フランツ・カフカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレある日、巨大な虫になってしまったグレゴール。
会社で苦しい思いをしながらもがむしゃらに働いて家族を養ってきた彼が、目が覚めたら突然虫の姿になってしまい、家族にも避けられてしまうように。
虫になっても仕事に行こうとする彼の姿勢には植え付けられた義務感を感じ、胸が痛くなった。
そして人間時代のグレゴールに依存しきっていた家族はそれぞれ仕事を見つけ、自立していくようになり虫であるグレゴールの存在はどんどん“本物の虫けら”に。
最後の解説でも記されていたが、変身ものは最後に姿が戻ったり変身した理由がわかったりするものだが、最後まで虫の姿で、そのまま生涯を終えてしまう。
きわめて救いのない物語。社 -
Posted by ブクログ
息子へ)
久しぶりに文学小説を読んだ。
朝起きると虫に変身してしまっていたサラリーマンと、
その家族の話だ。
とても奇妙で身の毛のよだつ話だ。
さすがに文学小説だけあって、こんなに現実離れした話にもかかわらず、、「自分がこれに似た境遇になったら、、、、」と考えさせられる、、、。
つまり、社会から脱落してしまったら、だ。
本にもいろいろな種類がある。
いろいろな方向から頭に刺激を与えるという意味で、この類の本も読むに値する。
(お父さんの本の買い方)
BOOKOFF \105
(読め、もしくは、読むな)
読みたければ読め!
(君が・・・歳のころに)
社会人になったら。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
以下個人的面白ポイント↓
・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
・爽やかなハッピーエンド感
・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。
比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな -
Posted by ブクログ
有名な作品だったので、教養として。
事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。
昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。
「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は -
Posted by ブクログ
変身
著者:フランツ・カフカ
ある朝、一家を支える大黒柱の主人公グレゴールが一匹の巨大な虫に変身する。
それによって生まれる主人公の葛藤と取り巻く登場人物の心情の変化を描いた作品。
最終的に虫となったグレーゴルは、これまで養い続けた家族の手によって殺されてしまうという悲惨な結末を迎える。
虫の解釈には色んな意見が生まれそうな気がした。解説によると、出版当時カフカは挿絵に対して、虫そのものを描かないようにと注文をしたらしい。多様な捉え方によって主題は二転三転し、違った作品性になるところが変身の魅力なのかもしれない。
自分は経験も相まって、虫=難病、高度障害、精神疾患のような、日常を覆し