ダン・ブラウンのレビュー一覧
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上巻、中巻を通して壮大なテーマの割には大味な感じがしていたのだが、それは下巻の終盤に見事に覆される。本書は世界的なベストセラーになり、2009年にはトム ハンクス主演で映画化された。小説は2000年『天使と悪魔』そして、2003年続編の『ダ・ヴィンチ・コード』と続く。このレビューを書いて、早速U-NEXTで映画『天使と悪魔』を鑑賞する。
小説の印象についてサラッと書くと...トム・クルーズじゃあるまいし。縦横無尽に活躍する中年の大学教授が、現実離れしたアクロバットを展開したり、反物質がバチカンを消し去るまで、残り2時間、25分、20分なんだが緊迫感がまるで伝わらなかったこと。最後のドンデン返 -
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ネタバレ天才未来学者とAIによる壮大な自作自演。
人類誕生はエントロピーで説明できるからやっぱり神様なんていなかったよ。人類はサイバー化していくよ。全部スーパーコンピュータで計算できたから正しいんじゃないかな。生い先短いからAIにやりたいようにやらせたら、最高のプレゼンが演出できて、ついでに気に入らない連中を破滅させてくれたよ。オブラートに包んだからそんなに悲観しなくてもいいよ(意訳)。
エントロピーは揺らぎによって挙動を変えるけど、結局その揺らぎは自然発生するのか超自然的力によるものか、という議論になりそうな。AI無双になるとミステリーは何でもありになってしまうな。宗教のタブーは、日本人の宗教観 -
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ネタバレ残忍なハサシンを前に、もはや絶望しかない。感想を書くのももどかしいほど、続きが気になって仕方ありません……!
それにしても、一体作者の頭の中はどうなっているのでしょうか。
ここに書かれているのはほんとうのこと?と調べたらうっかり重大なネタバレを踏みかけてしまい、もうこうなったらダン・ブラウンを信じて最後までついていきたいと思います。
枢機卿の最期はどれも凄惨極まるものですが、私が「フィクションでよかった!!」と思ったのは保管庫のシーン。
書棚をドミノ倒しにしてガラスの壁をぶち破るなんて、映像化されたらさぞ映えるでしょうが、どれだけの貴重な図書が失われたかと思うと……((;゚Д゚))ガクブ -
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突然ですが、皆さまは今話題の映画『教皇選挙』ご覧になりましたか?
口コミの評価の高さを聞いて事前知識なしで鑑賞したのですが、明快なストーリー、神秘的な舞台裏、荘厳な舞台美術……いやはや、圧倒されました。好評につき現在も上映中ですので、機会がある方はぜひぜひ。
さて。そんな『教皇選挙』のレビューを眺めていると、この『天使と悪魔』を思い出している方がちらほらおりまして。
以前読んだ『ダ・ヴィンチ・コード』もかなり面白かったので、この機会に!と上中下3冊ぽちったわけです。
開幕からシュタゲで知った「セルン」が出てきてテンションが上がっていたら、そこから核弾頭の何倍もの威力を持つ反物質が盗まれ、ま -
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「日本人だから」という大枠で語ることを控えると、もともとあまり触れてこなかったという理由で「罪」「主」「教会」といったものに造詣が無い。よく分からない。そもそも信心深くない。起こっている事態が「派閥争い」「権力闘争」と落とし込むことではじめて、理解がなんとなく出来る。それは普遍的なものだから。「神」自体が普遍的なものであるか?その議論はここではしない。
聖杯=女性、飽くなき肉欲への探求をテーマとした物語がめちゃくちゃある。『トリスタン』『眠れる森の美女』『白雪姫』馴染み深いものがほとんどだ。裏テーマというか本質がそこにあるという。すごい。辻褄が合う。
興味深いが教義が云々、宗派の思想云々は -
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ネタバレシリーズの定石通り、今作もラングドンは満身創痍になりながら、美女のパートナーと暗号解読に勤しみます。
ラングドンは警察関係者や探偵ではないから、事件と関わりを持たせるために、知人が被害者や犯罪者になりがちです、、笑
思わせぶりなストーリー展開がやや読みづらく、途中で他の本で休憩しながら読み通しました。
ばら撒かれたウイルスとは共存の道を歩むことになるのか、(ばら撒かれないよう阻止されると思ってた、関係者全員の徒労感を思うと労いたい気持ちでいっぱいになります)前作同様作者の思想が色濃いようにみえる結末です。
作中で触れられていたイタリアの建築やダンテについて興味が湧いたので、視覚情報を補完する -
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【あらすじ】「我々はどこから来たのか?どこへ行くのか?」
壮大な問いを掲げた未来学者が発表直前に殺され、ロバート・ラングドン教授がその謎を追う。舞台はスペイン。人工知能と宗教、科学と人類の未来が交錯する物語。
【印象に残ったこと】
「信仰とは、証明のいらない確信だ」
AI「ウィンストン」の冷静な思考と、人間の情動との対比が面白い。
グッゲンハイム美術館でのプレゼンテーション描写はまるで映画のようで、脳内で映像が再生されたほど臨場感があった。
【メモ】
バルセロナ、マドリードは行ったことがあるので、読みながら写真を見返し楽しかった。まだまだ知らないところがたくさんある。著者の知識には毎回驚かされ