フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ゲーテのポジティブさと、カフカのネガティブさに大きなギャップがあって面白かった。

    ゲーテにおいては、ここまでプラスな考え事ができて本当にすごいなと思った。身長も187センチあって、身分も高くて、色々な学問に精通していて。現代にいたとしても超モテモテだと思う。

    ゲーテの生き方をみて、色々なものを手に入れられたら本当に幸せなんだろうかと考えさせられた。

    ゲーテは83歳くらいまで生きたらしい。人生の過程で、兄弟や奥さん、親友を亡くすという悲しい出来事を経験している。周りの人が亡くなるのを体験すること以上に悲しくなることはないと思う。だから、人生がある程度順調にいっても、本当に辛いことは誰でも起

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    2023年02月01日
  • 変身・断食芸人

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    よく最初の文が引用されるのもあって、その一文に惹かれて手に取った。
    読み終えて毒虫、についての考察もいくつか拝見したのだが、いつか見たその中の「毒虫になった=使い物にならなくなった」という解釈があったのがとても興味深い。
    朝起きたら、自分が使い物にならない。害にしかならない毒虫になっていた。
    それを踏まえたラストは、救いがなく生々しさを強く感じた。

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    2023年01月25日
  • ある流刑地の話

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    『判決』、『ある流刑地の話』が特に面白かった。

    あとは、『ひとり者の不幸について』、『衣装』も良かった。生きていくことが悲しくなる話ではあるけど。

    すでに読んだことあるけど、『十一人の息子』、『断食芸人』もやはり良い。

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    2023年01月24日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    気持ちが沈んでいるときに読みはじめましたが…。
    え…私…カフカほど落ち込んでない!(笑)
    そんな心境になりました。
    読めば読むほど逆にカフカを心配しちゃいます…
    世の中にはポジティブな言葉、思考が多いですが、ネガティブな言葉にしかできない、ネガティブの強みを感じました。

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    2022年09月29日
  • 審判

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    カフカは代表作「変身」だが不条理小説としては「審判」のほうが好み。ある日突然訴状不明の罪により逮捕され、不毛な問答と有罪回避を模索した挙句、しまいには処刑されてしまう。権限と責任の所在が不明な官僚組織の迷路に迷い込み、しかし権威と執行は断行される。、なんという不条理!突然女性からの誘惑やアバンチュールが挿話されるのも理解不能で面白い。事象や事柄を緻密かつ厳密に描写しながらも何ら本質的・実質的なことに触れない文章は見事。ストーリーやレトリックよりただただ紡がれていく不条理な文章を存分に楽しむ作品である。

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    2022年08月17日
  • 変身・断食芸人

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    ネタバレ

    不条理な事態に見舞われている主人公と、その他。この「その他」の者たちは「主人公」をあくまで異物として嘲笑い、恐怖し、排除する。「主人公」は何もできない。
    収録作2篇はこれらの過程が即物的に描写され、その為に不条理が際立つ。だから怖くて、気持ち悪い。しかしながら坦々とした筆致故にグズグズ滞ること無く読める。カフカというジャンルの文学だ。

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    2023年01月29日
  • カフカ寓話集

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    今日6月3日はカフカの命日ですね。
    カフカ寓話集の題名に成っていますが、他に短編集の題名の作品が有るのであえてこの題名にされたとの事でした。
    小品を中心に30話収録されています。
    カフカは妹さんの下宿に転がり込んで創作に明け暮れたそうですが、書いては捨てるの繰り返しで、しっかり物の妹さんがカフカの捨てたものを拾っては隠し持っていたそうです。そのお陰で後世の我々がカフカの作品に浸れるからありがたい事ですね。
    この本にカフカの絵が紹介されています。カフカは友人にも自分の作品を焼却するように依頼したそうですが、しっかり物の友人にも感謝ですね。
    カフカの作品が後世の作家さんにもかなりの影響を与えた事を

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    2022年06月03日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    「判決」「変身」「アカデミーで報告する」「掟の前で」のカフカ作品4篇が収録されています。

    東野圭吾さんの「変身」という作品を読んで、同じ題名の名作を読んでみようと思い読みました。カフカの「変身」は家族の邪魔になる事を虫になるという比喩を用いて表現した作品でした。虫となったグレゴールに対する家族の気遣いや扱い方にもどかしさを感じると同時に、家からいなくなると家族が晴れやかになる結末は、後味が悪い印象ではありましたが、現実にある問題を色濃く表した名作だと思いました。

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    2021年12月30日
  • カフカ寓話集

    購入済み

    世間との隔絶

    ロビンソンクルーソーにしても、巣穴にしても、断食芸人にしても、世間との隔絶から自己の内面を追求せざるを得ない筆者の苦悩が表れてきているように思った。自分を理解してくれる人に囲まれているなら、これらの作品は生まれるはずがない。

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    2021年11月18日
  • 変身・断食芸人

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    昔読んだときは思わなかったけれど、カフカさんの話って太宰治に通じるものがある。
    昔は心理学的考察が云々なんて身構えて読んだ『変身』も実はブラック・ユーモアなお話だったんだね。

    ここに収録されていた『変身』のザムザさんも『断食芸人』の芸人さんも最期は自分の死を受け入れている。
    しかし、その受容は他者である読者からすると「それでいいの?」と感じるもので、その感情から読者は自分が亡くなるときのことを考える。

    結局は納得して死を迎えられることは他人がどう思おうと幸せなことなのでは…って気がする。
    上を見過ぎてもキリがないし。
    2編とも奥深い話だな…と少し大人になった今は思いました。
    訳も良かったと

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    2021年10月10日
  • 変身・断食芸人

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    これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。
    もし明日自分がグレゴールのような不条理に遭ったらどうしよう。

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    2021年07月14日
  • 家のあるじとして気になること

    ネタバレ 購入済み

    短編ながら

    ほんの数ページの超短編だけど面白い
    オドラデクの形容について頭の中でいろいろと想像してみるけれど、垂直辺りから断念。生き物?木?
    あれ?動くんだ?おやおや、しゃべれるんだ!みたいにボクの心を揺さぶられるのがとても楽しい

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    2021年03月02日
  • ある流刑地の話

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    高校時代、現代文の教科書に載っていた「掟」。
    改めて読み直すと、ひたすら放置されていた旅人が、掟の門の中に入れないこと、番人との不毛な、やりとり、これらが「社会性って何?」と、各人に問われているように読めてしまう。
    私は進んで掟の中に入るタイプではない。

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    2021年02月09日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    解釈が難しい 描写がリアルで繊細。あり得ない設定でも一気に読者を自分の世界に持っていくところも凄いと思いつつ、この小説が表現しようとしたことが何なのかと問われると、実は全然わからないのがもどかしい。

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    2026年01月12日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    頭木さんの「みすず」の連載「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」がすごく面白くて、でも、まだ本体をちゃんと読んだことないよなと思い(恥)とっつきやすそうなこの訳で。

    しかし、初心者にはもしかして、この訳、軽すぎるのかも? と感じました。ところどころ、コミカルさの表現が唐突に感じられたり。もちろん、原文が読めないのでなんともいえないのだけど。
    なので、別の訳でも読んでみよう。とりあえず池内紀さんの訳で、別の短編集を読む予定。

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    2020年10月12日
  • カフカ寓話集

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    ネタバレ

    掌編から短編まで計30作品。どの話も、カフカの姿がぼんやり浮かんでは溶け込む感じ。私の中で、特にその感覚が強かったのは「ポセイドン」。デスクワークする神というのも、それはそれで想像すると愉快。一番長い話は「巣穴」。アナグマなのかなんなのか。勝手に適当な動物を想像しながら、つくった巣穴に対する持ち主の考えを追う。ときおり挟まるカフカ直筆絵も突出した感性が滲み出ているようで、味わい深い小説集でした。

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    2021年08月13日
  • 変身・断食芸人

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    原書名:Die Verwandlung/Ein Hungerkunstler

    変身
    断食芸人

    著者:フランツ・カフカ(Kafka, Franz, 1883-1924、チェコ・プラハ、小説家)
    訳者:山下肇(1920-2008、目黒区、ドイツ文学)、山下萬里(1948-、ドイツ文学)

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    2019年11月14日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ポジティブなゲーテとネガティブなカフカの対照的な名言を集めた本。明るさも暗さも突き抜けてるからこそ心地よい。自分の気持ちがどちら側に寄っているかで響くものが違う。人生に立ち止まりたいと感じたら何度も読み返したい一冊

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    2019年03月31日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    ネタバレ

    クンデラを読んだからか。
    カフカが読みたくなって、古典新訳文庫からこれを探す。

    変身は、昔、新潮ので読んだつもりでいたけど、どうやら一章しか読んでなかったんじゃないかな?二章、三章は記憶になかった。

    これは何の話なのか?
    読んだ誰しもが繰り返し考えてきたのだけども、さてしかし実際、何の話なのだ。

    それぞれのそのときそのときの背景とアナロジーされるのだろう。不条理?んー、というよりも象徴っぽさなのでは?
    構造的なのかもしれない
    「これを自分の環境に置き換えると、、、」
    そこに自分を取り巻く構造が見えてくる。

    好きじゃないのは、死を用いること。死は物語を途端に全部過去にしてしまい、どうでも

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    2019年01月08日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのような人でもこんな事を考えるんだなぁと驚いた反面、カフカその人に対して興味を抱いた。機会があれば作品を読んでみようと思う。

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    2018年08月28日