フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身

    Posted by ブクログ

    突拍子のない展開にもかかわらず、心象を通した描写や世界観の映し出し方が統一されていて、その場にいる感覚になった。解説が豊富で、著者の生い立ちやほかの訳者にも触れられており、翻訳の世界の面白さも感じられた。

    0
    2026年08月07日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある日、巨大な虫になってしまったグレゴール。
    会社で苦しい思いをしながらもがむしゃらに働いて家族を養ってきた彼が、目が覚めたら突然虫の姿になってしまい、家族にも避けられてしまうように。

    虫になっても仕事に行こうとする彼の姿勢には植え付けられた義務感を感じ、胸が痛くなった。
    そして人間時代のグレゴールに依存しきっていた家族はそれぞれ仕事を見つけ、自立していくようになり虫であるグレゴールの存在はどんどん“本物の虫けら”に。

    最後の解説でも記されていたが、変身ものは最後に姿が戻ったり変身した理由がわかったりするものだが、最後まで虫の姿で、そのまま生涯を終えてしまう。

    きわめて救いのない物語。社

    0
    2026年07月12日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    考察したり、解釈したり、メタファーだったり。そういうことを考えるのは苦手です。
    読んだままで理解します。

    芋虫になってからの、体の傷つく感じがリアルで切なかった。弱いんですよ。虫だから。皮膚が。
    気をつけてあげてーって思いながら読みました。

    妹と最後和解するのかと思いきや、見事に捨てられてしまうという。悲しい。
    それを納得してるし、足掻かないところも悲しい。

    0
    2026年07月12日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    有名どころなので一度はと思い読破したが、どうだろう、そんなに名作といわれるほどの筆致かと言われるとちょっとわからない。もちろん奇抜な設定そのものは面白い案だと思うし、当時の文学界の常識に照らし合わせれば気を衒った話題作となるのも頷けるが、ありとあらゆるジャンルが次から次へと生まれている現代の視点から見ると、「そこまでか?」というのが正直なところ。、

    0
    2026年06月27日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔少し読んで内容に驚いた記憶。ちゃんと読めたのはじめて。変身してしまったグレーゴルへの態度の変わりよう。最初は良い方に進むかもしれないと僅かにも希望があったのに、最後には排除を願われる。家族の状況的にも仕方なかったのかもしれないけど、妹でさえもお世話しなくなったり、親は避けていたり、、態度の変わりようが悲しかった。

    0
    2026年06月19日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    息子へ)
    久しぶりに文学小説を読んだ。

    朝起きると虫に変身してしまっていたサラリーマンと、
    その家族の話だ。

    とても奇妙で身の毛のよだつ話だ。
    さすがに文学小説だけあって、こんなに現実離れした話にもかかわらず、、「自分がこれに似た境遇になったら、、、、」と考えさせられる、、、。

    つまり、社会から脱落してしまったら、だ。

    本にもいろいろな種類がある。
    いろいろな方向から頭に刺激を与えるという意味で、この類の本も読むに値する。

    (お父さんの本の買い方)
    BOOKOFF \105
    (読め、もしくは、読むな)
    読みたければ読め!
    (君が・・・歳のころに)
    社会人になったら。

    0
    2026年06月08日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
    以下個人的面白ポイント↓
    ・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
    ・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
    ・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
    ・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
    ・爽やかなハッピーエンド感
    ・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
    色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。

    比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな

    0
    2026年06月05日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



    0
    2026年05月31日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グ、グレーゴル、ずっとかわいそ〜〜〜〜、いいのぉ?こんなかわいそうで…
    面白さより可哀想さのほうが勝ってしまった……

    0
    2026年05月08日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朝起きたら虫になってしまっているって展開は有名ですがはじめて読んでみました。虫になってからの描写がすごいですね。虫になった本人が考えるのが服の事とか仕事の事とかってのが奇妙な感じですよね。そして彼に対する家族の変化も怖いですね。『ある戦いの描写』はちょっとわかりにくい感じですね。両方とも何回か読み返さないと難しいですね。

    0
    2026年05月05日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    有名な作品だったので、教養として。

    事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。

    昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
    主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。

    「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
    このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は

    0
    2026年05月03日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    文体がところどころ難しかった。この間まで家族だったグレーゴルに対して、彼の家族たちは接し方に悩みながら最終的に完全に見限ったわけだが、そこに人間以外は家族として認めない人間の残酷さを見た。でも、それはごく自然なことのようにも思う。

    0
    2026年04月28日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    海外の古い小説は読みづらいというイメージを持っていたが意外と読みやすかった。改行などが殆どないけど、それでも何故か大丈夫だった。

    作者の意図とは絶対違うけど、アルツハイマーになった家族のお世話とか障害を抱えてしまった兄と家族の関係とかそういうものを想像しながら読んでた。

    0
    2026年04月23日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    変身

    著者:フランツ・カフカ

    ある朝、一家を支える大黒柱の主人公グレゴールが一匹の巨大な虫に変身する。
    それによって生まれる主人公の葛藤と取り巻く登場人物の心情の変化を描いた作品。

    最終的に虫となったグレーゴルは、これまで養い続けた家族の手によって殺されてしまうという悲惨な結末を迎える。

    虫の解釈には色んな意見が生まれそうな気がした。解説によると、出版当時カフカは挿絵に対して、虫そのものを描かないようにと注文をしたらしい。多様な捉え方によって主題は二転三転し、違った作品性になるところが変身の魅力なのかもしれない。

    自分は経験も相まって、虫=難病、高度障害、精神疾患のような、日常を覆し

    0
    2026年04月11日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    作品と解説をセットで読むのが熱い。編者の想いも熱い。カフカの人生そのものがエンタメだな~と思う。手紙や日記が面白いとされているのは、きっとそういうことだ。今のわたしには特別必要ではなかったけれど、常備薬のようにいつでも取り出せるようにしておきたい本。

    0
    2026年04月09日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この物語を読み、悲しくなった。

    ある朝突然虫に変身してしまった主人公。仕事はクビ寸前、なんとか姿を見せるが皆から怖がられ、拒絶される。家族のことを思って一生懸命に働いていた主人公が居た堪れない。
    本人、家族含め絶対に現実ではあり得ない、想像し得ない状況であるのにも関わらず受け入れられている状況は奇妙だった。
    以前の主人公は周りを顧慮する性格だった、しかし顧慮しなくなった→変身どうやらおれの頭を狂わせてしまったらしい
    主人公が力尽きた後、家族3人は以前よりも強く結びつき、明るい未来を進もうとしているシーンが、グロい。

    0
    2026年03月29日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ノートに書き留められたようなメモのような言葉から、数ページの創作のようなものまで。完璧なものでなくても、ちょっと頭に浮かんだものの断片を残していくってとても尊い気がした。

    0
    2026年03月28日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん。もう1冊、「絶望の名人カフカの名言集」?みたいな本を持っているが、そっちの方がしっくりきたかも。
    未完成の、それこそ断片が詰まってるけど、やっぱり私は完成の方がいいかな。。。解説に、綺麗に閉じられた本より、断片だからこそ読者に想像の余地がある、みたいな事書いてあったけど、断片すぎて…。私の思うところもあるけど、あなたはこの後どう持っていきたかったの?と思ってしまう。
    ただ、心に残る言葉はあった。いつか思い出して、もう一度読む時が来るかもな、と思う本。

    0
    2026年03月24日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    どこかで鬱病の暗喩なのでは?というのを聞いたことがあったので、初めて読む時にそれを意識してしまった。
    解説の難しい話は分からなかったが、鬱病だと仮定するなら、最後はあまりにも可哀想で、自分の家庭と比較して考えてしまった。

    0
    2026年03月14日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     不条理文学で有名な、カフカの代表作。
     目が覚めると巨大な虫になっていたという奇抜な設定に惹き込まれるうち、珍しく一気読みしてしまった。
     虫への変身が何を暗示しているのかについては諸説あるようだが、個人的には、ひょんなきっかけから家族や社会に見捨てられてしまうかもしれないという漠然とした不安感を表現しているように感じた。
     なんとも表現し難い読後感も含め、癖になる味わい。他のカフカ作品にも挑戦してみたい。

    0
    2026年02月24日