フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身

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    ネタバレ

    色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
    以下個人的面白ポイント↓
    ・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
    ・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
    ・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
    ・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
    ・爽やかなハッピーエンド感
    ・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
    色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。

    比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな楽しみ方ができる小説。

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    2026年06月05日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



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    2026年05月31日
  • 変身

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    ネタバレ

    グ、グレーゴル、ずっとかわいそ〜〜〜〜、いいのぉ?こんなかわいそうで…
    面白さより可哀想さのほうが勝ってしまった……

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    2026年05月08日
  • 変身

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    ネタバレ

    朝起きたら虫になってしまっているって展開は有名ですがはじめて読んでみました。虫になってからの描写がすごいですね。虫になった本人が考えるのが服の事とか仕事の事とかってのが奇妙な感じですよね。そして彼に対する家族の変化も怖いですね。『ある戦いの描写』はちょっとわかりにくい感じですね。両方とも何回か読み返さないと難しいですね。

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    2026年05月05日
  • 変身

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    有名な作品だったので、教養として。

    事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。

    昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
    主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。

    「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
    このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は優しくない。どちらかといえば同意する。特に金が絡めば、家族であろうとも役たたず=価値のない存在になると思うので。

    重い気分になりそうな話ではあるが、何かを学んだりするというより、理不尽な世界を覗き見てしまったな…という感覚が残る。

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    2026年05月03日
  • 変身

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    文体がところどころ難しかった。この間まで家族だったグレーゴルに対して、彼の家族たちは接し方に悩みながら最終的に完全に見限ったわけだが、そこに人間以外は家族として認めない人間の残酷さを見た。でも、それはごく自然なことのようにも思う。

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    2026年04月28日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    作品と解説をセットで読むのが熱い。編者の想いも熱い。カフカの人生そのものがエンタメだな~と思う。手紙や日記が面白いとされているのは、きっとそういうことだ。今のわたしには特別必要ではなかったけれど、常備薬のようにいつでも取り出せるようにしておきたい本。

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    2026年04月09日
  • 変身

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    ネタバレ

    この物語を読み、悲しくなった。

    ある朝突然虫に変身してしまった主人公。仕事はクビ寸前、なんとか姿を見せるが皆から怖がられ、拒絶される。家族のことを思って一生懸命に働いていた主人公が居た堪れない。
    本人、家族含め絶対に現実ではあり得ない、想像し得ない状況であるのにも関わらず受け入れられている状況は奇妙だった。
    以前の主人公は周りを顧慮する性格だった、しかし顧慮しなくなった→変身どうやらおれの頭を狂わせてしまったらしい
    主人公が力尽きた後、家族3人は以前よりも強く結びつき、明るい未来を進もうとしているシーンが、グロい。

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    2026年03月29日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ノートに書き留められたようなメモのような言葉から、数ページの創作のようなものまで。完璧なものでなくても、ちょっと頭に浮かんだものの断片を残していくってとても尊い気がした。

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    2026年03月28日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うーん。もう1冊、「絶望の名人カフカの名言集」?みたいな本を持っているが、そっちの方がしっくりきたかも。
    未完成の、それこそ断片が詰まってるけど、やっぱり私は完成の方がいいかな。。。解説に、綺麗に閉じられた本より、断片だからこそ読者に想像の余地がある、みたいな事書いてあったけど、断片すぎて…。私の思うところもあるけど、あなたはこの後どう持っていきたかったの?と思ってしまう。
    ただ、心に残る言葉はあった。いつか思い出して、もう一度読む時が来るかもな、と思う本。

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    2026年03月24日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    トーン・テヘレン著『ハリネズミの願い』を読んだ流れで再読。いや、再々再々読、くらい。暗い。

    『ハリネズミの願い』で「絶望することはけっしてない。絶望はできないんだ(p.26)」と言う陰鬱なハリネズミに、カフカか、と思ったのですが、カフカは「あらゆることに、わたしは失敗する。いや、失敗することさえできない」だった。あら思い込み。でも絶望の神といえばカフカよね。

    年に1度の100冊処分祭開催時、何度も何度も処分を検討しながら、結局手元に残る本。
    「手軽に絶望に浸りたい」という、あまりにもしあわせな願望がやって来たときにしっくり来る一冊。絶望の最中にいるときには読むべからず。

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    2026年02月11日
  • 大阪弁で読む『変身』

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    大阪弁の喋り言葉が続くと読みにくいかと思ったが、イメージしやすくて良かった。普通の翻訳を読んだのははるか昔なので再読して読み比べてみたい。虫のインパクトが強いけれど、話ができない病人とかに置き換えて考えるとかなりしんどい。

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    2026年02月01日
  • 変身・断食芸人

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     変身についてはある日突然、巨大な毒虫に変わってしまったグレゴールの話と知っていたが、結末は知らなかったので読んでみて驚いた。
     グレゴールが毒虫になってからというもの家族は大変な苦労をしてきた。中でも妹は毒虫となったグレゴールの食事を出したり、部屋の掃除をしていた。しかし、グレゴールが今まで家族を養うだけのお金を稼いでいたので、父親も母親も妹も働かなくてはいけなくなった。さらに部屋を貸していた人にもグレゴールを見られて出て行かれてしまう。グレゴールは妹にも迷惑がられて失意のうちに息を引き取り、また家族はそれを一切悲しまず、むしろ新生活だと喜んでいるようにも感じた。
     僕がグレゴールの家族だったら、たとえ虫になったとしても家族が死んだら悲しむだろうという考えが強く、最後の結末はよくわからなかった。それほど大変な思いを家族がしていたということなのか。
     断食芸人の方は、断食が見せ物になっていた時代があるということを知ることができた程度で、いまいちよくわからない。

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    2025年12月24日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    むずい!変身とかはもう少し読みやすかった。短編だし、日常のひとコマを切り取ったような設定なので、状況やセリフが難解ということではなく、するする読むのだけど、だんだん自分がなにを読んでるのか分からなくなってくるという、、、急に幻想の話なのか?と思ったり。
    解説を読んでからもう一度読むと、分かりかけるものもあり。一番簡単に読めた「流刑地にて」は、いちばんエグかったです。
    カフカはすごく評価されている作家ですが、わたしにはまだまだ経験値が足らんのか?でも、あと数回読んだら何か変わるのかもしれないという不思議な後ろ髪引かれ感は残っているのです、、、

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    2025年12月02日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カフカの手記やノートに残された断片。短く、未完成のまま残された小説のかけらたち。 「小説のかけら」やネガティブな嘆き、読んでいると悩んでいるカフカの姿が感じられる。 断片も面白いし解説、紹介も良かった。

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    2025年11月24日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    かわいそうなグレーゴル。突然の悲劇にもかかわらず、まず考えるのは「仕事に行きたくないなあ」「もう少し寝ちゃおう」なのが病んでいる。「わかるなあ」と思ってしまった私も、一人前に社会人失格。

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    2025年11月18日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカが実際に残したメモや手紙などの言葉にフォーカスを当て、カフカという人物が如何に人生に絶望しつつも生きてきたのかを教えてくれる本でした。
    この本は、今人生に苦しんでいる人に届けるための本です。通常の精神状態で読んでもそこまで刺さるものではありません。(内容は面白いですが)
    そこまで世界を拒絶した人にでも届くのが、カフカの絶望なので。

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    2025年11月15日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    同作者著『変身』と一緒に読んでみました。

    名言集みたいな詩集みたいな、、謎本。

    カフカが好きならバイブルになりうるし、一方全く響かない人も居るような、、。

    読み手の姿勢や状態によって一文一文の重みが変化しそう。(変身に対して変化。自ら重ねた韻を紹介する丁寧スタイル)

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    2025年11月03日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    「変身」すら未読なのに短編集を読むという。
    それでも「判決」はカフカって感じの話なんだろうなと思った。客観的に読んでる感じでは、一人芝居乙…とも捉えられかねない、自分で事態をややこしくして自分から進んで悩みを大きくしているがいかにも小説家だなぁというのが正直な感想。

    「万里の長城」「バベルの塔」のような、何が始まるかと思えば完成したほうがいいようなそうではないような的な持論を延々に展開していくというものだが、理屈らしきものをこねこねして一歩も踏み出さないところは、なんだか私に似ていて好感が持てるのだ。


    話の内容もそうだが、解説も勉強になった。カフカが無名な頃に出版した新潮社の粋が伝わった。

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    2025年10月22日
  • 変身

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    冒頭の一文から、文字通り世界がひっくり返るような衝撃を受けました。
    理由もなく虫へと変貌した男。そこから始まるのは、家族からの疎外と、人間としての尊厳が削り取られていく孤独な日々でした。どれほど尽くしてきた過去があっても、姿が変われば「モノ」のように扱われてしまう。そのあまりに冷徹な現実と、最後まで付きまとう絶望感に、読後もしばらく言葉を失いました。

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    2025年09月01日