あらすじ
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『「繊細さん」の本』で繊細さんの第一人者となったHSP専門カウンセラー・武田友紀氏と、テレビなどのマスメディアでおなじみの精神科医・名越康文氏の対談書籍になります。
本書は多彩な心に触れてきた二人が、HSPについて、またその性質と混同されやすいトラウマ症状について、考えを深めていく一冊です。
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Posted by ブクログ
名越先生をYouTubeで知って、本を手に取ってみた。YouTubeの話ですが、名越先生のお話はとてもよいのだけど、周りの雑音や編集がされていないので、だらだらと単調な感じで、集中して見られないのが残念です。名編集者がいればいいのですが。
本の方ですが、繊細さん気質とトラウマの違いの説明がわかりやすかったです。
それからどんな人にでも当てはまると思うのですが、ゆるくやることが長く続くひけつだと思います。この前に読んだphaさんの「しないことリスト」と同じことを言っていると思うのですが、
仕事しすぎたり何かやりすぎたりして、交感神経がずっと高ぶっている状態は危ない。たまに休息を入れて体を休ませる。これが大切。
高ぶりがずーっと続くと、いずれフリーズしてしまう!復活に時間がかかる。体の声を聞きながらやりましょうということです。
もう一つ印象に残ったのは、トラウマを癒すバーチャルツアーのやり方で、例えば母親にひどいことをされてきた人は、大人になった自分が母親に一言呈したり、抗議したりする。難しい場合は、想像の中にカウンセラーを登場させて、その人に言ってもらう。続けるうちに子供の自分が癒やされていく。これは面白いと思いました。
Posted by ブクログ
こちらは対話形式の内容だったので解離や仏教にまで話が及んでいて、興味深かったです。自分はトラウマの影響もかなり大きいしHSPだけじゃなくさらに関連する参考になるお話が載っていて良かったです。
Posted by ブクログ
対話形式なので読みやすい。
名越先生は仏教等にも見識が深いので話し言葉ではあるがたまに難しい文章もあった。
難しいところは飛ばすのも◎
武田先生の体験談からの知見を得ることもできるので良かった。
Posted by ブクログ
トラウマの話はあまり出てこなかったかなと感じましたが(解離の話が多かった)、考え方としては非常に参考になりました。
自分はHSPっぽいなとは思いましたが、病気ではないようなので「そうなのか」と思う程度で、特に何もしていません。精神疾患の名残で心理士の先生にお世話になっていますが、その際に先生から、過去のトラウマ(自分の場合はいじめ体験)の傷が、かさぶたになっていないのかもしれないと言われて、なるほど、と思った節があり、少しトラウマに興味を持ちました。(自分自身は、いじめの原因は自分にあったかもと思っているが、いじめっ子への憎しみがないわけでもない)
ネットを見ていたらトラウマについて、どなたかが「トラウマというのは、ケチャップを付けられたシャツを着替えずに眺めている状態らしい」と書かれていて、なるほどなと思いました。おそらく、トラウマにならない方は、そのケチャップを付けられたシャツを自分で着替えることができるんだろうなと。また、トラウマになってしまう場合、そのシャツの着替え方が自分でわからないのかもしれない。私も後者な感じかも、と思いました。ただ、自分の中でそれを納得できる(シャツを着替えることができる)ようになるのは、死ぬときかなとも思っています。
最終的に心の問題は、自分でなんとかしないといけないものではありますが、そこに寄り添ってくれる人がいるだけで、だいぶ違うのだろうなと、独身未婚中年男性の自分はしみじみと感じたのでした。いろんな人の助けをもらいつつ、できれば自分も人を助けたいなと思いながら、ゆるっと生きていこうと思いました。