フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身

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    感想 虫になったという表現である種、社会と切り離された状態を見せていたかと思う。一部の表現でははなく、作品全体を通してのメタファーにより薄い本であったが厚みを感じさせた。

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    2026年01月12日
  • 変身・断食芸人

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    ネタバレ

    変身と断食芸人の二篇。初めて読んだ。
    普段は最近出た本しか読まないが、薄くてするする読めた。

    二篇の中でも断食芸人の方が読みやすかった。
    主人公はすごいことをしているんだぞ!という気持ちなのか、そのものにハマっているのか。熱中する気持ちには共感できたが病的。
    だからこそ、読んでいて面白みがあった。

    変身はただただ状況に混乱した。主人公の冷静さが逆にこちらを混乱させるように思う。
    献身的に家族に尽くしたグレゴールの報われなさが人生って感じ。
    お金をこっそり貯めて妹に音楽学校に通わせようとしていたところて毒虫になって、妹の演奏を聞きに良い妄想をしながら部屋を出たらヘイトをくらう展開のとんでもな

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    2024年08月08日
  • 変身・断食芸人

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    読みやすかった。「100分で名著」に取り上げられたが、多分100分もかからない。感想はなかなか難しい。こういう話が本国ドイツから極東の日本まで伝わって売れ続けていること自体が興味ぶかい

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    2024年07月21日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    モヤつき、理解しきれず、かと言って不快では無く。ずっと頭の中に澱のように残りそうな言葉が並んでいて、ただそれでも良いと感じられるのが不思議。それで良しとしておきたい。解説が素晴らしく、分からないままにしておいて、また読み返せばよいと思える。

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    2024年07月14日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    #カフカ断片集
    #カフカ
    #フランツカフカ

    初めてのカフカなのに断片から
    スタートするっていう謎ムーブ。
    (初めてだから断片にしたけど)

    物語の種、絶望の種、言葉の種、
    って感じで割と好きだったな〜

    種と聞くと、これから花が咲くってイメージが来ると思うんだけど、カフカは別に花を咲かせることを目的としてない感じ。

    なんだか始まっていないから
    終われないような胸のざわつきを
    感じる言葉の端きれって感じで、
    だからこそ想像が膨らむものが多い。

    どこから来てどこに行くかも分からない
    所在のない物語のカケラって感じが強くて、
    夢見てるみたいだった…ドリームコアすぎる笑

    夢ってあっちこっち行っ

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    2024年07月11日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    去年の入院前後に、カフカの作品を再読したり、関連図書を読む機会があったので、短編も読みたくなっていた矢先にこの本を見つけました。
     言葉で触発される感覚と風景の 不思議さと、怖さと 既視感…

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    2024年07月06日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    カフカオタクの著者によるカフカ断片セレクションという感じ。
    読んでる感覚はちょっと詩に近いかも。その名のとおり断片なので読みやすかった。

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    2024年06月29日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    装丁や中身はとても好きだと思ったが、帯の文言が個人的には好きではなかった。
    短くもじんわりと残るフレーズが多く、素敵な作品群だった。

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    2024年06月28日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    カフカの『変身』を読んだだけでは、全てを理解することは出来なかったけど、解説に[この断片を読んでおくことによって、自分がそのような状態に立たされた時にカフカが道を教えてくれる]といった文章があって納得できた。

    とりあえず今の自分に響いた断片メモを。
    【自分のなかの部屋】【道は無限】【死後の評価】

    自分の城の中にある、自分でもまだ知らない広間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある。

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    2024年06月23日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    思ったよりシリアスで一読しただけでは真意が掴みきれないけど、幾重にも思考が重なった重層的な物語のように感じた。

    『流刑地にて』『断食芸人』では時代遅れの哀れみを感じ、『万里の長城』『掟の問題』では権力を骨抜きにするようなシニカルさを感じた。

    万里の長城の建造など意外な題材を取り上げていたり、多様な観点があって掴みどころがないところも魅力ですね。
    また時間が経てば読みたいいぶし銀のような短編集でした。

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    2024年06月17日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    わからない。彼は何を伝えたいのだろう。
    そんな思いもありつつ、気づいたらどんどんと断片たちに吸い込まれていった。
    たまに、わたしもわかる、と思う瞬間がやってきて、カフカと同じ気持ちになったようで、私の気持ちを文章にしてくれたようで、嬉しくなる。
    実は今回初めてカフカに触れた。
    正直にいうと今も難しい。わからない。
    でもなぜか、彼をもっと知りたいと思ったし、
    彼の言葉にもっと共感できる瞬間が来るのが待ち遠しいとも思った。

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    2024年06月13日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    「骨の痛み」・・・
    痛みを感じるのは全て自分に原因があるから。何も変えようとしないのは、結局すべての元凶が自分だから。生きている限り、この痛みから逃れることはできない。

    「人生を呪い」・・・
    この世に生まれてこないことこそが最大の幸福である。世の中は絶望ばかりだ。幸福に生きれる人などほんのひと握り。残すは泥水すすり地べたを這いつくばる亡者のみ。この世に生まれないことこそがいちばんの幸せなのだ。

    「せめて」・・・
    どんなに願っても幸せになれない、穏やかに暮らせない。それならばいっそのこと静かに眠らせてほしい。
    諦観の情。あきらめ。

    「告白と嘘」・・・
    人の本質は言葉では捉えられない。だから

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    2024年06月09日
  • 変身/掟の前で 他2編

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     最近はどうしても技術書ばかり読んでしまい、そうではないジャンルの読書ができていない自覚があり購入しました。本書はカフカの小説が4編載っている書籍なので、各短編ごとの感想を書いておきます。なお、本感想執筆者は文学を鑑賞する才能に乏しく、感想が的外れであったり誤読に基づくコメントをする可能性があります。
    ◇『判決』
     自分のことを中心に考えていて他人への関心や気配りの薄い人間の描写が妙にリアルです。現代の感覚からすると死に値するほど不義理な主人公であるとも感じませんが、いずれにしても自分が周囲の人間に対してどのようにコミュニケーションをとっているのか身につまされるような小説です。
    ◇『変身』
     

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    2024年05月12日
  • 変身

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    ネタバレ

    とにかくグレーゴルが可哀想だと思った。今まで1人で家族を支えていたというのに、虫となり働けなくなったグレーゴルを拒絶した家族は酷いと思う。
    グレーゴルが使い物にならないとわかった途端、自分たちで働き始め、彼以外の家族はどんどん前を向いていく所がとても皮肉だった。

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    2024年05月05日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    【変身】
    やはり人間は見た目なのか、と思った。
    意思疎通もままならないし、
    気遣いで近づいても嫌がられる。
    最終的に家族は新たな生活をスタートする。
    酷いと思われるかもしれないが人間らしさが出ている作品だなと思った。

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    2024年01月31日
  • 変身・断食芸人

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    断食芸人は長期に渡る断食で餓死する直前、こんなことを言う。
    「いつだってあんたらを、この断食で感心させてやろう、と思ってきたんだがね……(略)もう、感心するのはやめてほしいんだ……(略)うまいと思う食べ物が見つからなかったからなんだ」
    これは思うに、「断食」は断食芸人が食べたいものがある状態にあって初めて「断食」たり得るのであって、何も食べたくなくなってしまったらそれはもう「断食」の本質に反してしまっている。こういうことだろうか。

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    2024年01月18日
  • 変身・断食芸人

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    ネタバレ

    不条理文学というのを初めて読んでみました。
    どちらもすごく面白かった。

    毒虫:
    起きたらばかでかい毒虫になってるの、普通はなんで!?ってなりそうなところですが、主人公は特に疑問も無しに受け入れてるの面白い。
    家族も主人公が毒虫になったことを受け入れていてすごい(笑)
    私なら主人公が毒虫に食べられたのかなと思って退治してしまいそう。
    家族のために働いてきたのに、変身して毒虫になってから、気を遣われ、どんどん扱いが酷くなっていくの可哀想すぎる...でも、毒虫と共に住む家族の立場になると、仕方の無い扱いだよなあとも思います。

    断食芸人:
    かなり短かったけど面白い。
    断食芸人ってほんとにいたっけ?

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    2023年10月14日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    チェコに行くことになった!ので手に取った、はじめてのカフカ。

    どうしてこんな発想ができるのかしら、と思う。
    「アカデミーで報告する」なんて現代のSFのよう。猿の惑星を思い出す。
    「変身」では、次第に虫としての行動を取り始める主人公、当初は虫となった兄を気遣うものの、最終的には一緒には暮らしていけないと明言する妹など、登場人物の心境の移り変わりが、悲劇的でも批判的でもなく、当然のことのように描かれる。
    そしてところどころのワンセンテンスの中にさりげなくユーモアが交えられる。

    カフカは取っ付きにくい印象があるものの、楽しく読めたので、原文からかなり意訳されてるのかなあと思っていたところ、役者あ

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    2023年04月02日
  • 審判

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    不条理というカテゴリーが適切かどうかという疑問はあるけれど、やはりカフカはおもしろい。

    カフカ本人がモデルであろうKが、ある日突然訴訟に巻き込まれる。わけのわからないまま、Kは現実に対応しようとするが、そもそも理屈のわからないではじまった事態に、現実的に対応できるわけもない。

    大雑把な骨組みをみると、これは「変身」や「城」にも似た構造なのがわかる。
    カフカにとって現実は得体の知れない不気味なものだったのかもしれない。

    彼の文学は個人的なものであったが、たくさんの人に受け入れられている。
    人は現実にたいして、得体の知れない脅威を感じるものなのだろう。それはおもに、自分と違う人間で、自分を攻

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    2023年04月01日
  • 夢・アフォリズム・詩

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    ネタバレ

    人間は、自分のなかにあるなにか<不壊-フエ-なるもの>、破壊できないものへの永続的な信頼なくしては生きることができない。その際、不壊なるものも、また信頼も、彼には永続的に隠されたままであるかもしれない。こうした<隠されたままであること>を表す可能性の一つが、人間になぞらえた<人格神>への信仰である。

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    2023年02月11日