決定版カフカ短編集(新潮文庫)

決定版カフカ短編集(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

3.6

この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽われてぼくのなかから生れてきた――。父親との対峙を描く「判決」、特殊な拷問器具に固執する士官の告白「流刑地にて」、檻の中での断食を見世物にする男の生涯を追う「断食芸人」。遺言で原稿の焼却を頼むほど自作への評価が厳しかったカフカだが、その中でも自己評価が高かったといえる15編を厳選。20世紀を代表する巨星カフカの決定版短編集。

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決定版カフカ短編集(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    万里の長城、流刑地は以前読んだ記憶がある。断食芸人の決然さ、強迫、孤立が、現在の熱狂に巻き込まれずに立っていられる一つの姿勢なのかと思われた。

    0
    2024年11月21日

    Posted by ブクログ

    なぜなのか、まったくわからないことが、ひとつ。今夏この僕が、フランツ・カフカを読んだのだ。不思議。この僕が?カフカの物語を?僕自身のことなのだけれど、さっぱり。以前の僕だったら、カフカなど最も縁遠い本だったろう。なぜ、この本を?いったいどんな風の吹き回しなのか。まったくもって不思議という言葉しか出て

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    去年の入院前後に、カフカの作品を再読したり、関連図書を読む機会があったので、短編も読みたくなっていた矢先にこの本を見つけました。
     言葉で触発される感覚と風景の 不思議さと、怖さと 既視感…

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    思ったよりシリアスで一読しただけでは真意が掴みきれないけど、幾重にも思考が重なった重層的な物語のように感じた。

    『流刑地にて』『断食芸人』では時代遅れの哀れみを感じ、『万里の長城』『掟の問題』では権力を骨抜きにするようなシニカルさを感じた。

    万里の長城の建造など意外な題材を取り上げていたり、多様

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

     カフカが遺した短編集のなかで、カフカ自身が薦めた作品と、長年読者から評価された作品を収録したのが本書である。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    疑問や不可解なものを、何も見解を加えず、教訓めいた一言もなく、そのまま提示する。
    評価も求めない。

    読む側の年齢や精神状態により、感じることが変化すると思う。

    0
    2024年07月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでるうちに情景が掴めない、展開が読めない等の理由で正直よく分からない作品が多かったが、心に残る文章が各編あり、それが読後も尾を引く感じがかなり好き。シュルレアリスムの文章カフカで初めて読んだが、不思議な浮遊感を味わえた。断食芸人の「好きな食べ物が見つからなかった」って文章かなり心に残って尾を引い

    0
    2025年06月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■評価
    ★★★☆☆

    ■感想
    ◯短編集は物語にのめり込むあたりで終わってしまうので、個人的には難しいと感じた。
    ◯「流刑地にて」と、「断食芸人」の雰囲気は好きな感じだった。

    0
    2024年09月18日

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