコパスについてちゃんと知ってたら、うまいことかわしていけたのかも。
    自衛のために読んでおいて損はないと思うけど、ちょっと構成がゴチャついていて読みづらい感

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    2024年02月23日
  • ニホンという病

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    再読した。
    風変わりなおじいちゃんと毛色の違うおじいちゃんの対談。

    日本語についてだったり、田舎をもつことについては面白く読んだ。
    けれど、すごい先生たちなのはわかるが、「とにもかくにも現代と東京はダメ」に繋がって常に否定されている気分になる。
    こんなことを言っても、本人達にそのつもりがなかったり、「ほら、こう言いだしちゃうから」って言われるんだろうなとも思う。

    帯にある「読んでも治りませんが、大量のヒントはあります」という文は上手くいったものだなぁと感心した。
    ただ、次の南海トラフ地震については今のうちから対処したほうがいいと素直に思えたので、そこには感謝だ。
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    2023年12月06日
  • ニホンという病

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    ままならない社会や組織などの大きな力に、個人としてどう対峙すればいいのかという問いに、道筋を提示している。個の内発的な力で行動する必要性。組織はひとりでに変わるとも。
    ただ、私は選挙にも行きます。おっしゃる通り何も変わりませんし、制度に絶対の信頼を寄せているわけでもありません。それでも、今あるものでできることをしておきたい派なので。
    とはいえ、お二人ともスタンスの違いはあれど、次元が違うんですよね。大局的というか。本書の内容を理解するには、もう少し思索を深める必要がありそう。

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    2023年10月22日