フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身

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    ネタバレ

    とても読みやすい翻訳でスラスラと読める。
    本の半分以上が解説で、本編はあっという間に読めてしまう。主人公はあっけなく死んでしまい、けっきょく突然虫になった理由もわからなかった。

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    2026年09月20日
  • 変身

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    ネタバレ

    正直、難解で読み手に委ねられる作品だった。
    私は、カフカは人間の関係性の究極の希薄さを描きたかったではないかと考えた。
    家族であってもその体裁によっては、急激に瓦解するような関係性であることがそのまま描写されている。「変身」では、今までグレゴールに養ってもらっていたのにも関わらず、最終的には家族3人でいた方が良かったかのように終わる。最初は歩み寄る姿勢があった娘でさえ、きっかけさえあれば放り出せとまで言ってのける。家族とは言いながらも、結局はその形に拘泥しているだけである。しかし、それが悪いとも思えない。恐ろしく、悲しく、どうしようもない気分になった。
    ユーモラスでありながら、不条理な絶望をこ

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    2026年09月11日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    著者である頭木弘樹さんの、弱い者に寄り添うような穏やかな語り口が好きで、コロナ禍ぐらいからX(旧Twitter)をフォローしている。東日本大震災の直後だった本書の刊行当時、ネガティヴな言葉は禁句とされていて、「絶望」という言葉を目にしたくない、そんな本は手に取りたくもないとまで言われたそうだが、その後ベストセラーになった。

    人間って本当に辛いときは、ポジティブな励ましの言葉より、その心情に寄り添うようなネガティブな言葉や、力強い罵倒や悪口に救われることもある。私も断然そっち派だ。

    実際、悲しみや落ち込みから回復していくプロセスでは、いきなり前向きな言葉をかけるより、まずはネガティブな感情に

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    2026年08月27日
  • カフカ俳句

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    実はカフカの作品はほとんど読んだことがない。老人と海は確か読んだくらい。何だかよく分からん作品だなと思って特に響かなかった。今回は店頭でちらっと見て面白そうだなと手に取った。俳句に興味があったのもある。面白い解釈というか俳句としてカフカの文章を紹介する形式なのだけれど、すごいびっくりするくらい後ろ向きな人だった(笑)こんな根暗な人います??逆に突き抜けすぎて感心してしまった。ネガティブな気持ちになったときは共感できそうだが。自分は結構明るい人間なんだなと思い知った。

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    2026年08月22日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    『変身』
    プロセカ(25時、ナイトコードで。)きっかけでハマった【ザムザ(てにをは)】のモデルが『変身』の主人公・ザムザと知って、読んでみた。

    家族のために身を粉にして働いてきた主人公は、ある朝、目が覚めたら巨大な虫になっていた。
    怯えながらも献身的に世話をする妹と、病弱で繊細だけど心優しいお母さん。(あと、頑固な父親)
    お互いに適度な距離を取りながらひとつ屋根の下で暮らしていたが、じわじわと壊れていく「家族」。
    そして最後は…厄介ごとから解放されて晴れやかに未来へと歩き出す「家族」。

    もしも自分の家族が、ある日突然「醜い虫」になっていたら…同じように気持ち悪がって疎ましく思って、死を望ん

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    2026年08月17日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    変身
    それまで家族を支えていたグレゴールが、働けなくなり、役に立たなくなった途端、家族から邪魔な存在として扱われていく。

    これはカフカ自身の人生とも重なっているように思えた。カフカは父親との関係に強い苦しみを抱えていたとされていて、「何ができるか」で人の価値が決められてしまい、自分の存在そのものを否定されているような感覚が、グレゴールの姿に重なっているのではないかと思った。

    グレゴールが「虫になった」というのは、カフカ自身が抱えていた自己否定や劣等感、つまり「自分は価値のない存在なのではないか」という感覚が投影されているのだと感じた。

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    2026年08月08日
  • 変身

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    突拍子のない展開にもかかわらず、心象を通した描写や世界観の映し出し方が統一されていて、その場にいる感覚になった。解説が豊富で、著者の生い立ちやほかの訳者にも触れられており、翻訳の世界の面白さも感じられた。

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    2026年08月07日
  • 変身

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    ネタバレ

    ある日、巨大な虫になってしまったグレゴール。
    会社で苦しい思いをしながらもがむしゃらに働いて家族を養ってきた彼が、目が覚めたら突然虫の姿になってしまい、家族にも避けられてしまうように。

    虫になっても仕事に行こうとする彼の姿勢には植え付けられた義務感を感じ、胸が痛くなった。
    そして人間時代のグレゴールに依存しきっていた家族はそれぞれ仕事を見つけ、自立していくようになり虫であるグレゴールの存在はどんどん“本物の虫けら”に。

    最後の解説でも記されていたが、変身ものは最後に姿が戻ったり変身した理由がわかったりするものだが、最後まで虫の姿で、そのまま生涯を終えてしまう。

    きわめて救いのない物語。社

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    2026年07月12日
  • 変身

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    考察したり、解釈したり、メタファーだったり。そういうことを考えるのは苦手です。
    読んだままで理解します。

    芋虫になってからの、体の傷つく感じがリアルで切なかった。弱いんですよ。虫だから。皮膚が。
    気をつけてあげてーって思いながら読みました。

    妹と最後和解するのかと思いきや、見事に捨てられてしまうという。悲しい。
    それを納得してるし、足掻かないところも悲しい。

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    2026年07月12日
  • 変身

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    有名どころなので一度はと思い読破したが、どうだろう、そんなに名作といわれるほどの筆致かと言われるとちょっとわからない。もちろん奇抜な設定そのものは面白い案だと思うし、当時の文学界の常識に照らし合わせれば気を衒った話題作となるのも頷けるが、ありとあらゆるジャンルが次から次へと生まれている現代の視点から見ると、「そこまでか?」というのが正直なところ。

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    2026年06月27日
  • 変身

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    ネタバレ

    昔少し読んで内容に驚いた記憶。ちゃんと読めたのはじめて。変身してしまったグレーゴルへの態度の変わりよう。最初は良い方に進むかもしれないと僅かにも希望があったのに、最後には排除を願われる。家族の状況的にも仕方なかったのかもしれないけど、妹でさえもお世話しなくなったり、親は避けていたり、、態度の変わりようが悲しかった。

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    2026年06月19日
  • 変身

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    息子へ)
    久しぶりに文学小説を読んだ。

    朝起きると虫に変身してしまっていたサラリーマンと、
    その家族の話だ。

    とても奇妙で身の毛のよだつ話だ。
    さすがに文学小説だけあって、こんなに現実離れした話にもかかわらず、、「自分がこれに似た境遇になったら、、、、」と考えさせられる、、、。

    つまり、社会から脱落してしまったら、だ。

    本にもいろいろな種類がある。
    いろいろな方向から頭に刺激を与えるという意味で、この類の本も読むに値する。

    (お父さんの本の買い方)
    BOOKOFF \105
    (読め、もしくは、読むな)
    読みたければ読め!
    (君が・・・歳のころに)
    社会人になったら。

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    2026年06月08日
  • 変身

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    ネタバレ

    色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
    以下個人的面白ポイント↓
    ・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
    ・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
    ・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
    ・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
    ・爽やかなハッピーエンド感
    ・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
    色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。

    比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな

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    2026年06月05日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



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    2026年05月31日
  • 変身

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    ネタバレ

    グ、グレーゴル、ずっとかわいそ〜〜〜〜、いいのぉ?こんなかわいそうで…
    面白さより可哀想さのほうが勝ってしまった……

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    2026年05月08日
  • 変身

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    ネタバレ

    朝起きたら虫になってしまっているって展開は有名ですがはじめて読んでみました。虫になってからの描写がすごいですね。虫になった本人が考えるのが服の事とか仕事の事とかってのが奇妙な感じですよね。そして彼に対する家族の変化も怖いですね。『ある戦いの描写』はちょっとわかりにくい感じですね。両方とも何回か読み返さないと難しいですね。

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    2026年05月05日
  • 変身

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    有名な作品だったので、教養として。

    事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。

    昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
    主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。

    「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
    このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は

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    2026年05月03日
  • 変身

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    文体がところどころ難しかった。この間まで家族だったグレーゴルに対して、彼の家族たちは接し方に悩みながら最終的に完全に見限ったわけだが、そこに人間以外は家族として認めない人間の残酷さを見た。でも、それはごく自然なことのようにも思う。

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    2026年04月28日
  • 変身

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    海外の古い小説は読みづらいというイメージを持っていたが意外と読みやすかった。改行などが殆どないけど、それでも何故か大丈夫だった。

    作者の意図とは絶対違うけど、アルツハイマーになった家族のお世話とか障害を抱えてしまった兄と家族の関係とかそういうものを想像しながら読んでた。

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    2026年04月23日
  • 変身

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    変身

    著者:フランツ・カフカ

    ある朝、一家を支える大黒柱の主人公グレゴールが一匹の巨大な虫に変身する。
    それによって生まれる主人公の葛藤と取り巻く登場人物の心情の変化を描いた作品。

    最終的に虫となったグレーゴルは、これまで養い続けた家族の手によって殺されてしまうという悲惨な結末を迎える。

    虫の解釈には色んな意見が生まれそうな気がした。解説によると、出版当時カフカは挿絵に対して、虫そのものを描かないようにと注文をしたらしい。多様な捉え方によって主題は二転三転し、違った作品性になるところが変身の魅力なのかもしれない。

    自分は経験も相まって、虫=難病、高度障害、精神疾患のような、日常を覆し

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    2026年04月11日