フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身・断食芸人

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    ■変身
    どんな終わり方だっけ?って思って読み直し。
    主人公が統合失調症になっちゃって自分のこと虫だと思ってるのかな?ほんとに虫なの?ちょっとよく分からんけど、とりあえず家族冷たくない?今まで稼いでもらってたのに…家政婦のおばちゃん好き。

    ■断食芸人
    インターネットがない時代の堀大輔過ぎない?笑
    睡眠我慢するか食欲我慢するかの違いじゃん笑
    人はやっぱり生のエネルギーを感じることに価値を見出してんのかね

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    2026年10月11日
  • 変身

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    なんといっても可笑しいのは、グレーゴルは虫になったのにその原因を探ることは一切せず、遅刻してしまう仕事の心配ばかりしていること。家族も彼の変身に驚きはするがすぐに事態を受け入れてしまう。なぜ虫になったのか、人間に戻れるのか、そういう疑問はまったく出てこない。

    グレーゴルが変身した虫は原語だとUngeziefer(ウンゲツィーファー)で、語源的に「犠牲に捧げるのにふさわしくない動物」という宗教的な意味を持つ。捧げ物としてふさわしくない動物イコール役立たず、厄介者とも解釈できる。これまでは家族のために自身を犠牲にするかのように働いて一家を支えてきた男が、一晩で役立たずになる。グレーゴルの変身はいわば二重に起きているのだ。人間から虫へ、大黒柱から厄介者へ。役立たずの厄介者は共同体から排除される。資本主義の非人間性を描いていると見ることもできる。

    引きこもり小説、または介護小説としても読める。引きこもりの息子は家族の恥だからと家族だけで問題を抱え込む。介護しているうちに人間から物のように見なされていく。かつては家族を支えた男が、いつしか妹から「あれ」呼ばわりされ人間扱いされなくなる。

    変身はグレーゴルだけではなく家族にも起きる。かつては一日中パジャマで過ごしていた父親は銀行の用務員になり、それを誇りに思って帰宅しても制服を着たままで過ごす(人格と職業が混ざり合うところも資本主義の一面を象徴しているように思える)。バイオリンに夢中だった妹は音大への進学を諦め店員として働き出し、将来の転職に向けてスキルアップの勉強を始める。そして借金を抱えているとグレーゴルは思っていたのに、一家にはひそかに貯金があったことが判明する!

    意思の疎通のできない化け物になってしまったと家族は思っていたが、グレーゴルには人間性が残っていた。妹が演奏するバイオリンを聴こうと半開きのドアの陰からリビングを覗き込むシーンは、この小説中もっとも鮮烈なイメージとして脳裏に浮かんだ。「こんなにも音楽に感動しているのに、それでも動物なのか?」

    過去に高橋義孝と池内紀の翻訳で読んだが、この川島隆訳がこれまで読んだ中でもっとも読みやすく感じた。70ページもの詳細な解説が付いていて読む助けになる。これから変身を読むならこの角川文庫がいいのではないかと思う。結びの文章が倒置法で訳されていてちょっと違和感があったけど、その意味は100分de名著の解説を読んで納得した。

    グレーゴルが変身した意味や解釈を固定化してしまうと却って作品を矮小化してしまうように感じる。曖昧なまま、各人が見えるものを見出せばいいのだろう。100ページに満たない分量に対して釣り合わないほどの巨大さ。カフカすげえなあ、と今更ながら唸らされる。

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    2026年10月10日
  • 変身

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    夢を思い出してそのまま描写したかのような俯瞰的かつ淡々とした文体。
    虫であることを誰も驚嘆しないことを見るに、虫になることは何かしらのメタファーか
    母親が家具を持ち出すのを咎めることに不快感を抱くとともにその違和感に気づく描写に盲点をつかれたかのような感覚があった。無意識下に自身が虫に侵食されていることへの恐怖。
    どこかでグレーゴルであることを認めつつも、折り合いをつけざるを得ない無情さ。
    ある日起きると虫になっていたという大胆な設定と淡々とした文体のギャップが魅力的に感じた。

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    2026年09月26日
  • 変身

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    20年ほど前に読んで、まったく新しいタイプの恐怖心にねっとり包まれた感覚がした。はじめて感じる衝撃で忘れられない。
    二度と読みたくないと思っていたのに最近また読んでしまった。
    自分自身が虫が大嫌いなこともあり、もし自身がそのものになったらどうしようと本気で考えてしまうくらい、語り口は現実的。こういうのをシュルレアリスムと言うのか。 
    家族の反応の場面が特に残酷。 
    また10年後に読んだら、この物語の趣旨に気づけるだろうか。

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    2026年09月07日
  • 変身

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    今後の高齢化社会の中で多くの日本人は同じ気持ちを味わうんじゃないか。自分や家族が要介護になりだんだん意思疎通もできなくなった時、これまでの愛情や感謝の気持ちを果たして持ち続けられるのか。

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    2026年08月30日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    どうしようもない程にネガティブだが、救いようもない絶望かと問われれば、意外とそうでもない様にも思える。理不尽ではある。ただ、絶望に至る為の『隙』があって、「まあそうなるのも仕方なしか」とも取れる。読後感は割とフラットな感情でいられる。断片だからこそ完璧な作品。

    あと、この登場人物らは妙に疲れている。全員お布団でぐっすり寝てほしい所だが、なんかあえて夜更かししてそうな気配もある。そんな感じも好きだ。

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    2026年08月24日
  • 変身

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    ネタバレ

    朝起きたら、自分が虫になっていた。

    これほど異常な始まりなのに、本当に恐ろしいのは虫になったことではない。

    グレゴールが働けなくなった瞬間から、家族の中で少しずつ「不要なもの」になっていくことだ。

    彼はそれまで家族を養い、自分を犠牲にして働いていた。

    だからこそ、役に立てなくなったあとの扱いがひどい。

    最初は心配していた家族も、やがて彼を厄介者として見るようになる。そしてグレゴール自身も、その視線を受け入れるようにだんだん小さくなっていく。

    これは虫の話ではないと分かってしまうから、読んでいて苦しくなる。

    病気になったとき、仕事を失ったとき、誰かの期待に応えられなくなったとき。
    人は案外簡単に、自分にはもう価値がないと思ってしまう。

    この本は、人間の価値を「何ができるか」だけで測ることの残酷さを描いていると思う。

    そしてもっと残酷なのは、その物差しを他人だけでなく、自分自身まで信じてしまうことだ。

    虫になったのはグレゴールだった。でもむしろ変わってしまったのは、彼を取り囲む人間たちのほうだったのではないかと思う。

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    2026年08月14日
  • 変身

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    でっかい無視じゃなくてちいさくてかわいい虫だったらどうなったんだろう。
    カフカさんなんで虫の人の気持ちわかるの

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    2026年08月08日
  • 変身

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    もしかしてカフカって虫になったことあるん?虫になった経験がないとこんな描写できなくない?カフカって虫?(真剣) 
    変身した虫の姿は、ゴキブリと蛾の融合体みたいなもの(羽はないかもしれんけど)をなんとなく想像したのだけど、キモすぎて何回も笑ってしまった。笑う本ではないんだけど、シュールさを強く感じてしまったな。ザムザくんには悪いけどおもしろかった。

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    2026年07月18日
  • 変身

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    解釈が難しいところを読み返しながら
    読んでいたため5時間かかりましたが
    「変身」を読み終えました。

    「変身」のグレゴール・ザムザと
    「判決」のゲオルクは
    親に心を支配されているところが
    共通していると思う。
    親が要求したものに応え続ける人生。
    「判決」のゲオルクが父親に怒鳴られている時もゲオルクは父に愛を向けていたように
    「変身」のグレゴールも
    どんなに職場で辛い思いをしても 
    自分自身が虫になって
    自分自身の未来すら見えない状況でも
    家族のことを一番に思い愛していた。

    しかし「判決」の父親も「変身」の家族も
    自分達が要求したものに応えられないものは
    裏切り者であり
    愛するに値しない人間と成りうる。

    「変身」のグレゴールは誇らしい息子
    家族を経済的に支えることのできたからこそ
    この家族に必要とされ限定的に愛された。
    経済的に支えられない虫となったグレゴールは
    この家族にとって愛すに値しない。
    虫になったグレゴールは家族の行く末を案じ
    弱って死んでいったが
    仮に虫にならなかったとしても
    グレゴールは最後まで家族の支配から逃れられず要求し続けられ
    本当の自分の人生を生きることなく
    死んでいったのだろう。

    あんなに行く末を案じた家族は
    本気になればそれぞれ仕事をし
    生活をしていけるというのに
    今までグレゴールに頼って生活していた。

    グレゴールがいなくなった今
    彼らはそれぞれ働いて生活をしているが
    妹が結婚をした時
    その夫がもしかするとグレゴールのように
    支配され要求され続けるのではないかと
    なんだか心配になってしまいました。
    親に支配され続ける子供の
    なんと悲しいことかと深く考えさせられました。



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    2026年07月10日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    理解できた作品と
    あまりできなかった作品があったので
    もう一度はじめから読み始めました。

    「判決」を読んで。
    一度目は正直よくわからなかったので
    二度目読んだ後の感想を。

    私の考えすぎなのかもしれませんが
    主人公ゲオルクの父親は
    息子を愛していたのかもしれないけれど
    その愛し方は息子を
    精神的に支配する愛し方だったのではないかと。
    そういう愛し方を受けた子供が大人になり
    親よりも力も強くなっても傍から見れば
    「なぜ言われたままなんだろう。
    自分の思うようにすればいいのに」と
    思うかも知れない。
    でも支配し続けられた子供は
    成長して体は大人になっても
    自分ではどうすることもできない
    親のその目に見えない力に支配され続け
    縛られてしまう。

    ゲオルクは父親に対して
    至らないところもあっただろうが
    父親との会話の中で愛情は父親に向いている。
    だが 父親は常に自分自身に愛情が向いている。

    父親はゲオルクに対して
    傲慢でいかに不実であるかを罵り終えた後

    「だからお前によく言って聞かせるが
    わたしはお前に対して、溺死の刑を宣告する!」

    冷酷に息子に告げた。

    そう告げられた後のゲオルクが
    目に見えぬ
    自分ではどうしようも抗えない力によって
    自ら川に飛び降りた。
    傍から見れば自ら飛び降りたとしか見えない。
    でもそれはずっと心を
    父親の目には見えない強い支配力が
    そうさせたのだと。

    ゲオルクは確かに
    傲慢で不実なところもあったのだろうけれども
    父親の前で心のなかで気づきはじめている。

    そんなゲオルクを許してくれたら
    その支配を止めてゲオルクを愛してくれたら
    ゲオルクは本当に幸せになれたのかもしれない。
    そう強く感じました。
    皆さんはこの作品を読んで
    どのようにお感じになられましたか。

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    2026年07月08日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よく分からないのになぜか惹きつける

    うまくいかないことは、うまくいかないままにしておかなくては。さもないと、もっとうまくいかなくなる
    囚人は、実際には自由の身だった。彼はもともと囚われてさえいなかったのだ
    祈るように書く

    中断なしにカフカは一気に書こうとした

    自分の城の中にある、自分でもまだ知らない空間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある

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    2026年07月04日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    本書でカフカに初めて触れた。
    カフカは、なんとなく堅苦しいイメージだったが、本書は短編とも言えない断片を集めたもので、尻込みせずに読めた。

    2文ほどの短い詩に、息が詰まるような一瞬が詰められていて、この文字数でここまで新鮮な絶望を表現できるのかと、感嘆。平易なものも多く、カフカとの出会いが本書で本当に良かった。

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    2026年06月03日
  • 変身

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    虫として過ごしやすい環境を受け入れてしまってよいのか?人間として人間らしさを捨てずにとっておくのか?一度人間らしさを捨ててしまえば戻ってくることは容易ではない。しかし、現実を見ると捨ててしまったほうが快適であるかもしれない。
    障害を持った人間とケアする周りの人間においても似たようなことが言えると思った。

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    2026年05月18日
  • 変身

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    ネタバレ

    良かった。あとがきや解説も含めて非常に後味の残る作品だった。

    「変身」が、「一匹の巨大な虫」が何を指しているかは各々に任せられているとして、性役割的の歪さを女性の立場から描いた文章は現代では流行っていて非常にありふれたものになりつつある今、男性の立場からの生きづらさのようなものを描いたものは受け入れられづらくなっている印象になる。
    いや逆なのか。男の視点からしか描かれていなかったからこそ、現代の潮流が女性の視点に寄っているみたいなことなのかな。

    とにかく、すごく新鮮だった。

    だからこそ村上龍は「すべての男は消耗品である」と述べた上で消耗品として生きていくことの覚悟を説いたわけで。

    消耗され尽くした男は捨てられるのか。ともすれば寄生宿主として生きていた自分が、寄生虫になったとたん社会の(今回で言えば家庭内の)ゴミ同然の扱いを受けることに対して、僕は何を思えばいいのか。(今書いていて思ったけど虫って寄生虫って意味なのかな。カフカがどこの国の人なのか知らないし、原作が何語で書かれた作品なのかも知らないけど。)

    両親や、妹への感情を過度に書かず、ただ淡々と彼らの描写に終止しているところに怖さを感じる。世界のすべてを事象として捉えていることに怖さを感じる。自分の苦しみや、自分の死すらも第三者というか神様?みたいな俯瞰の視点から書くんだろうか。

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    2026年05月09日
  • 変身

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    人が虫に変身するお話ははじめてでした。ファンタジーとは違いますね。淡々とした表現が続くなぁ。その分情景はとても細やかだなぁと思います。

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    2026年05月09日
  • 変身

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    ネタバレ

    みなさんお久しぶりです。観想的やすこです。本書はホモ・サピエンスが築き上げた社会の不条理さや冷たさをグレゴール・ザムザの悲しき人生の末路を描写することで皮肉的に表現しているのです。グレゴール・ザムザは家族想いの健全な男性でした。両親と妹との4人での生活を支えるため毎日懸命に働いていました。しかしながらそんな彼が醜い蟲へ「変身」した途端に彼の家族もまた変わってしまったのです。家族たちは彼へと冷め切った目線を向けるように「変身」を遂げるのです。わたくしやすこ的解釈としては本書のタイトルはグレゴール・ザムザの穢れた蟲への変身を指しているのではありません。身の回りの状況が変わった途端に、態度をくるっと変えてしまう。相手がいままでしてくれた行為を鑑みずに。そのような人間の変わりようを指しているのであります。人間は思っているよりも冷たい動物なのかもしれませんね。以上観想的やすこでした。またどこかで会いましょう。

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    2026年04月26日
  • 変身・断食芸人

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    ドイツ文学を読もうと思い、まずはカフカを読んでみた。思ったより「変身」が面白くて、いくつかの箇所で笑った。二部あたりが一番面白い気がする。

    グレゴールは、「ドアのすぐそばに行けば、自分が速やかに自分の部屋に戻ろうとしているという誠意を、十分に汲み取ってくれるはずだ」とドアのすぐそばで待機するのだが、彼はバカでかい毒虫なので、部屋に入ってきたお父さんを仰天させ、ブチギレられるという場面など、毒虫ユーモアがいくつかあり、面白かった。

    「断食芸人」もまた、短くて読みやすく、また「変身」と似たようなテーマ性も汲み取れそうだった。かつては自分が世界を賑わせ、中心にいたような人が、流行は終わり、世界に無視され、いなくなっていくというのは、家族を支えていたが毒虫になったことでお払い箱に放られてゆくグレゴールにも、同じようなところがあるな、と思った。

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    2026年04月23日
  • 変身

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    10代で読んだ時、「つまらない」と感じて
    他の作品にも手が出なかった。

    今回チョットしたきっかけがあって
    再読してみた。
    なんと こんな話だったのかと改めて驚き
    社会の中にあっても、家族の中にあっても
    私達は何と孤独なことかと涙した。
    他の作品も読んでみようと思った。

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    2026年03月29日
  • 変身

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    とても面白かった。解説ありきで楽しみました。
    突然虫になったのに、遅刻とか細かいところを気にしていて人間味があった。絶望的なストーリーなのにくすっと笑えるのが不思議。私が虫になったらどうしよう。父に投げつけられたりんごが死因で、家政婦さんにホウキで突かれて発見されたらどうしよう。笑
    批評も読んだ方が楽しめそうだから見つけたら読みたい。浅い読み方しかできなかったけど十分に読み物として楽しめた。訳者の川島さん、本当にカフカが人間として好きなんだろうな笑笑

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    2026年03月28日