名越康文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレパフェねこ続編。
「孤独」をテーマに扱っている。
ついていない時があるから、いい時を喜べるのところで毎日アイスのあたりが出たら嬉しいか聞かれる。
毎日出たら普通になってありがたいとは思わないし嬉しくもないだろうなあ・・・と思う反面、めったに出ないハズレだったらめちゃくちゃ落ち込むかもしれない。
また、去年結構話題になった自粛警察、これについて「正義の味方は正義の見方次第」といっているが、うまいこと言うなあと思った。
また、この著者、ご縁をとても大切にしていて、前回のあとがきでも今回のあとがきでもご縁にとても感謝している。
すべてのご縁に感謝できるようになれば、もめごとも無くなるのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
鬼滅の刃を精神科医が読むとこうなる。
キャラについて、こういう性格じゃないかとか、ストーリーの考察とか。
自分は深く考えて読んでなかったので、専門家のフィルターを通すとさらに視野が広がり面白いです。
鬼について。鬼=悪。悪は幼稚性、未熟性。
ぶつける側が受け止めてくれるだろうという
甘えがある。鬼は強強だと思っていたからこの考え方は新鮮でした。脆いから強がるんですね。
お館様が陽なら鬼舞辻無惨は陰。同じ家系から現れた負の存在と、それを消そうとする陽の存在。
無惨を倒したあとも、完全に清いものに満たされるのではなく、また陰陽両方の存在がでてくるのかなーと思う。それがこの世の中の摂理だから。 -
Posted by ブクログ
名越先生をYouTubeで知って、本を手に取ってみた。YouTubeの話ですが、名越先生のお話はとてもよいのだけど、周りの雑音や編集がされていないので、だらだらと単調な感じで、集中して見られないのが残念です。名編集者がいればいいのですが。
本の方ですが、繊細さん気質とトラウマの違いの説明がわかりやすかったです。
それからどんな人にでも当てはまると思うのですが、ゆるくやることが長く続くひけつだと思います。この前に読んだphaさんの「しないことリスト」と同じことを言っていると思うのですが、
仕事しすぎたり何かやりすぎたりして、交感神経がずっと高ぶっている状態は危ない。たまに休息を入れて体を休ませる。これが大切。
高ぶりがずーっと続くと、いずれフリーズしてしまう!復活に時間がかかる。体の声を聞きながらやりましょうということです。
もう一つ印象に残ったのは、トラウマを癒すバーチャルツアーのやり方で、例えば母親にひどいことをされてきた人は、大人になった自分が母親に一言呈したり、抗議したりする。難しい場合は、想像の中にカウンセラーを登場させて、その人に言ってもらう。続けるうちに子供の自分が癒やされていく。これは面白いと思いました。 -
Posted by ブクログ
開いてみたら拍子抜け。私の好きなおじいちゃんとおじさんが楽しそうに会話した記録。タイトルを見て身構える必要は無い。
養老さんの「生者必滅 会者定離」が沁みた。私の実家は多くの生き物を飼育している。そして生き物の「死」に無頓着だ。ネグレクトの意味ではない。死後は数日間お別れの時期を経て、土葬が基本だ。土の上に目印の石を置き、花を植える。これが常なのだ。そこに「死の壁」は無い。「生きとし生ける物は必ずいつか滅ぶ」のだ。この私の根底に流れる精神を言語化できずに批判されたこともある。「あまりにも無情すぎないか」と。昨今の人間は生き物を家族のように大切にする。まるで我が半身のように。それは好きにしてくれて構わない。だが価値観の押しつけはやめて欲しい。
名越さんは「snsでは、他者に正義を主張している者と、愉悦を求めて他者を批判する者がいる」という様な意見を述べている。後者にはなりたく無いものである。 -
Posted by ブクログ
暫く積ん読になっていた。NHKの放送後に纏められたテキストらしい。
子供の頃、サイボーグ009は映画やテレビアニメで観ていた。最初のモノクロ版。漫画のサラサラサラっと描いたような描線が好きだった。
小学生の時に読んだ「漫画の描き方」の竜神沼の解説で、暗い森の中のカブトムシの背光で少年の孤独感、白い百合で不思議な少女の気高さを現わしているとあり、マンガの表現手法にビックリしたことを覚えている。
さるとびエっちゃんの編で、主人公の内面が見えない、善悪を等価に俯瞰しているの記述に納得。サイボーグ009の編でも善悪を混然一体としているとの記述もある。
サイボーグ009が神との戦いの前で長い休載となり、その後、石ノ森先生の心象風景のような不思議な続編が発表されたことも残念に思ってるけど、なんとなく石ノ森先生だからなあ、と納得している。
佐武と市は未読。探さないとなあ。
手塚治虫と石ノ森章太郎の2人の天才がいたことに感謝したい。本のなかにもあったけど、井上雄彦、浦沢直樹、大友克彦も天才だけど、この二人は圧倒的だと思う。 -
Posted by ブクログ
(2014/10/22)
最近読むとはまる内田樹さん。一方妻はその弟子の名越康文さんを読みたいというので、二人が書いてるこの本を入手。
しかし、、、なんだか違った。
この橋口いくよさんって人も混ざっての鼎談。
タイトルがテーマなのかと思いきや、そうでもない。
広い意味ではそうだんだろうけど、、、
テーマは言葉の持つ力、というところだろうか。暴力的でもあり、愛だったり、、、
あげ足取りが印象的。
それと、五七五の語感が記憶にもたらすパワー。
全学連の正式名称が五七五でなかったら世の中が変わったのでは、という説は面白かった。
全日本学生自治会総連合 ぜんにほん がくせいじちかい そうれんごう
正式名称を知ってる人はそんなに多くはないと思うけど、でも確かに記憶を助けるのはその通りだと思う。
・・・それくらいで、いつもの内田さんを読んだ後のすっきり爽快納得感はなかった。
目次
●第1章: 物語の獲得
「物語」がもたらすもの/ライブに見いだす物語の「型」/型の中でこそ獲得できる物語とは?
●第2章 :街と物語
「東京」という名前がはらむ物語/街は我々の生きる舞台/右肩上がりの幸福という呪縛から逃れる方法/本物の豊かさとは
●第3章: 親供養
人生の空白を埋める物語/物語は予言の書でもある/親供養の必要性
●第4章: 揚げ足をとる人々
言葉の持つ攻撃性に自覚的になること/揚げ足予防が生んだ言葉のいびつさ/まずは言葉をごくんと飲み下す
●第5章: 国を祝福しよう
ツイートするときは「五・七・五」/日本の歌から情景描写が消えた/飲み下そう日本!
●第6章: かっこいい老い方
自分の住む場所を祝福する/武田鉄矢に学ぶ日本人男性の年の重ね方/男は老いてガランドウになるといい風合いが出てくる/日本女性の老い方が見つからない/四十代女性のロールモデル/かわいいおばあちゃんは実在するのか?/都市のアクティブさと老人の佇まいのズレ
●第7章: 知性は贅肉のようについてくる
これからの言語表現に必要なのは「かわいさ」と「うどん的文章」/意味がわからなくても、ひとまず飲み込むことに意味がある/訊く大切さもあれば、訊かない大切さもある
●第8章: 中立ぶるのはもうやめよう
内田文体の秘密/真のオリジネーターはフォロワーを求めない/自分を慰めるために、人を叩いている
●第9章: なぜ人は人を叩くのか
バッシングのスタートラインとは/「ファン」と「嫉妬する人」は表裏一体/他人の自己判断の領域にまで踏み込んでしまっている/写真本体よりも、そこにある「悪意」が怖い
●第10章: 定型圧力のすさまじさ
ヤンキー文化が信仰するものとは?/人は定型から出ない努力を、必死にしている/仕事で着る服こそ、素敵なものにしよう
●第11章: 執着をとる方法
執着心が強い人には鬼のツノが生える!?/執着は、時として命さえも落とす/執着へのブレーキは「?」/必要なのは物語
●第12章: 愛の反対語は敬意
愛と敬意/あてつけという愛情表現/馬鹿なふりをする女性たち/わからないことの大切さ