ダン・ブラウンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻は、カーシュが膵臓がんを患っていたことをラングドンがカサ・ミラにて気付くというところで終わっていた。
そのことから考えると、これまでの作品よりも逃走劇は少なめ。カサ・ミラからウィンストンのある場所へと向かって、もちろん追手は来るものの、無事にプレゼンテーションは全世界に発信される。
ここが、物語の真髄と言えよう。
われわれはどこからきて、どこへいくのか。非常に読み応えのあるプレゼンテーションで、映画化されたら是非映像美でも楽しみたいと思うほど。
ただ、なぜ、宗教家達には途中までしか見せなかったのだろうか。
monteがウィンストンであろうことは予想がついた。珍しくオチが読めたのは珍しい。直前では、仄めかされていたからだが、ウィンストンが暗殺者を招き入れたのではとも疑った。
カーシュがここまで指示したとは思わない。ウィンストンがカーシュの本質的な指示を、最大限従ってこうなったのか。それが功を奏すように途中までしか見せなかったのか??
ウィンストンは好きだった。ラングドンも好きだっただろう。ただ、ウィンストンの計略により、関係ない人が殺されたのも事実。AIとはなんだ、と考えさせられる。
この本は数年前に書かれた本だ。
それが、たった数年でAIが進歩し、誰でも「チャッピー」と親しみを込めて呼ぶ時代がもう来た。まるでウィンストンを呼ぶ時のように。
ここからまた数年であっという間にAIが普及していくのだろう。科学の時代が来る。それが良い共存であってほしいと願う。 -
Posted by ブクログ
ラングドンシリーズはこれまで全作読んできたので、新作が出たと知った瞬間に迷わず購入。上下巻で5000円超えには「高っ!」と思いましたが(笑)、やっぱり買ってしまいました。
今回のテーマは「意識」と「脳」の秘密。こういう題材は一歩間違えるとスピリチュアルな話になりそうですが、それを科学的な視点から解き明かしていくところがとても面白く、なるほど!と納得しながら読み進めました。
そしてダン・ブラウンらしく、冒頭からいきなり衝撃的。実在するプラハの場所や施設が物語に組み込まれているのも魅力で、読んでいるうちに「ここ、本当に行って自分の目で見てみたい!」という気持ちに。
歴史や科学、謎解き、実在する場所が次々につながっていくワクワク感は、やっぱりラングドンシリーズならでは。
上下巻の長さを感じさせず、最後までワクワクの連続でした。
映像になったら、あの場所やあの場面がどう描かれるのだろう。映画化される日が今から楽しみです。 -
Posted by ブクログ
やはり今回も興奮しながら頁をめくり読んだ。世界の謎に迫っているような知的好奇心、話のテンポ、展開、優しさ。
非局在型意識:脳はただの受信機で世界に満ちている意識のクラウドに、知識をアクセスに行っている。身体が動くようになるのも、上達したときに得られる知識感覚にアクセスできるから練習を積んでいなくても天才的に身体も動かすことができるようになる説
死について興味があり、なるほどなと思う事も多いが、やはりこの考え方が受け入れられず素直に話に入り込めない時もあったが、それでも話のエンドも含めて素晴らしかった。
ラングドンシリーズもこれで終わりではなく、続けてほしいと切に願う。 -
Posted by ブクログ
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』
今回はこれがテーマ。象徴学者であるおなじみのラングドン教授が、教え子兼友人の科学者であるカーシュに、世界的な発表がなされるという、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館美術館に招待される。
宗教との真っ向からの対立を思わせる魅力的なプレゼンテーションの最中に、カーシュは何者かに殺害される。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館の館長であり、スペイン皇太子の婚約者と、カーシュが発明したAIのウィンストンと、カーシュがプレゼンテーションで明かそうとした内容を、世界に発信し、カーシュの想いを遂げようと、ラングドンは奔走していく。
今回、美術館とその作品が現代もので、とっつきにくいのだけれど、逆にどんなやつ????と疑問が湧いて検索してしまった。ちょっと変わった作品が多く、ウィンストンの説明もあって気になってしまった。ビルバオ・グッゲンハイム美術館に行ってみたくなる。
宗教との真っ向対立を示したカーシュ。それに、カーシュが事前にプレゼンテーションを明かした3人のうち1人という、保守派カトリックのアントニオ・バルデスピーノ司教の怪しい動き。他2人の暗殺。
ただ、面白いのが、結構AIウィンストンのお陰で手を下した犯人はわかっていたり、王宮との繋がりが早々に明らかになったりするのが特徴かも。事件の繋がりそのものも面白いのだけれど、いつもの逃避行サスペンス要素より、カーシュの真相を追うというストーリー性が強いかも。(直近に読んだシークレットオブシークレッツが相当に追われていたせいか?)
カーシュの人となりが館長アンブラ・ビダルによって明かされる人となり、そして、カーシュの自室での新事実。
まだまだわからないことだらけなので、下巻が楽しみである。 -
Posted by ブクログ
ラングドンシリーズのファンなんだが、この作品も面白かった。人類はどこから来たのか、確かに我々は猿人類から進化したのかもしれないけど、じゃあ彼らの出現はどうだったのかって言うのはあまり語られない部分で、特殊創造論か科学による自然発生か人によって信じるものが分かれるゾーンではあると思う。
作中で扱われる芸術作品や実在の街に関する知識は毎回驚かされるし、小説を読むたびに現地に足を運びたくなる面白さがある。
視点を変えるだけで、他人にとっての真実が見えることがあるって言うセリフが終盤に出てくるけど、科学と宗教だけではなく全ての場面において大切にしたい考え方だと思った。
FedExの暗号の意味はなんだったんだろう?