【感想・ネタバレ】薄氷の踏み方 時代に塗りこめられないためにのレビュー

あらすじ

身体から革命を起こし続ける武術家と、医師の枠を超えて活躍する精神科医が、独特な視点で「一流の条件」を探る。現代社会という“薄い氷”の上を踏んで渡るための“マニュアル”は存在するのか――? 本書は、お金、場の空気、成長、心と身体といったテーマにおいて、「一流のあり方とは何か」を探る。「人は成功することを恐れている」「モテた後にどうするか」「方便としてのハウツー」「『分からないこと』を信頼する」「身体と心の関係」など、世間に跋扈する“マニュアル”を覆してしまう話題が止まらない。すでに本書への反響が各界から続々! 宗教人類学者の植島啓司氏が感嘆。「これほどやさしい言葉ですごいことを語れるのは、この2人しかいないだろう!」タレントのスザンヌさんも感動。「なにかひとつでも『尊敬される人になれる』ところを見つけてがんばりたいと思いました。人見知りが直りそうです」

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

お互いが畏友として認め合っている二人だけに、対談の内容がどんどん発展していくスリリングな読み応えになっている.
甲野善紀の考え方、哲学をこんなにうまく引き出せるのは名越氏しかいないのではないか.
二人の内面、哲学が惜しげも無く表現されていて両者のファンである自分にはとってもお得な本でした.

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2012年10月23日

Posted by ブクログ

なんば歩きで有名?になった古武術家の甲野さん、精神科医の名越さんの対談集。どちらもテレビを見ていていいな、と思った先生方だったので、気軽に読んでみたが、そういう見方もあるのかとなかなか面白い本だった。

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2012年02月06日

Posted by ブクログ

二人の対談はとても刺激を受ける。

自分の我欲を追い求め続けると、それを手にしたのちに、人生の貯金を使ってしまう…自分の人生と照らし合わせてみても、なるほどと思う。自分の我欲だけでなく、人に施すことも考えないとなあ。

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2011年04月19日

Posted by ブクログ

ママンが名越先生好きなんだよね、ぼくもだけども、なんと言うかぼくからしたら知識量が足元にも及ばないので、羨ましさを感じました。同時に名越さんの本を数冊買ったので、確かではないのですが、死ぬまで生きていかないと、みたいなニュアンスの言葉には目から鱗でした。

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2012年10月28日

Posted by ブクログ

武術的な視点から社会をみること。もしくは精神科としての視点から社会をみること。こうゆうふうに自分を研ぎ澄ましているプロフェッショナルがその切り口から社会を見ていくと、こうゆうことになるのかと驚かされるような一冊。日々の出来事を通して価値観を形成していくということはこういうことなのかと考えさせられる体験を多いにさせられた。専門分野に取り組むプロフェッショナルはその扱う範囲が狭くなるばかりかとても幅広く広がって、一つの事を極めるという事がどれほど他のアンテナまで敏感なものに変化させていくかということを教えてくれる。

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2012年04月13日

Posted by ブクログ

格闘家の甲田氏と精神科医の名越氏の対談形式で日本に起きている社会的現象を「身体」との関係において語るものです。

 おカネとは、場の空気を読むとは、などいろいろなテーマが出てきますが対談なので内容はほかのテーマにどんどん飛んでいきます。お互いを知り尽くしているお二人ですのでお二人の間でしっかり理解されていて共有されているものを必死で行間から読み取る感じになります。

 しかし、いろいろ示唆に富む内容ですので読みあきたり流れを見失って読む根気がなくなったりすることはありません。読み進めながら自分自身のこれまでの人生の密度や深さを問われているような感覚に襲われます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

[なくてはならない人になるか、あってはならない人になれ]これを[牛羊となって人に食われるか、豺狼となり人を食え]と言うのは、中々言えない。

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2010年06月02日

Posted by ブクログ

著者のひとり甲野 善紀氏は,古武術の研究家で,彼の研究成果は,武道のみならずスポーツや楽器演奏,介護の現場まで幅広く応用されている。この本では甲野氏と精神科医名越 康文氏が,それぞれの専門の立場から,現代社会を生き抜いていくための知恵について対談を行っている。この本の中で何度か繰り返された言葉に武術用語の「居着き」がある。「居着き」とは「相手が『わっ』と斬ってくるとき,どこに避けようかと迷うと,かえって右にも左にも行けなくてその場に滞ってしまうこと」だとか。それは武術の場面だけではなく,例えば「カウンセリングをしながら『相手を自分の思い通りに変えてやろう』,あるいは『相手の気持ちに共感してあげなければならない』と思う」ことにもいえる。恐らく学生と会話しながら,あるいは授業で説明をしながら,あるいは演奏中に僕は何度も「居着」いているに違いない。そういう状況を一段上の視線から見ることができるようになれば,もう少し柔軟に生きていくことができるのではないかと思う。(菅)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

名越さんが喋り過ぎな上、表面的な話に持って行くせいで、甲野さんの深い部分を引き出せていない。

この対談は失敗。

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2009年10月04日

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