フランツ・カフカのレビュー一覧
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『変身』を目当てに本を買い読みました。
ある日、目が覚めると主人公が虫になっていたという突拍子もない展開から物語が始まるから、もっと主人公の内面的な葛藤とか苦悩が生々しく描かれているものかと期待していましたが、まさかの内容はルッキズム云々的なものであり思ったよりも淡々と物語が進行するので(翻訳の問...続きを読むPosted by ブクログ -
20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。
恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病になり、一歩が踏み出せ...続きを読むPosted by ブクログ -
初カフカ
独特な言い回し、繰り返しが多くて面白かった。
「答えが質問に衝突したのだ」とか
読みやすいが、一瞬で解釈できる文が多いかというと実はそうではない。
『掟の前で』の寓話感Posted by ブクログ -
見た目がまったく大きく変わったグレーゴルと、それに劣らず変わっていく家族の関係。
淡々とした文体なのに心にくるものがあった。Posted by ブクログ -
好きな曲がこの作品をテーマにしたものだったので手にとってみた。
何にせよ私たちは与えられたものを受け止めて生きていくしかない。顔にしろ声にしろ。体が虫になることですらも。
そんなことを考えると生きるって大変だなぁと薄い感想しか出てこなかったが、これでいいのかなとも思う。
何かに変身してしまう作品はい...続きを読むPosted by ブクログ -
悲しい出来事から立ち直る方法
最初は悲しい音楽に浸る=同質の原理
その後で、楽しい音楽を聴く=異質への転導
勝つか負けるかより、手にしているモノをどう生かすか、のほうが大事。
人生は常にわき道にそれていく。むしろそれが本当の道。
一人でいれば何事も起こらない。
「見る前に飛べ」行動を起こすため...続きを読むPosted by ブクログ