フランツ・カフカのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ風刺を感じるトガッた小説だった。
判決 では介護問題?
変身 では障がい者問題
アカデミーで報告する では動物愛護の問題
掟の前で ではグズグズ生きて死ぬ前に後悔する人間
翻訳本の割にスルスルと読めたし、ちょっとSFチックな題材のチョイスにワクワクを感じた。
でも内容を真に理解するのがすごく難しい。というか全然理解できてない笑
判決 は、ペテルブルクの友達が出てきた意味がよくわからなかった。なんで主人公が自殺したのかも。
変身 が1番面白かったが、表現がちょっとグロテスクな上に、問題に対する出口のなさに心が痛くなる。
アカデミーで報告する は正直不完全燃焼感を感じた。サルが人間の知能を手に -
Posted by ブクログ
二人の男で始まり、二人の男で終わる。
律義とも言えれば儀式的とも言える。
女性のキャラクターが色分けされている。
善を求める人、プライドを求める人、和を求める人、愛を求める人。
掟と門番の話はスケールは違うが、大審問官と通じるものがあると感じた。
何の罪なのか?どういう判決なのか私は読み取れず。私はそれでも、悶々とするわけではなく、それは、自滅していく主人公を味わうだけの単純な読み方をしたからなのかもしれない。
商人ブロックはいい。筋が通っている。(あくまでもこの小説の中ではということだが)
間違っているけど、この小説のような世界では、一番真っ当な人ではないかとさえ思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読め、読めと言われていたがなかなか機会がなかった変身をついに読むことにした。
変身も断食芸人も作中で自らの意思ではどうにもならないような障害に突き当たる。
両方とも最後は主人公が死に、主人公は何を成したわけでもなければ死後讃えられるわけでもない。むしろその逆だ。
私はこのようなタイプの小説に慣れていないので、読後の感情は決していいとは言えなかったが、これもおそらく自らの不勉強の致すところであろう。
10年、20年後に読むとまた違う感を得るのかもしれない。
話は変わるが、今年2024年はカフカ没後100年にあたるらしい。時間がなくて2、3年後回しにしていたのがたまたまこのような年に読めたことも何 -
Posted by ブクログ
20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。
恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病になり、一歩が踏み出せない。100年前の人ではあるのにその性格は現代的で、その言葉に共感するところも少なくない。(だからこそ文学史に名前がのこることになったのだろう。)
『変身』しか読んだことはないが、カフカがこんな性格だったことを知ると、ああいう小説を書いたというのも納得。カフカ自身も自分の作品の異質性に自覚的であっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ次々と浮かぶ当惑に対して、解決を求めながら読んではいけない作品。
なぜ毒虫になってしまったのか。家族の態度はなぜこんなにも冷酷になってしまったのか。作中の世界では、毒虫に変わることへの(驚きはあるが)不可解さは存在しないのか。カフカがこの作品で伝えたいことは何か。
読者を置いて淡々と展開する物語に、ついていくことができない反面、自分の中での整理がつく前に進んでしまう状況に、焦燥感と同時に臨場感のようなものを感じた。
タイトルの『変身』は、毒虫に変わってしまった主人公を示す。個人的には、稼ぎ手であった主人公に対しての恩を忘れたかのように、冷酷になってしまった家族のことを示しているようにも思えた。 -
Posted by ブクログ
フランツ・カフカ
Franz Kafka
勿論、名前は知ってます!
小説を書いた人というのも知ってます
(作品は読んだことないですが…)
あとは何にも知りません(^_^;)
では、なぜこの本を読んだかというと、おびのりさんの
「パワーさえ感じるカフカのネガティブな人生論。あまりに絶望的で笑えて、こちらは元気がでてきそうな迷言な名言集。」
というレビューを見て気になったからw
【あまりにも絶望的で、かえって笑えてくる】
カフカの日記やノートは、日常生活の愚痴で満ちています
「父が…」「仕事が…」「胃が…」「睡眠が…」
カフカが関心があるのは自分のことだけ
自分の気分、体調、人から言われ -
Posted by ブクログ
変身について
・物語はグレゴールの主観でしかないため場面を想像しながら読むとコメディ的な面白さのある作品だった。
・好きな場面は母がグレゴールの部屋の家具を片付けるのを制止するところ。家具が無くなってしまうとグレゴールが人間であった事を否定するのと同じように、グレゴールがグレゴールである事はその周囲の認知によって成り立っている事なのだろうと思った。(グレゴールだけではなく人間全ての話)また、毒虫がグレゴールである根拠などなくそれが結果的に家族の不信感に繋がっているように感じた。
・その場で行われてる事の描写が事細かく描かれておりカッティングの悪い映画のような印象を受けてしまった。
追記批評文 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悲しい出来事から立ち直る方法
最初は悲しい音楽に浸る=同質の原理
その後で、楽しい音楽を聴く=異質への転導
勝つか負けるかより、手にしているモノをどう生かすか、のほうが大事。
人生は常にわき道にそれていく。むしろそれが本当の道。
一人でいれば何事も起こらない。
「見る前に飛べ」行動を起こすためにはそれが大事。見たら飛べなくなる。
人生の多くが、費やされてもなお人は何かをなしうる。
セルフハンディキャッピング=自分にハンデを与えることで自尊心が傷つかないようにする心理。才能があると信じて、延ばす努力をしない、など。中島敦山月記など。
試験の前日に片づけなど勉強以外のことをしてしまう心理。