名越康文のレビュー一覧
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「男はつらいよ」全作品の全肯定。寅さんファン大往生の一冊。
このタイトル、この装丁。寅さんファンしか、買わない・読まない本です。その寅さんファンを幸せな気持ちにさせる、という一点に絞って書かれた本です。
寅さんのファンでいいんだよ。それどころか、もっとファンになっていい、もしかしたらあなたが気が付いていないこんなメッセージ、こんな意味があの場面、このセリフにはあったかもしれない…とにかく、全作品の全肯定。
しかも、信者風にではなく、心理学者としての味付けや、仏教の輪廻観なども柔らかく引用しつつ、すべてを肯定する。寅さんファン大安心、大往生という一冊です。 -
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内田先生との対談や鼎談でお見かけして、興味があったけど著書を読むのはここが初。移動用に薄いのを選んだけど、読み応えのある興味深い内容でした。拘りはもともと薄いし、環境以外には影響されにくい、寧ろ影響受けたい気はするが、『今、ここ』に集中するっていうのは覚えておきたいな。本当に集中力が無い、というか同時に二個以上のことを考えたりするから集中できないのかも、とわが身を省みる次第。
「自分自身だけしか守るものがない人が、いちばん弱くて傷つきやすい。『守るべきものがある』ってことは、『自己』を分散させられるってことだとも言える。」「落ち着いた心を保つことが、生きる力の強さにもつながる」
「『まずは自 -
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敬意の贈与。
内田樹さん、名越康文さん、橋口いくよさんの3人による対談形式です。価値観再生道場という名前の通り、現代の人々の「価値観」について見直そうとしています。
個人的には名越康文さんは知性と個性が強すぎて、私の勉強不足ですが「何を言っているのか分からない」状態がありましたが、本書の筋で言うとそれが大切ということも書かれていました。
絵に描いたようなやる気のない定食屋さんがなぜ安心出来るのか
本当の豊かさとは何か
分かりやすさの必要性
バッシングはなぜ起きるのか
安心のはずの「定型」による負の連鎖
執着心
愛と敬意の違い
以上のような話が展開されていました。
それぞれの話で共通し -
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毎日イキイキと楽しそうに過ごしている人にはどのような秘密があるのだろうか。気鋭の精神科医が、不安や悩みの真相をつきとめ、明るく生きていく方法を示唆する。
不安を打ち砕くひとつの方法として「自分のお通夜を想像する」のがよいという。時間的、空間的に俯瞰して客観的に自分を見ることができ、持ち物、プライド、見栄が薄れて消えていくのだ。不安は、自分の内面にはあるけれど、現実には存在しない。そのことに気づけば幸福度数が三段階ぐらいレベルアップして、幸せに近づいている。
ほかにも内容例を挙げると、
◎場の力の大きさを知る
◎気持ち悪さを大事にする
◎冷静な判断力を養うための夜道を歩くトレーニン