ダン・ブラウンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりのラングドン教授シリーズ。彼はミステリーに登場する数いる探偵たちと一緒で、またしてもとんでもない様な事件に巻き込まれていく。
今回は「意識」と「脳」に関する神秘的科学的ストーリーだが、上巻で一体どんな真実が隠されているのか、今作ヒロインのキャサリンが解き明かしてしまった内容とはなんなのか、を徹底的に読者に突きつけていき、最後まで緊張感のある展開だった。
舞台がチェコのプラハでアメリカ人であるラングドンにはアウェイの中、現地の警察組織に必要以上に追い詰められる。彼らの裏にいる黒幕や、警察官達の内部事情など、様々な困難に見舞われ絶対絶命の中、如何に逃げ切っていくのかがスリリングだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ聖杯の謎に迫る中巻。
聖杯の正体や国を超えた逃亡劇など物語が大きく動き出していく。読んでいた当初はつながりが全くなかったアリンガローサ司祭とファーシュ警部が繋がっていたことやシラスが捕まりラングトン達とともに、イギリスへ向かうという展開など人間関係が入り乱れたことで物語がダイナミックに動き出していて、下巻を読むのがすごく楽しみになりました。”聖杯”が絡んだ歴史をめぐる物語がどうなっていくのかとても楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
ロバート・ラングトン:諏訪部順一
ソフィー・ヌヴー:佐倉綾音
ジャック・ソ -
Posted by ブクログ
上巻、中巻を通して壮大なテーマの割には大味な感じがしていたのだが、それは下巻の終盤に見事に覆される。本書は世界的なベストセラーになり、2009年にはトム ハンクス主演で映画化された。小説は2000年『天使と悪魔』そして、2003年続編の『ダ・ヴィンチ・コード』と続く。このレビューを書いて、早速U-NEXTで映画『天使と悪魔』を鑑賞する。
小説の印象についてサラッと書くと...トム・クルーズじゃあるまいし。縦横無尽に活躍する中年の大学教授が、現実離れしたアクロバットを展開したり、反物質がバチカンを消し去るまで、残り2時間、25分、20分なんだが緊迫感がまるで伝わらなかったこと。最後のドンデン返