フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ゲーテもカフカもよく知らないまま読みました。
    読んで、2人とも大好きになりました。
    早速、作品を読みます。
    ゲーテは、ただ恵まれた人ではなくて
    深い悲しみを多く経験しての言葉がとても
    参考になり、色々落ち込んでいる私に慰めになりました。

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    2014年11月26日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ゲーテとカフカの性格や彼らの残した名言のいくつかは知ってるつもりでしたが、これほど対照的とは…自分はどちらかというとカフカ寄りだなぁと再認識して少々残念。

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    2014年11月09日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    このなかのどれかが必ず誰かのお気に入りになる。対局の二人の、でもどこか似通った言葉が所狭しと詰まってる。個人的にはやはりゲーテ様のお言葉が胸に刺さりました。『生きてる間は生き生きとしてなさい。』

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    2014年07月01日
  • カフカ寓話集

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    扉ページの次の絵。
    この人はもうずっと深刻なままでいる。
    このままもう立ち直ることはない。

    この人は同一人物なのか、それぞれ別人なのか、男なのか、女なのか、作者自身なのか、赤の他人なのか。ひとつのストーリーなのか。

    この人は、うな垂れ、手枷で曳きたてられ、法廷に立たされ、希望を持った次の瞬間に裏切られる。
    ように見える。

    この絵をよく見てからカフカを読むべきかどうか判断すべきでしょう。

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    2013年10月13日
  • アメリカ

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    賢い美少年カールは、年増の召使を孕ませ親に追い出される。
    そこから彼は、不条理の道を歩み続ける。

    大国アメリカへ到着した船上でのやりとり、自分の大切なスーツケースを他人に預けたまま、他人の厄介事に首を出す。
    彼の自信は若さに由来するものだろうか。
    ごったがえす人の波、赤の他人の問題に巻き込まれ、この先の混乱した道を予想させる。

    お偉い伯父に預けられるが、途中で厄介払いされる。
    10代半ばの少年が、大国アメリカに放り出されたわけだ。
    その理由は読者にも提示されない。
    この先の物語も、不条理と茨の道が続く。

    この少年は、孤独を感じる間もなく、生きるのに必死なように描かれている。そんなわけはないはずだが、それはこの物語を明るく感じるからだ。
    途中の章が抜けているのだろう。突然始まり終わる第8章は、もっとも希望に満ち、もっとも先行きの不安に満ちた場面だった。

    「身分証明書」を持たない彼は、この先どうなることだろう。
    自分は自分であることを、1枚のカードが証明するわけだが、
    本来、自分を証明するのは他ならぬ自分自身である。

    アメリカという未知で広大な国にポンと放り込まれた少年は、
    この先どのような大人になるのか、最近読んだ物語の中では、
    一番想像力を掻き立てられるものであった。

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    2013年01月27日
  • アメリカ

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    話は両親によって本国から追い出されたカール・ロスマン氏の新天地アメリカ放浪記ですが、ロスマンはトラブルを起こして次々に新たな目的地を目指します。第一章の火夫が短篇集にも収録されていることから分る通り、それぞれの章が自己完結しているので、分量の割には長さを感じさせない構成になっています。未完のせいもあって、最後の第八章がちょっと浮いてる感じもしますが、却って未来への出発っぽくてフィットしています。カフカの作品にしては、比較的ポジティブだと思いました。

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    2011年11月15日
  • カフカ寓話集

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    最初の2ページを読むだけで分かる。
    ああ、カフカだと。
    物語の中に入ったと思ったら、読者はそこに置き去りにされる。
    誰も追いつけない。カフカにだけは。
    自分なりに色々な作品を読んできたつもりだが、
    カフカの世界に似た作品、世界観をもつものには未だに無い。
    なぜカフカだけがここに行き着けたのだろうか。

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    2011年10月09日
  • 審判

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    好きだ
    奇怪な世界に迷い込ませてくれます。
    決して明かされることのない訴訟の理由。
    唐突に訪れる判決。
    意味なんて必要ない。この理不尽さがたまらない。
    芸術って、何かのために、とかじゃなく「書かずにいられない」
    っていうものの発露なのだなあと思った。

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    2011年08月23日
  • アメリカ

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    フランツ・カフカは、127年前の1883年7月3日にオーストリア=ハンガリー帝国(現在のチェコ)のプラハに生まれて、86年前の1924年6月3日に40歳で亡くなった小説家。

    ところで、フランツ・ファノンじゃなかったフランツ・カフカって、どこかエリック・サティに似ているとお思いになりませんか?

    抽象する無機質なランドスケープといい、現代に生きる私たちの孤立感や閉塞情況の感嘆・強調といい、言い知れぬ不安と孤独感の恍惚的描写といい、未知なる隣人と時空を超えた憧憬の祝祭的喝采などなど、ほとんど何を言っているのか自分でも意味不明ですが、ほぼおおむね、だいたいそんなふうな感じですが、ただ表現方法が小説と音楽という違いだけで、ほとんど志向していたものは一緒のような気がしてなりません。

    まあこれも、私の場合、読書の最中に音楽を聞くことが多いのですが、たまたま中2の時にいっとう最初にカフカを読んだ場所が音楽室で、それは『変身』でしたが、そのとき流れていたのがショパンとサティだったのですが、何故かサティの方がしっくりする感じがしたものです。それからというもの、カフカを読むときは必ずサティです。

    あっと、思わずうっかり、肝心の『アメリカ』について書きそびれてしまいましたが、ここで突然ですが、ちょっと考えて思い巡らしてみていただけますか、もしあなたが16歳のカール・ロスマンという男の子だとします、それであなたは女中の誘惑にまんまと引っ掛かって、子供を産ませるようなことをしてしまうのです。

    両親は勘当同然の決意で、あなたをアメリカに追放してしまいます。追われて行った先のニューヨークの伯父さんからも追っ払われて、さあ大変、あなたは放浪の旅に出るはめになります。

    ヨーロッパ人にとっては、よその国というよりまったく見知らぬ異世界へ放り投げられたあなたは、さて、これからいったいどうすれば・・・・・。

    渦巻く不安と恐怖との背中合わせではありますが、そこは好奇心旺盛な16歳の男の子のあなたのこと、悪に染まり危険な目に逢い、それはもうハラハラどきどきの冒険がはじまるのを、わが身のことのように体読(体験・読書)できる物語なのであります。

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    2011年08月03日
  • ある流刑地の話

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    流刑地にて。

    理不尽な罪で人を裁いていく将校。道徳や倫理観はさておき、自らの使命?のようなものから、その任務を遂行していく。ある時にはそれが間違っていることと知りながら。

    人が生きるとはどういうことなのか。

    その他、解釈不能な内容、生き物が続々登場してくる。これはなんなのか、何から考えていけば良いのだろうか。それすらわからない。良い意味でしこりを残された作品。イッツ・カフカワールド!

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    2011年01月02日
  • 審判

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    カフカの描く不条理な世界。
    朝起きたらいきなり逮捕され、
    自分の罪状が明かされる事はなく、裁判での
    画策等に奔走する。無駄骨感がたまらない。

    立場が弱いくせに高慢な態度をとったり、
    ちょっと歩くとものすごく疲れてしまうキャラクターだったり。

    ボケが長いコントを見ているような気分になる。

    最後にしれっと死んでしまうのが面白い。

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    2009年10月07日
  • アメリカ

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    カフカにしては軽妙でわかりやすい描写と明るい展開で物語が進んでいく

    他と毛色が違いすぎる感があるからはっきりと言い切れないがカフカがカフカの文章力を越えたような仕上がり


    筋に乗せられてわくわくしちゃうんだけど「オクラホマ劇場」の不穏な桃源郷的設定と、「ニーガー」という偽名で潜んでいた孤独に気付かされる

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    2009年10月07日
  • 城

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    奇妙な村にやってきた主人公Kの物語。村に到着したKは、村を統治する伯爵の城との接触を試みるが、奇妙なことにどう苦心してもその試みが成功しない。それどころか、Kは次々に奇妙な人間たちのところへ巻き込まれていく。さらに、作品として未完なので私たちはKの行く末を知ることが出来ない。
    村でまかりとおる理屈が完全に不条理で、登場人物の思考経路がしばしば理解できない。だけど、それが妙に現実らしく思えるから不思議である。言葉が通じているから、一見するとKと村とは生活を共有できているかのようである。しかし、言葉以外の多くの部分において全く異なる了解を前提しているため、両者における言葉の共有はむしろ誤解の原因にしかなっていない。もしかしたら人間の合理性は、このくらい滑稽で独りよがりなものにすぎないのかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 城

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    邦題「城」。長いことかかったと思う。読み終わるまでに。2週間じゃ済まなかったはず。大体1日に調子いい時で20ページ程度で、学校の行きはほとんど寝てるので帰りにちょびちょびと。螺旋階段を昇っていく感じというよりかは、地下にずんずんと下っていく感じのような感触を読んでいると受ける。ふと気を抜くと何の話で、どうしてそうなったのか、そもそも誰が今話しているのか、さっぱりわからなくなる。煙に巻かれる。不思議。いくら読んでも物語を掴めない。掴めそうな気がしない。ひょいひょい逃げて行く。だから追いかける。筋がないわけではない。ある。けど、それは筋と言えるものではない。カフカは文学として異端の中の異端だと思う。いや、異端ではなく、最先端なのかもしれない。こんな作品はカフカにしか書けない。。。すごい。。。(07/11/6)

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    2009年10月04日
  • カフカ寓話集

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    冒頭の「皇帝の使者」が秀逸。ビックになりたいけどどうしたらいいかわかんねえーって人がいたのね。そのなれない理由もそれなりにかってに解釈して。

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    2009年10月04日
  • カフカ寓話集

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    『掟の門』と『父の気がかり』がとてつもなく好きです。

    あたしのレビューなんて蛇足でしょう。ねぇ。

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    2009年10月04日
  • カフカ寓話集

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    大好きなカフカの寓話集です。同じく岩波から短編集も出ています。
    五行で完結する短編「使者」がお気に入りです。
    王になるか使者になるかという選択でみなが使者を志願したという話。五行しかないですが、結構深いと私は思っています。

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    2009年10月04日
  • 変身

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    やはり純文学って難しい。
    理解しきれないけど考えさせられる。
    どうして虫になってしまったのか明かされず淡々と進んでいく様子が恐いけど面白い。

    カフカ氏は、表紙に虫そのものの姿を描くことを断固として拒否していたとのこと。

    虫に変身したというのは比喩で、「家族が突然体を動かせなくなり言葉も発せられなくなり醜い姿になってしまった時に果たして今まで通り愛せるのか」というメッセージなのかなと思った。

    兄は働くことのできない両親と妹に代わって朝早くから働きに出て一家を支えていて、音楽好きの妹を音楽学校へ入れてやろうと計画を練っていた。
    そんな家族思いの兄なのに最初から最後まで理不尽すぎる。

    最後、蛹になって羽化して蝶になって飛んでくみたいな展開あるかなって思ったけどただただ悲しいラストだった。

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    2026年09月23日
  • 変身

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    純文学にしては読みやすい。というより、展開が気になってすいすい読めたのかもしれない。
    「主人公が虫になっていた」という衝撃の書き出しにぞわぞわしながら読み進めたが、ひたすら後味が悪い……。
    自分が「自分の役割」を果たせなくなったとき、私の大切な人は私を見捨てないでいてくれるだろうか。

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    2026年08月30日
  • 変身

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    突然虫になってしまったにも関わらず、家族のことを考えるザムザと、だんだんと彼を疎ましい存在と考えるようになる家族。最後の衰弱しきったザムザと希望が垣間見える家族の描写が対照的で虚しさが残った。

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    2026年08月23日