フランツ・カフカのレビュー一覧

  • 変身

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    ある日突然ベッドの中で巨大な虫けらに姿を変えていた主人公。家族の接し方は、まあそうなるよな……という何とも不条理な物語。けれど、わたしたちはどんなに幸福に暮らしていたとしても、事故にあったり病気を患ったりして、虫けら同然になるかもしれないんだよな。

    これ、ボリュームある訳者解説がおもしろい。カフカの半生。この変身が書かれた背景と、小説の中身のギャップよ。恋愛中にこれが生まれるの情緒不安定すぎるだろ。ラブレターまで一緒に翻訳されて、作品と一緒に遺されているのはいいんですかカフカさん……わたしの中ではだいぶ可愛い印象になったけど

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    2026年03月15日
  • 変身

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    主人公のグレゴールは今まで家族を養っていたのに虫になった瞬間、家族には見放されて最後まで救い用がなく可哀想な話だったな。でも家族の気持ちもわからなくもない。巨大な虫に対して誰だって拒絶する。
    『変身』は“主人公が虫に変身した”っていう視覚的な話でもあるし、“家族が虫になったグレゴールに対する気持ち”が変身、変わってしまったって話でもあるね。 
    「気持ち悪い」と思うのは仕方ない。でも、グレゴールがしてきた恩を家族は忘れちゃいけない。

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    2026年03月15日
  • 変身

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    ネタバレ

    その身体を見てまず考えたことが、自分の仕事を行動についてなの?最初それ?冷静すぎないか?まずキモすぎて激鬱からの死だろ。さらに足やら背中やらから感じるであろう、その身体であるという感覚も相まって吐くと思う。
    可哀想なまま終わった。最後も家族が虫の死を受け入れるのが早い。こうなった以上は死んでもらうしかこの絶望感は無くならないってみんな思ってたんやろうな。
    面白かったです!

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    2026年02月23日
  • 変身・断食芸人

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    何とも虚しき二本立て。この話をより現実的に置き換えると非常に恐ろしく、身につまされるような思いも感じられるような気がした。

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    2026年02月11日
  • ポケットマスターピース01 カフカ

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    私にとって文学は、自分の感受性を鍛えてくれるもの。
    一読するだけでは説明の列挙でつまらないと感じてしまうが、解説や他者の感想を読むと、現実社会とのメタファーに気付けたり、「そういう意味だったのか」「この文章を読んでそういう風に感じる人がいるのか」と、自分の発想に無いもので予想もしていない角度から殴られる感覚が気持ちいい。

    この本は年齢や立場、読む時の自分の心情、誰に感情移入するか等で印象がガラッと変わる作品。
    読み手が「虫」を「病気」「無職」「介護」「鬱」「依存」...何に置き換えるか。

    物語の根幹である「虫」について「どんな虫なのか」「どうして虫になってしまったのか」あえて説明しないことで読み手に物語を委ねる「説明しない美学」が美しい作品。


    「ブラック企業・社畜」
    グレゴールは両親の借金を肩代わりし、自分の時間を犠牲にして五年間で一度も仕事を休むことなく働く献身的な人。しかし、「虫=病気=無職」になり、働けなくなった瞬間に価値を失い、家族に疎ましく思われる存在になってしまう。

    「介護・ヤングケアラー・障害」
    家族の誰かが意思疎通もできない状態になってしまっても、大切な人のために身の回りの世話をしなくては、という気持ちと、この人がいなくなった方が残された家族は身体的・経済的にも幸せなのではないかという葛藤。本当に辛いのは、「虫になったこと」ではなく「家族が徐々に冷たくなっていく過程」

    「鬱病・メンタル不調・偏頭痛・理由なく朝起きられない人・引きこもり・依存症・社会的・性的少数派」
    理解されにくい持病や、多くの人が当たり前にできることが当たり前でない人、説明できない苦しさ、理解されにくく、本人の意思でどうにもできない苦しみの投影。


    タイトルの『変身』はザムザ? それとも家族?

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    2026年02月01日
  • 変身

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    ある日起きたら自分の姿が虫になっていた…

    有名な小説でずっと気になっていたのをやっと読んだ。
    長い解説が入っていてカフカの事が詳しく書かれていて面白かった。
    訳す人によっても文章が違うのでいろんな人の訳した本を読んで違いを見るのも面白いかもしれない。

    さて主人公が変身した虫がなんの虫かは読んだ人によって違うと知り面白いなあと思った。

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    2026年01月19日
  • 変身

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    ネタバレ

    有名どころなので読んどくかと思い。
    虫になって段々と体の能力や嗜好も虫化していくところが、気持ち悪くて悲しかった。
    また、分かり合えない家族との距離も切なかった。
    もう一方の主人公はグレゴール自身ではなく家族だったのかもしれないと最後の展開を読んで感じた。

    あとカフカが恋人に毎日長文の手紙(調子いい時は複数通)送りつけて、数日返信なければ電報を打ち、すぐ他の女にもなびくというメンヘラ気質だったと知り、やはりこういう作品は一般人より感覚が繊細過ぎて病んでるくらいの人が書けるんだろうな〜と思った。

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    2026年01月17日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    『変身』では、虫になったグレーゴルについてネタ的にに描かれているせいで勘違いしそうでしたが同情をせざるをえませんでした。献身的に頑張り続けたグレーゴルに対する仕打ちがこれかと思うとグレーゴルの気持ちもよくわかります。悲しさの雰囲気だけが漂う作品ではなく、どこか希望が見え始めては消えてゆくような作品でした。

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    2025年12月04日
  • 変身

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    朝起きたら、虫に変わっていたグレゴール。そのぶっとび変身ほどではないけど、望まず変身してしまうことは、人にはあるのでは?と思いました。

    そのとき、どうすればいい??最後に救いやヒントはある??と読み進めましたが…。自分なりの解釈がうまくできないままです。

    なので、ほかの方の感想を読みまくりました!笑
    じっくり消化していきたいです。



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    2025年11月30日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    古い話だからか意味が分からないところも結構あるけど、話は面白い!

    変身はこんな話だったっけ…
    最初読んだ時凄い感動した気がしたけど…
    自分の中でハードルが上がりすぎてて、その点ではイマイチだったかも

    "アカデミーで報告する"は初めて読んだけど、めちゃくちゃ面白かった!
    "光栄にもこのアカデミーに招かれ、以前ぼくがサルだったときのことを報告するように依頼されました。"
    という書き出しがもうやばい

    全部短い話の短編集だから、サクッと読めるのも良いね

    巻末の解説ではカフカも訳や編集によって受け取られ方が大分違う、というのが凄く興味深かった。
    あと訳者が過去の訳を痛烈批判してるのも笑ってしまった。
    それも込みで面白かった!おすすめ!

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    2025年10月17日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ポジティブすぎるゲーテと、ネガティブすぎるカフカ。両極端な二人の言葉が、対話という形式で紹介されていて面白かった。
    ポジティブすぎるゲーテの言葉ばかりだと、陽気パワーに当てられて疲れてしまう。
    ネガティブすぎるカフカの言葉ばかりだと、自分も鬱っぽくなってしまう。
    両極端な二人の言葉を行ったり来たりするのがちょうどいい。

    日によって、どちらの言葉に共感できるかが変わってくるのが、自分事ながらおもしろかった。
    自分の気分や精神状態がどちらに偏っているのかを、客観的に見るための本としても使えるかも。

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    2025年09月30日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    これでもかってくらいに前向きなゲーテに笑ってしまい、どこまでいくんだっていうくらい後ろ向きなカフカを愛しく思った。
    けどゲーテが絶望を知らなかったわけではないし、カフカが希望を捨てきったわけでもない。深い。

    1個わかったのはカフカはイケメンだった。

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    2025年09月25日
  • カフカ俳句

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    ネタバレ

    カフカの作品は難しいイメージがあって
    手に取りづらかった。

    そんなとき、俳句なら…と手に取った。
    これが沼にはまった原因だ。

    個人的に好きだった句は

    【わずかな光が言葉を通して洩れてくる】
    言葉にできるのは、わずかな事だけ。
    逆も然り、言葉を通して必ず伝わる事もある。

    【外にでることをゆるされぬままに
    内部を焼きつくす火の不幸】
    何かしたい(情熱)が何らかで実行されない時、
    外に出られなかったために内部を焼き尽くし、
    せっかくの情熱が自分を傷つけてしまう。
    (=不幸)

    【黒い水をかきわけて泳ぐ】
    絶望したまま、どう生きるか。
    光を求めて溺れてしまわないように。

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    2025年09月03日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    とても面白かったです。

    カフカの思いに共感できる部分がたくさんあったからです。
    体型が細身、間食をしない、不器用、理想が高いところ(僕は今は違いますが…)が似ているなと思いました。
    でも、さすがに思想はカフカほどマイナスではなく、「ネガティブ力」では負けてしまいます。

    あまりのネガティブさ、心配性の程度は、見ていて笑えてくるほどでした。

    気持ちが沈んでいるときに、悲しい曲や刺激に浸ることを
    「アリストテレスの同質効果」というらしいです。

    メンタルが落ち込んだとき、強力な武器になってくれる本だなと思いました。

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    2025年08月15日
  • ポケットマスターピース01 カフカ

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    カフカの短・中・長編小説が12編と、公文書に書簡集が収められている。
    カフカがどんな小説を書いたのか、どんな人物だったのかを知るには好個の一冊。

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    2025年06月25日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読んでるうちに情景が掴めない、展開が読めない等の理由で正直よく分からない作品が多かったが、心に残る文章が各編あり、それが読後も尾を引く感じがかなり好き。シュルレアリスムの文章カフカで初めて読んだが、不思議な浮遊感を味わえた。断食芸人の「好きな食べ物が見つからなかった」って文章かなり心に残って尾を引いてる。
    天井桟敷の分かりやすい青年感も好き。大好き。

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    2025年06月05日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    ネタバレ

    友達の紹介で変身を読みたくなり購入。どれも一筋縄では読解できない。なんか新しい感覚。たしかに80年前に出版されたとは思えない。
    判決は読後何だったのか分からなくて解説を調べてしまった。信用できない語り手この時代からいたのか。
    変身はグレーゴムの家族を思う純真な心に胸を打たれた。しかし家族に思いが通じず、酷い扱いを受けるのが不憫だった。本当にグレーゴムは馬鹿でかい虫になったのか?少し疑問が残る。
    アカデミーで報告する中の猿の「自由なんか欲しくない。出口さえあればいい」という文章にハッとさせられた。たしかに。同じようで全然違う。自由は全て自分で考えて行動しろという意志を感じるが出口がある状態は行動の範疇を制限されつつ、別の行動も選択できるというニュアンスを感じる。猿が人の言葉を喋って人々が驚いた場面で「汗まみれのからだにキスされたみたい」という表現も状況に少し恥ずかしみを感じるが、嬉しいという感情が明確に伝わってきた。文才すごい。
    「掟の前で」が解釈が割れて言及・引用数ナンバーワンの作品だということも納得させられる不思議な物語。
    カフカずっと読みたかったが読めてなかった。きっかけくれた友達に感謝。
    解説とあとがき翻訳者がめちゃくちゃ自我出してきてめちゃくちゃ面白い。「私は犬になりたい」じゃないよ。こんな解説初めて読んだ。本当にカフカが好きなんだろう。

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    2025年05月26日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    ようやく、初めてカフカの「変身」を読みました。
    イメージしていたものと違って滑稽さがベースにあって、最後は物悲しさを感じる内容で、カフカに対してなんとなく持っていた暗い印象が変わりました。
    それにしても、なんの虫になったんだろう。

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    2025年05月06日
  • 変身

    購入済み

    フランツ・カフカの代表作と言っても過言ではない。
    本作のみでも読み物として面白いが、彼の人生や性格などを調べていくとより深く作品にのめり込むことが出来ます。

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    2025年05月03日
  • カフカ俳句

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    カフカの作品や日記・ノートなどから選んだ語句を自由律俳句としてとらえて紹介している。訳者による解説も含めて、納得と感動だった。

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    2025年04月20日